ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン
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ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン (英語: Dynamic General Guardian)[1] とは、バンプレストのコンピュータゲーム作品『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するバンプレストオリジナルスーパーロボットである。略称はダブルG (Double G) 、DGG。
概要

ビアン・ゾルダーク博士がプロジェクトURの元に開発した特殊人型機動兵器の一種。EOT特別審議会が主導する「プロジェクト・アーク」において、クレイドル防衛用の機動兵器として審議会の依頼を受け開発された。コードネームは「ダブルG」。

仕様の異なる機体による施設防衛がコンセプトで、汎用性よりも剣撃戦、砲撃戦など特定分野に特化している。これらを組み合わせ少数精鋭の部隊として運用することを目的としている。全部で4機が存在するが、4号機は劇中未登場。

ダブルGはいずれも特機タイプであり、コスト面ではPTAMのような機体を量産する方が理にかなっていた。しかしEOT特別審議会は、これらダブルGすらも異星人との取引の材料にするつもりで前述の仕様を承認したとされる。一方DC側としては、ダブルGの開発はAMの開発を隠蔽するカモフラージュにもなった。

『α』シリーズでは、1号機と3号機は操縦系にダイレクト・モーション・リンク(DML)を採用する点が共通している。3号機は当初、別種のインターフェイスを搭載していたが、問題発覚により換装された。2号機は馬形態への変形機能を持つためDMLは搭載されず、ヴァルシオンと同じコクピット(システムは同じだが、形状は別)が搭載されていることが『OGs』で判明した。

『OG』シリーズでは1号機と2号機の作業を優先させたこともあり、3号機と4号機は機体仕様こそ決定していたものの、Bフレームの組み上げまでしかなされず、AMシーブズや操縦システムの組み込みは行われていない。その後エアロゲイターとの決戦に備え、ダブルGは4機とも分解され1号機と2号機はアイドネウス島外へ運び出され、シュウ・シラカワの手によってテスラ・ライヒ研究所へと届けられた。3号機はトオミネ博士が密かに回収、4号機は行方不明のままである。
ダイゼンガー

英字武器名称のあるものは北米版『OG』における表記。国内版と北米版『OG』で名前が違うものは(日本版 / 北米版)の順に表記する。

【武神装攻(ぶしんそうこう)ダイゼンガー】

諸元ダイゼンガー
Dygenguar / Dygenguard
ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン
Dynamic General Guardian
形式番号DGG-XAM1
分類ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン
所属クロガネ
開発ビアン・ゾルダーク
製造DC
生産形態ゼンガー・ゾンボルト専用機
全高55.4m
重量142.7t
フレームBフレーム
OSJINK-1
HMIダイレクト・モーション・リンク・システム
駆動システムABMDシステム
武装ダイナミック・ナックル
ゼネラル・ブラスター
ガーディアンズ・ソード
参式斬艦刀
必殺技斬艦刀・電光石火
斬艦刀・大車輪
斬艦刀・牙壊
斬艦刀・雷光斬り
斬艦刀・雲燿の太刀
竜巻斬艦刀・逸騎刀閃
乗員人数1人
搭乗者ゼンガー・ゾンボルト

ビアン博士がアースクレイドル防衛用に製作したDGG1号機。ゼンガー・ゾンボルト専用機として開発されており剣撃戦に特化している。単独飛行が可能で内装火器もダイナミック・ナックル、ゼネラル・ブラスターなど特機系の技術の粋を集めた機体。特に『OG』シリーズではDC側に渡ったグルンガスト零式がこれらの武装に影響を与えている。

テスラ研においては、ロブのアイディアでさらにG・インパクトステークやネオ・チャクラムシューターの装備が予定されていた。ただしほとんどの作品ではこれらの武器を使用せず、グルンガスト参式の参式斬艦刀のみを頼りに戦う。

人工筋肉を使用し、DMLにより搭乗者の動きがトレースされる。刀などの武器は手持ち式のHSコントローラによって操作する[2]

劇中でゼンガー自身が「武神装攻ダイゼンガー」と命名。なお「ダイゼンガー」(大きいゼンガーの意)の名称はプロデューサーの寺田が5秒で思いついた名称であったが、それ以上の妙案が無くそのまま決定となった。もっとも、それでは余りにも安直だったため「ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン(Dynamic・General・Guardian)」の略称と設定された[3]。「DGG」は寺田の師匠格にあたる人物、「武神装攻」は当時の部下による考案[4]
武装

参式斬艦刀 (Type 3 Colossal Blade)
グルンガスト参式の斬艦刀を継続して使用。本来の正式武装ではないが、使いこなしている。通常は日本刀の形だが、液体金属ゾル・オリハルコニウムを纏わせてることで刀身を変形させることができ、必殺技使用の際には形状が鉈状や巨大な両刃剣に変化し、鍔や柄の形状や長さもそれらに応じて変化する。
ダイナミック・ナックル (Dynamic Knuckle)
グルンガストシリーズのブーストナックルと同じくロケットパンチで、ATS(自動追跡システム)を搭載し、パイロットによる手動操作も可能。設定画の肘部分にスラスターが確認できる。『OG外伝』から使用可能。『第2次OG』では、敵機に当たった後に腕が錐揉み回転して貫く描写になっている。
ゼネラル・ブラスター (General Blaster)
グルンガスト零式のハイパー・ブラスターと同様、重力場による仮想砲身から発射される熱線。両肩の外装の下に超大型のレンズが見て取れる。『OG外伝』から使用可能。
ガーディアンズ・ソード (Guardian Sword)
斬艦刀よりもやや小振りな片刃の剣で、取り回しは軽い様子。刀身がGの形になっている。『OG外伝』のみ使用可能。『第2次OG』以降は武装から外されたが、これは修羅の乱の際に内蔵武器を復活させた際、使用の際に通常のTC-OSへの切り替えを伴うという制約の反省から封印戦争時に根本的な再調整を実施。内蔵武器と斬艦刀を併用できるようになり、その代わりに斬艦刀と役割の重複してしまう本装備が廃止されたことが理由。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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