ダイヤル110番
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ダイヤル110番
ジャンル
刑事ドラマ
脚本村山俊郎、井手雅人、向田邦子、池田博、布勢博一、松本昭典、大津皓一、赤坂長義、原島正夫、服部弘、下飯坂菊馬、宮川一郎、今戸公徳、山野利一、春日桂太郎、山田正弘、津瀬宏、西島大、服部弘、伏原高司、蓬?泰三、増田耕、藤本義一瀬川昌治清水邦夫、土井行夫、内田栄一小松左京、大川久男、長野洋
演出石橋冠、北川信、高井牧人、中村公一、佐藤孝吉、江守哲郎、大西信義、松村準平、波多腰晋二、小林進、保坂武孝
出演者玉川伊佐男
松村達雄
川辺久造
製作
制作日本テレビよみうりテレビ

放送
放送国・地域 日本
放送期間1957年9月3日 - 1964年9月6日
放送時間#放映曜日・放映時間帯を参照
放送分30分
回数364
特記事項:
モノクロで放送。
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『ダイヤル110番』(ダイヤルひゃくとおばん)は、1957年9月3日から1964年9月6日まで、日本テレビよみうりテレビが制作し、日本テレビ系列にて放映された刑事ドラマ。実際の事件に基づいてストーリーを構成した作品で、「日本で初の刑事ドラマ」とされている[1]
概要

アメリカで1957年に放映された実録刑事ドラマ『ドラグネット(英語版)』にヒントを得て、制作された[1]

ストーリーについては、警視庁による協力のもと、警視庁、警察庁、日本全国の警察署から寄せられた現実の事件などの資料に基づき、構成された[2]。本物のパトカーが使用されたことも評判になった[3]ほか、1958年6月14日には警察庁長官からスポンサーの新三菱重工業へ感謝状が贈られ[注釈 1]1961年9月5日には警察庁長官賞を受賞した[5][1]

オープニングは、警視庁の通信指令室が映った後に係員が受話器を取って「はい、こちら110番」と応じる場面[6]と、「このドラマは、事実に基づいて制作されています」のナレーションから始まる[5]

事件については、血生臭いものだけでなく明るいものや感動的なものなども採用され、お色気は抜きとされた[5]。また、一話完結だけでなく連続ものとしてシリーズ化された作品もあり、「九州シリーズ」「関西シリーズ」「科学捜査シリーズ」「非行少年シリーズ」「もしもあなたがシリーズ」など、銘打たれたものもあった。

主役については設けられず、同じ役者でも役名は回によって違っていたことが主だった[5]。また、視聴率については、当時のベストテンの上位に付けていたことが多かった[5]

提供は、新三菱重工業→理研科学→小野薬品と、一社ずつで変遷し、45分時代は田辺製薬ニッカウヰスキーの2社提供となったが、最後はヤクルト一社提供となった。

緊急通報用電話番号の「110番」を「ひゃくとおばん」と読むのは、本ドラマに由来するという[4]。緊急通報用電話番号が設定されたのは1948年で、当初は番号は地域ごとに不統一であった(東京では1948年より110番であった)が、1954年に全国の緊急通報用電話番号が110番に統一された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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