ターミネーター4
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ターミネーター4
Terminator Salvation

監督マックG
脚本ジョン・ブランケート
マイケル・フェリス
原作キャラクター創造
ジェームズ・キャメロン
ゲイル・アン・ハード
製作デレク・アンダーソン
ヴィクター・キュビチェク
ジェフリー・シルヴァー
モリッツ・ボーマン
製作総指揮アンドリュー・G・ヴァイナ
出演者クリスチャン・ベール
サム・ワーシントン
アントン・イェルチン
ムーン・ブラッドグッド
ジェイダグレイス・ベリー(英語版)
ブライス・ダラス・ハワード
コモン
ジェーン・アレクサンダー
ヘレナ・ボナム=カーター
音楽ダニー・エルフマン
撮影シェーン・ハールバット
編集コンラッド・バフ
製作会社ハルシオン・カンパニー
ワンダーランド・サウンド・アンド・ヴィジョン
配給 ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
コロンビア ピクチャーズ
ソニー・ピクチャーズ
公開 2009年5月21日
2009年6月13日
上映時間114分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$200,000,000[1]
興行収入 $371,353,001[1]
$125,322,469[1]
33.2億円[2]
前作ターミネーター3
次作ターミネーター:新起動/ジェニシス
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『ターミネーター4』(原題: Terminator Salvation)は、2009年のアメリカのミリタリーSFアクション映画。監督はマックG、脚本はジョン・ブランケートとマイケル・フェリスが務めた。「ターミネーター」シリーズの第4作目であり、『ターミネーター3』(2003年)の続編であると同時に『ターミネーター』(1984年)の前日譚でもある。主演はクリスチャン・ベールサム・ワーシントンで、アントン・イェルチンムーン・ブラッドグッドブライス・ダラス・ハワードコモンマイケル・アイアンサイドヘレナ・ボナム=カーターらが出演している。これまでの作品とは異なり、本作は2018年を舞台にした終末論的映画である。ベールはレジスタンスの戦士にして中心人物でもあるジョン・コナーを、ワーシントンはサイボーグのマーカス・ライトを演じる。イェルチンは『ターミネーター』で初登場した若き日のカイル・リースを演じ、T-800ターミネーターの起源を描いている。

ハルシオン・カンパニーがアンドリュー・G・ヴァイナマリオ・カサールから権利を獲得し製作され、2009年5月21日、北米ではワーナー・ブラザース・ピクチャーズから公開された。本作は全世界で3億7,100万ドル以上の興行収入を記録したものの、賛否両論の評価を受けた。『ターミネーター4』は「ターミネーター」2度目の3部作の第1作目となる予定だったが、ハルシオン・カンパニーが破産を申請したため、続編の製作は中止となった。2012年にフランチャイズ権が売却された結果、予定されていた新たな3部作の第1弾としてリブート作品である『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)が製作された。
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2019年9月)(使い方

プロローグ
2018年[注釈 1]。地球上のあらゆる都市が、人類に反旗を翻した超高性能コンピューターネットワーク「スカイネット」による核攻撃を受けた「審判の日(ジャッジメント・デイ)」後の荒廃した世界。スカイネット率いる機械軍は、いよいよ人類に対する最後の総攻撃を仕掛けようとしていた。
序盤
「審判の日」を生き延び、レジスタンスの部隊長となったジョン・コナーは、スカイネット研究所での機械軍との抗戦のさなか、スカイネットが人々を生け捕りにし、生体細胞を複製しようとしている事実を掴む。スカイネットはついに、民間潜入型ターミネーター「T-800」の開発に着手していたのだ。同じ頃レジスタンス本部では、アシュダウン将軍ら司令部がスカイネット総攻撃の計画を企てていた。ジョンはその目的が、スカイネットが秘密裏に遂行しようとしている「暗殺リスト」の阻止にあると知る。だが、そのリストには自分の名前だけではなく、最重要ターゲットとして「カイル・リース」の名前があったのだった。一方、ロサンゼルス郊外の荒れ野原でひとりの男が目を覚ました。男の名はマーカス・ライト。目を覚ます前の記憶を一切を失っていたマーカスは荒れ果てた光景に驚きを隠せない。間もなく汎用殺人型ターミネーター「T-600」に遭遇。マーカスは窮地に陥ってしまう。だが、その場に居合わせた孤児の少年に命を救われる。同じく孤児で、口が利けない少女スターと共に戦禍を生き延びてきたその少年こそが、彼自身がスカイネットの最重要ターゲットにして、後にジョンの父となるカイル・リースだった。
中盤
彼らと行動を共にすることになったマーカスは、ある晩短波ラジオでレジスタンスの決起放送を耳にする。「君たちは決して孤独ではない」。そう呼びかけているのは、密かに人々の間で「救世主」として伝説となっているジョン・コナーの声だった。カイルに抵抗軍のことを聞いたマーカスは、カイルとスターを連れてジョンの元へと急ぐ。
キャスト詳細は「ターミネーターの登場人物」を参照

※括弧内は日本語吹替

ジョン・コナー - クリスチャン・ベール檀臣幸

マーカス・ライト - サム・ワーシントン東地宏樹

カイル・リース - アントン・イェルチン内山昂輝

ブレア・ウィリアムズ - ムーン・ブラッドグッド朴?美

スター - ジェイダグレイス・ベリー(英語版)

ケイト・コナー - ブライス・ダラス・ハワード林真里花

バーンズ - コモン宮内敦士

セレーナ・コーガン - ヘレナ・ボナム=カーター坪井木の実

ヴァージニア - ジェーン・アレクサンダー有田麻里

アシュダウン将軍 - マイケル・アイアンサイド辻親八

ロシェンコ将軍 - イヴァン・グヴェラ(水内清光

T-800 - ローランド・キッキンガーアーノルド・シュワルツェネッガー

サラ・コナー(声) - リンダ・ハミルトン(クレジットなし)(佐々木優子

スタッフ

監督 -
マックG

製作 - デレク・アンダーソン/ヴィクター・キュビチェク/ジェフリー・シルヴァー/モリッツ・ボーマン

製作総指揮 - アンドリュー・G・ヴァイナ

脚本 - ジョン・D・ブランケート/マイケル・フェリス/デヴィッド・キャンベル・ウィルソン

脚本協力(ノンクレジット) - ポール・ハギス/ショーン・ライアン/ジョナサン・ノーラン

VFX - ILM/カーナー・オプチカル/アスライム/イメージワークス・インディア

作品解説

本作に関して、ジェームズ・キャメロンがアドバイスを与えたという報道が一部にあったが、キャメロン本人はこの報道を否定している[3]。ただし、McGは完全に非公式な物と断った上で、キャメロンに個人的に相談をしてアドバイスを貰ったことと、サム・ワーシントンの起用は既に『アバター』の主演に抜擢していたキャメロンの推薦による物だったことを明かしている。

第1作からシリーズ全作で特殊メイクを担当したスタン・ウィンストンは撮影中の2008年6月15日に他界したため、ウィンストンの遺作となった。マックG監督はエンドクレジットで本作品をスタン・ウィンストンに捧げている。
T-800の試作品

シュワルツェネッガーとキッキンガーが今回、CGにて演じたT-800は試作品であり、T1、T2で登場するT-800とは異なる。試作品といってもT-600などの旧式のターミネーターとは違って動きが非常に人間的であり、暴走するT-600を素手で破壊するほどの攻撃力を保有している、変声装置を使って標的をおびき寄せる等の知能を持ち、作品の舞台となる2018年では最新鋭の高性能ターミネーターである。

このT-800は2018年にはこのたった一体のプロトタイプしか製造されておらず、劇中で見られた生産ラインで製造されていたのはその前身であるT-700である。本作でジョン・コナーの手によってターミネーターの生産工場が爆破されたため、T-800量産計画が8年も遅延することになった。これに関連して、劇中でジョンがT-800の開発時期について「予想以上(サラから聞いていたよりも早い)」と呟くシーンがあるが、これは歴史が変わったわけではない。前述の生産工場爆破によってT-800量産化が遅れたという歴史を、カイルが「2026年に量産化された」とだけサラに伝えたことによって生じた誤解であった。

なお、「T3」にてジョンはT-800の顔に愛着があるということが判明しているが、今作ではT-800には躊躇なく銃撃をしている。これは、「T3」でT-850から「ジョンはT-800の顔に愛着があり、彼の暗殺には(T-800の顔と酷似した顔をした)私が選ばれた」と聞かされていたため、ジョンがT-800に動揺しなくなったためとされる。なお、シュワルツェネッガーが演じたT-800が、敵として登場するのはT1以来となる。
T3との関連性

本作は公開までT3とは無関係であると一部メディアで報じられてきたが[注釈 2]、ジョンの妻が前作に登場したケイトである点、ケイトが前作で獣医だった経験を活かして本作でも医療関係の仕事で抵抗軍をサポートしていること、最後にまたケイトがジョンとの子供を産むことになると前作でターミネーターが語っていたが、本作でのケイトは妊娠していること等から、本作は事実上『T3』の続編といえる。ジョンが『ターミネーターの動力源に誘爆性があること』を知っている点、前作に登場したT-1の登場、また本作品のプロローグが2003年(T3における「審判の日」の前年)から始まることも共通している。また、公式サイト(日本)においては本作の舞台は"「審判の日」から10年後"の2018年であるとされていて『T3』の設定(「審判の日」は2004年)とは矛盾が存在するが、公式サイト(米国)においては10年後という記述は無く、更に"Skynetは14年前に自我に目覚めた"との明示的な記載もあることから、「審判の日」に関するT3との整合性はとれている。ただし映画本編においては、「審判の日が何年に起きたか」という具体的な説明は無い。

スカイネットセントラルにおけるT-800との交戦で、ジョン・コナーが溶けた鉄を浴びて灼熱化したT-800に頬を引っかかれて火傷を負うシーンがある。この負傷による傷跡はT2、T3においてわずかに描写された、未来のジョン・コナーの容姿へリンクしている。
『サラ・コナー クロニクルズ』との関連性

本作撮影前にターミネーター2の後日譚という設定でTVシリーズのターミネーターサラ・コナークロニクルズの製作が発表されたが、McG監督が示唆するに、このTVシリーズと『T4』とは無関係である[4]
音楽

予告編で使用された曲はナイン・インチ・ネイルズのアルバム『ザ・フラジャイル』収録の「ザ・デイ・ザ・ワールド・ウェント・アウェイ」のリミックス・ヴァージョンである。
製作

シリーズを通じてターミネーター(T-800・T-850)役を演じてきたシュワルツェネッガーは、2003年のT3公開直後、カリフォルニア州知事に就任して俳優業を休業した。タイトルロールを失ったシリーズは続行不可能とされていたが、T3製作総指揮のモリッツ・ボーマンがハルシオン・カンパニーと提携し、2007年にシリーズの権利を獲得した。

2007年当時はT3のジョナサン・モストウ監督、および知事職が2期目に入ったシュワルツェネッガーも作品への関与に肯定的だったが、ロケ地をめぐる意見の相違により両方が降板。


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