ターザン
Tarzan
監督ケヴィン・リマ
クリス・バック
脚本タブ・マーフィ
『ターザン』(Tarzan)は、1999年に公開されたウォルト・ディズニー・カンパニー製作のアニメーション映画のタイトル、及び主人公の名称。エドガー・ライス・バローズの小説『ターザン』を元に製作された。日本では、ディズニー長編アニメーションとしては最後のレーザーディスク版発売作品となった。 親が海上で事故に遭いアフリカの密林のジャングルに残されていた赤ん坊。その赤ん坊を助けた雌ゴリラのカーラは、その子をターザンと名づけて大切に育てる。ターザンがゴリラと人間という容姿や能力の違いから、仲間から孤立し傷ついていてもカーラはそっと励ました。 ターザンはお調子者のゴリラのタークや、心配性の象のタントーと仲良くなり、ジャングルで生き残る術を身につけながら成長する。たくましくなり、大人になったターザンは凶暴なヒョウのサボーを倒すまでに成長した。 そんな中、ジャングルに鋭い銃声が響き渡る。ターザンは初めて自分と同じ「人間」の女性、ジェーンと出会い、自分の知らない新しい世界がある事を知る。 役名俳優日本語吹替
目次
1 ストーリー
2 登場キャラクター
3 キャスト
4 主題歌
5 備考
6 ゲーム
7 ディズニーパーク
7.1 アトラクション
7.2 エンターテインメント
8 脚注
9 外部リンク
ストーリー
登場キャラクター
ターザン(Tarzan)
本作の主人公で人間の子供。生まれて間もなく両親をサボーに殺され、カーラに命を救われる。カーラの夫であるカーチャックに息子と認められず寂しい想いをしながらも、カーラの愛情を受け、誠実で幼少の頃からジャングルを駆け巡ったことで、たくましく運動神経抜群な青年に成長していく。ジャングルで初めて見つけた人間、ジェーンに興味を持つ。大人になった後、カーラと二人でかつて両親と暮らした家に行き、両親と赤ん坊の頃の自分が写っている写真を見た時に実の両親がいたことを初めて知る。
ジェーン・ポーター(Jane Porter)
本作のヒロイン。父のポーター教授と共にアフリカのジャングルにゴリラの研究に同行してきたひょうきんで心優しい女性。ジャングルでヒヒの群れに襲われ、危ないところをターザンに救われる。野生的でまっすぐな彼に次第に惹かれていった結果、イギリスへ帰らずにジャングルに残った。
カーラ(Kala)
ターザンを育てたメスゴリラ。ターザンの良き理解者であり、育ての母。夫であるカーチャックとの間に生まれた子供をサボーに殺された辛い過去があり、子供を失った傷心の中、とある大木に建てられた家を見つけ、生まれて間もないターザンと出会い、身を挺してサボーから守り抜いた。夫であるカーチャックが人間であるターザンをなかなか息子と認めようとしなかったが、自分の愛情を与え、ターザンを育てた。
アルキメデス・ポーター教授(Professor Archimedes Q. Porter)
ジェーンの父。陽気で茶目っ気たっぷりの探検家でジェーンの父親。その人柄からか動物達にも自然に馴染める。娘想いの好々爺。イギリス行きの船の船長には「ポーター親子はジャングルで行方不明になった事にするように」と伝え、娘と共にジャングルに残った。
カーチャック(Kerchak)
ジャングルのゴリラの群れのリーダーで、カーラの夫。屈強なオスゴリラ。妻であるカーラとの間に生まれた子供をサボーに殺された辛い過去がある。当初は種族の違うターザンをなかなか息子と認めようとしなかったが、クレイトンに銃で撃たれ、ターザンに「みんなを守れ」と言い残し、彼を息子と認めて安らかに力尽きた。
ターク(Terk)
ターザンの親友のメスゴリラ。幼い頃は人間のターザンをからかい、仲間外れにしていたが仲間想いでまっすぐなターザンの行動に考えを改め、一番の親友となる。若いゴリラ達のリーダー的な存在。
タントー(Tantor)
ターザンの親友の象。体は大きいが臆病者で、「ピラニアに襲われるから」という理由で水を怖がり、象の毛を狙うターザンをピラニアと見間違える。ターザンと共に過ごして行く中で勇敢に成長していく。
サボー(Sabor)
本作のディズニー・ヴィランズ。ジャングルに住む凶暴な豹。ターザンの両親やカーチャックとカーラの子供の命を奪った、ターザン達にとっては家族の仇と言うべき存在。ターザンの両親を殺した後、カーラと当時赤ん坊だったターザンに襲いかかるが、そのまま取り逃がしてしまう。後に成長したターザンと壮絶な闘いを繰り広げ、その激闘の末に死亡。
ジョン・クレイトン(John Clayton)
もう一人のディズニー・ヴィランズ。ポーター教授の旅にボディガードとして同行してきた不可解な行動が多いハンター。憎めないところもあるが、生粋のハンティングマニアで、動物や自然に対する情は一切持ち合わせていない。実は旅に同行した真の目的はゴリラを生け捕りにし、ヨーロッパで1頭300ポンドで売り飛ばすことであった。最期はターザンと一騎討ちになった際、彼に木のツタで動きを封じられるも、それに抵抗してむやみに鉈でツタを切ったことにより木から落下、ツタが首に絡まり縊死するが、遺体の消息は不明。
ターザンの両親
ターザンの実の父と実の母。嵐によって炎上した船から降り、身を挺して当時赤ん坊だった息子のターザンを守った。ジャングルに漂着した後、二人でターザンが気に入ったとある大木に家を建てて、家族一緒に暮らしていたが、ターザンを残したまま、サボーに殺されてしまう。
カーチャックとカーラの子供
両親であるカーチャックとカーラの子ゴリラ。カーチャックとカーラに育てられていたが、夜更かししてカエルを追いかけてる最中、サボーと鉢合わせて逃げるが、非情にも両親の目の前で喰い殺されてしまった。
キャスト
ターザントニー・ゴールドウィン金城武[3]
ジェーン・ポーターミニー・ドライヴァーすずきまゆみ
カーラグレン・クローズ藤田淑子
タークロージー・オドネル土居裕子
ジョン・クレイトンブライアン・ブレスド銀河万丈
アルキメデス・ポーター教授ナイジェル・ホーソーン大木民夫
カーチャックランス・ヘンリクセン内海賢二[4]
タントーウェイン・ナイト玄田哲章