ダイアクリティカルマーク
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ダイアクリティカルマーク
アキュート´
ダブルアキュート?
グレイヴ`
ダブルグレイヴ ̏
ブレーヴェ?
倒置ブレーヴェ ̑
ハーチェク?
セディーユ¸
サーカムフレックスˆ
トレマ / ウムラウト¨
チルダ˜
ドット符号˙
フック ̡
フック符号 ̉
ホーン符号 ̛
マクロン¯
オゴネク?
リング符号?
ストローク符号 ?
コンマアバブʻ
コンマビロー,
無気記号?
非ラテン文字
シャクル 
シャッダ ّ‎
ハムザ?‎
キリル文字 
ティトロ ҃
ヘブライ文字 
ニクダー ִ‎
ブラーフミー系文字 
アヌスヴァーラ ं‎
ヴィラーマ ्‎
日本語 
濁点
半濁点

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ダイアクリティカルマーク(フランス語: signe diacritique, ドイツ語: Diakritisches Zeichen, 英語: diacritical mark)[1][2][3][4]または、発音区別符号(はつおんくべつふごう、: Diacritique, : Diakritikum, : Diacritic)[1][5][6]は、ラテン文字などの文字が同じ字形であっても発音が区別される場合に、文字に付ける記号のこと。
概要

日本語では、次のように訳されることもある。

区分符号(区分記号

補助符号(補助記号)

区別的発音符(区別的発音符号・区別的発音記号)

読み分け符号(読み分け記号)

分音符(分音符号・分音記号)[7]

学術用語集 言語学編』では訳語として「補助記号」または「識別記号」が提案されている[8]日本語の文字における同様の記号として、濁点半濁点がある。

ダイアクリティカルマークが付いた文字の、付かない文字からの独立性の度合いは様々である。言語によって、正書法・標準表記の扱いによって、印刷によっては付けなくてもよいもの、必ず付けなくてはならないもの、付けられない場合は代替の手段をとることが決まっているもの、方言(地域、国等)によって付け方が異なるものなどがある(ローマ字表記された日本語においても、しばしば長音記号が省略されるが、省略された際には厳密な発音の判別が困難となる場合がある)。名称も、独立した名称のあるものとそうでないものとがある。また、辞書の順序では、ダイアクリティカルマークがない場合と同じ場所に並べられるものと、独立した位置が決まっているものとがある。

ラテン文字における主なダイアクリティカルマークの用途は、文字の音価の変更である。英語の例では、naiveやNoelなど外来語表記の場合のトレマ(分音符、「¨」)による分音(トレマ付きの母音はその前の母音とは分けて発音される)や、アキュートグレイヴなどのアクセント符号(sakeなどのように特に語尾において母音を発音することを示す)がある。他のラテン言語では同音異義語を区別する場合(フランス語のlaとla)に使用される例もある。ゲール文字では子音に付加され子音弱化を示す。

他のアルファベット体系では、ダイアクリティカルマークが他の機能を示す場合もある。アラビア語におけるシャクル発音記号)の母音記号(ハラカ)や、ヘブライ語におけるニクダーが母音や声調を表示する。ブラーフミー系文字ヴィラーマやアラビア語のスクーンは母音がなく子音だけで発音することを示す。ヘブライ語では韻律(朗読の際の節回し)を示す記号もある。初期キリル文字ティトロ略語頭字語を示す。タイ文字中国語のローマ字表記である?音では、音節の声調が表示される。満州文字圏点もこれに類似したものといえる。
コンピュータ

コンピュータ処理では、ダイアクリティカルマークのついた文字に独立した文字コードを与えているもの(ISO/IEC 8859UnicodeJIS X 0213など)が多いが、別の方法として、親字の前または後に特殊なコードを置くことによって表記する方法がある。前に置く例としてはISO/IEC 6937があり、後に置く例としてはUnicodeでCombining Diacritical Marksと呼ばれる一連のコード(U+0300からU+036Fまで)がある。また、ダイアクリティカルマークの日本語表記、ザ?、ジ?、ズ?、ゼ?、ゾ?(単独では表示できない)がある。
種類と例

概要には主要な言語だけを挙げた。ここではラテン文字におけるダイアクリティカルマークの種類を挙げる。各記号の詳細については、それぞれの項目、さらに各言語の項目を参照のこと。

なお、言語名の後にカッコつきで示した綴りは、その言語におけるその記号の名称である。

種類例概観
ウムラウト
Umlauta, o, u文字の上に小さく書かれていたeの字が起源である。伝統的には例示した3種類だけで、ウムラウト現象によって前舌化した母音価を表す。ドイツ語(Umlautzeichen)やスウェーデン語で使うほか、o, uは前舌円唇系の母音をもつ多くの言語で使用。中国語?音ではuだけが用いられる。
ダブルアキュート
Double acute?, ?ハンガリー語独特の記号で、ウムラウト記号の長音を意味する。
トレマ
Tremae, i, u, y見た目はウムラウトと同じ。フランス語(trema)、スペイン語(crema, dieresis)、ギリシャ語(δια?ρεσι?)などで、連続した母音字のどちらかに付けて、発音のルールを変更させるもの。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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