ダイ・ハード3
Die Hard: With a Vengeance
監督ジョン・マクティアナン
脚本ジョナサン・ヘンズリー
原作
ロデリック・ソープ
ジョナサン・ヘンズリー
製作ジョン・マクティアナン
マイケル・タッドロス
製作総指揮アンドリュー・G・ヴァイナ
バズ・フェイトシャンズ
ロバート・ローレンス
ロバート・レマー
出演者ブルース・ウィリス
ジェレミー・アイアンズ
サミュエル・L・ジャクソン
ラリー・ブリッグマン
『ダイ・ハード3』(ダイ・ハードスリー、原題:Die Hard: With a Vengeance)は、1995年のアメリカ合衆国のアクション映画。『ダイ・ハード』シリーズの3作目である。 原題のウィズ・ア・ヴェンジェンス(With a Vengeance)は「猛烈に」という意味だが、ヴェンジェンス (Vengeance) のみだと「復讐」という意味になり、作中には両方の意味が隠されている。 引き続きブルース・ウィリスが刑事ジョン・マクレーンを演じた。監督は第1作と同じジョン・マクティアナンである。第1作『ダイ・ハード』では高層ビル、第2作『ダイ・ハード2』では空港と限られた場所を舞台にしていたが、この第3作ではニューヨーク全体が舞台で、街中を駆け回る内容になっている。 また、主人公と極力一緒に行動する相棒がいる、犯人に脅迫されて行動する、舞台は前2作が冬の夜間であったのに対し今作は真夏の昼間である事、それに伴いエンディングも冬のイメージの主題歌であった「レット・イット・スノウ
概要
小説版では映画と異なる結末が描かれているが、DVD「アルティメットエディション」およびBlu-ray通常版の映像特典において、この小説版同様の結末も見ることができる。 ニューヨーク市内で爆弾テロ事件が発生。「サイモン」と名乗る犯人は警察に電話し、休職中であったジョン・マクレーンを指名する。 黒人達が多く住むハーレムの中心部で、「黒ん坊は嫌いだ(I hate Niggers)」というカードを下げさせられたマクレーンは、それを見た黒人ギャング達に暴行を受ける。しかし、近くで家電修理店を経営する黒人の男・ゼウスに助けられ、勝手にしゃしゃり出てきたゼウスを不快に感じたサイモンの指示によって、2人は行動を共にする事を強制される。 第2、第3のテロを防ぐため、マクレーンと巻き添えになったゼウスの二人は、犯人の要求によってニューヨーク中を奔走させられる。やがて、脅迫電話をしている男こそが、マクレーンがかつてナカトミビル事件で殺した主犯・ハンスの兄である、サイモン・ピーター・グルーバーだと判明する。
ストーリー
キャスト
ジョン・マクレーン警部補
演 - ブルース・ウィリスシリーズの主人公で、ニューヨーク市警察の警部補。今回3回目の大規模事件に遭遇する事から予告編では“世界一運の悪い男”と紹介されている。前作の時点ではロサンゼルスに引っ越し、それと共にロス市警に転職していたが、妻のホリーと不仲となったために再び別居しており、家族と別れて単身ニューヨークに舞い戻ってNYPDに復職している。酒浸りになるなどの荒れた生活を送っているようで、上司のコッブや同僚達を心配させており、現在停職中で、本作の冒頭でも朝まで大量に酒を飲んでいたらしく、二日酔いだと言っている。また、停職中のままならば気ままに楽しんで、探偵物のドラマを見るつもりだったと愚痴っている。序盤に弟を殺された恨みからサイモンの指示でハーレムで“黒ん坊は嫌いだ”と書いたプラカードをぶら下げたまま突っ立っている自身の命を案じて注意してきたゼウスと共に事件の調査を行い、結果としてサイモンがかつて自身が死に追いやったテロリストのハンス・グルーバーの兄であることを知り、彼から復讐の標的として狙われると同時に金塊を手に入れるための陽動に利用されることとなる。