ダイハツ・アトレー
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この項目では、軽自動車登録のアトレーについて説明しています。普通自動車登録のアトレー7については「ダイハツ・アトレー7」を、2代目の「アトレーデッキ」および6代目の「アトレーデッキバン」については「ダイハツ・ハイゼットデッキバン」をご覧ください。
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アトレー(Atrai)は、ダイハツ工業1BOX車。ハイゼットの乗用グレード(3代目モデル以前、6代目は乗用ワゴン風デザインの軽貨物車扱いで、4代目は貨物モデルのみ発売されたあと、途中で乗用モデル・貨物モデルが併売され、4代目後期と5代目のみ乗用モデルに統一)に当たるが、2代目以降車名上は独立している。

ダイハツ・アトレー
6代目
概要
別名ダイハツ・ハイゼットアトレー(初代)
ダイハツ・アトレーワゴン(4代目・5代目のみ)
スバル・ディアスワゴン(5代目のSUBARU向け)
スバル・サンバーバン(6代目のSUBARU上級グレード向け)
製造国 日本
販売期間1981年-
ボディ
ボディタイプワンボックスカー
駆動方式FR/4WD
系譜
先代ダイハツ・ハイゼットカスタムEX
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概要

もともとはハイゼットの乗用版として1981年に誕生した。後に独立した車種となっているが、現在まで車体(ホワイトボディー)はハイゼットとほぼ共通である。

車種は長らく4人乗りの軽自動車だけであったが、2000年には7人乗り1,300ccの小型車となるアトレー7が登場し、1,500cc以下の7人乗り乗用車としては、スバル・ドミンゴ以来となった。一時期、トヨタ自動車にもスパーキーとしてOEM供給されていたが、2004年で販売を終了した。

アトレーシリーズはハイゼットシリーズとともにダイハツ唯一の関東圏工場である群馬県前橋市のダイハツ車体で生産されていたが、前橋工場が完全閉鎖されることになったため、5代目以降は大分県中津市に新設されたダイハツ車体(現・ダイハツ九州)の大分中津工場で生産を継続している。初代S65系の半数と、アトレー7は本社池田工場で生産されていた。
初代(1981年-1986年)

ダイハツ・ハイゼット・アトレー
ダイハツ・アトレー(初代)
S65V/S66V型
アトレーLX 2WD ハイルーフ 1985年式
概要
販売期間1981年4月?1986年5月
ボディ
乗車定員4名
ボディタイプ5ドア バンロールーフ/ハイルーフ
駆動方式FR/パートタイム4WD
パワートレイン
エンジンAB20型 0.55L 直2
AB55型 0.55L 直2 ターボ
変速機4MT/5MT/3AT
サスペンション
マクファーソンストラット
リジッドアクスルリーフスプリング
車両寸法
ホイールベース1,820mm(2WD)/1,815mm(4WD)
全長3,195mm
全幅1,395mm
全高1,685mm?1,910mm
車両重量675kg?810kg
最大積載量200kg
その他
主なグレードE
G
L
LX (ターボ)
AT
ボディーカラーホワイトインパルス
シルバーメタリック
パークグリーンメタリック
ダークブルーメタリック
チェリーブライトメタリック
ブラックメタリック
他6色
系譜
先代ダイハツ・ハイゼット カスタムEX
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1981年昭和56年)4月 - 5代目ハイゼット(トラック・バン)と同時登場。当時はハイゼット・アトレーの名で発売された。グレードはLタイプ、Eタイプの2グレード。ボディスタイルはハイルーフを基本としているが、Eにはロールーフモデルが用意され、Lは平床、Eのロールーフは低床となる。軽1BOX初のサンルーフ、フルファブリックシート、フロアカーペットなどの装備で、貨物登録ながら乗用ユースを想定している。最大積載量はLが200kg積で、リアサスペンションも2枚リーフに減らすなど、乗り心地を重視している。ボディーカラーに合わせ内装色はグレー系、ベージュ系などがあった。エンジンは4代目以降のハイゼットと共通の直列2気筒SOHCAB20型を搭載していた。

1982年(昭和57年)3月 - 5代目ハイゼット同様、4WDを追加。フロアはすべて平床となる。4WDはタイヤサイズが12インチとなり、パートタイム方式で副変速機を装備。軽自動車初のLSDのオプションが用意されていた。

1983年(昭和58年)10月 - マイナーチェンジ。車名からハイゼットの冠名が外れ、単にアトレーとなる。グレードは、LX、L、Eとなり、それぞれ2WDと4WDを用意。タイヤサイズは2WDでもLXは12インチとなった。すべてハイルーフのみとなり、LXのみサンルーフを選択できた。内装色はパークグリーンメタリック車のみグレー、他はレッドとなる。2WDに5MTを追加し、軽1BOX初のターボ車が追加されたが、インタークーラーは装備されていない。ターボグレード(LX-TURBO)は独立グレードの扱いとされており、カタログも専用カタログだった。外装はアトレー専用フロントグリルとなり、NAがホワイト、ターボがシルバーを採用し、ハイゼットとの差別化が行なわれた。リアフロアが2WD車のみ2段フロアとなり、足元の高さが低床と同じ位置となった(4WD車は平床のまま)。リアシートがヘッドレスト及びアームレスト付でクッションサイズが厚いシートへ変更。シートアレンジが多彩となり、オプションのクッションと合わせフルフラットも可能(5ウェイマルチシート)。12インチホイール装着車両にはフロントディスクブレーキがメーカーオプションとして設定されている。なお、ターボ車にはフロントディスクブレーキは標準装備だった。4WDにフリーホイールハブを採用し、燃費を改善している。またPTOウインチまたはPTO発電機どちらかを4WD車にメーカーオプション設定。4WD-LXにPTO発電機付ハイルーフグレードを設定。2WDにはエンジン直結式発電機をメーカーオプション設定した。

1984年(昭和59年)- グレード見直し。LX-TURBO、LX、Gの3グレードとなる。G以外すべてグレードでサンルーフの選択が可能。4WDに5MTが追加され、G以外すべて5MTとなる。タイヤサイズはG-2WD以外すべて12インチとなる。内装色はボディカラーに合わせ、ブルー、ブラック、レッドを設定。4WD車のリアフロアも2段フロアを採用した。ELR式シートベルトがオプションで選択可能となった。またターボ車にターボインジケーターおよびラジアルタイヤを標準装備した。

1985年(昭和60年)- AT車を追加。グレードはLX-TURBO、LX、G、ATとなる。ATはハイルーフのみでサンルーフは選択できず、2WDのみ。サイドストライプやフルファブリック5ウェイマルチシートなど装備されているものの、ウレタン巻きステアリングや内装トリムなどを省略し、コストアップに配慮した。

2代目(1986年-1994年)

ダイハツ・アトレー(2代目)
S80V/S81V/S82V/S83V型
アトレーデッキ コスミックルーフ
概要
販売期間1986年5月?1994年1月
ボディ
乗車定員4名
ボディタイプ5ドア バンハイルーフ
駆動方式FR
パートタイム4WD
オールタイム4WD
パワートレイン
エンジンEB60型 0.55L
EB70型 0.55L ターボ
EB71型 0.55L ターボ
EF-ES型 0.66L 直3
EF-GS型 0.66L 直3 SOHC(1992年以降のAT車用)
EF-XS型 0.66L 直3 SOHC ターボ
EF-TS型 0.66L 直3 SOHC ターボ
変速機4MT/5MT/3AT


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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