ターラカー
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ターラカー(Tārakā)は、インド叙事詩ラーマーヤナ』に登場するヤクシニー。スンダの妻。マーリーチャの母。

子供のないことを嘆いたヤクシャ族のスケートゥがブラフマー神に授けてもらったとされ、山のような体躯と、千頭の象に匹敵する力を持つ。ターラカーは夫スンダが聖仙アガスティヤに滅ぼされたことをうらんで、マーリーチャとともに復讐しようとしたが、逆に呪われて醜悪な女怪に変えられた。

またターラカーはガンジス河とサラユ河の合流地点近くにあった2つの都市マラダとカルーシャを滅ぼし、その跡地にできた森林に棲んでいた。

後にターラカーは聖仙ヴィシュヴァーミトラに導かれてやってきたラーマラクシュマナと戦いになった。ターラカーは岩や石を空に巻き上げて、石つぶてとし、ラーマたちを攻撃したが、女性を殺すことをためらったラーマによって両腕を、またラクシュマナによって鼻と耳を切り落とされた。しかしターラカーは怯まなかったため、最後はラーマの矢によって討ち滅ぼされた。
関連項目

スンダ - 夫

マーリーチャ - 子










ラーマーヤナ
登場人物

イクシュヴァーク王家

ラーマ

ラクシュマナ

シーター

バラタ

シャトルグナ

ダシャラタ

カウサリヤー

カイケーイー

スミトラー

ジャナカ

マンタラー

ヴァナラ
ハヌマーン

スグリーヴァ

ヴァーリン

アンガダ

スシェーナ

ガンダマダン

ナラ

ニーラ

ターラー

ジャーンバヴァット

オンコット

ラークシャサ
ラーヴァナ

クンバカルナ

ヴィビーシャナ

カラ

シュールパナカー

マンドーダリー

インドラジット

アクシャ

クムバ

ニクムバ

ヴィディユッジフヴァ

サラマー

トリジャター

ニクムビラー

鳥族
ガルダ

サムパーティ

ジャターユ

その他の登場人物
アガスティヤ

アナスーヤー

ヴァシシュタ

ヴァールミーキ

ヴィシュヴァーミトラ

カバンダ

ターラカー

マーリーチャ

メーナカー

ラムバー

リシュヤ・シュリンガ


地名
アヨーディヤー

ミティラー

ダンダカの森

キシュキンダー

ランカー島

挿話
 乳海撹拌

ガンガーの降下

アハリヤー

トリシャンク

サガラ

バギーラタ

派生文学
ラグ・ヴァンシャカーリダーサ作)

ラーヴァナヴァダ(ラーヴァナの殺戮, バッティ作)

マハーヴィーラチャリタ(大武勇の行状, バヴァブーティ作)

ウッタララーマチャリタ(ラーマ王の後日物語, バヴァブーティ作)

バーララーマーヤナ( ラージャシェーカラ作)

ラームチャリトマーナス(トゥルシーダース作)

ラーマキエン

宝物集

関連項目
インド神話

ヒンドゥー教

アヴァターラ

マハーバーラタ

インド文学

古式ムエタイ

ケチャ

アダムス・ブリッジ

バヌバクタ・アーチャーリャ

ラヴィ・ヴァルマ


カテゴリ

コモンズ




更新日時:2016年6月14日(火)01:13
取得日時:2018/12/25 15:44


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