ターザン・シリーズの登場人物と用語
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ターザン・シリーズの登場人物と用語(ターザン・シリーズのとうじょうじんぶつとようご)では、小説『ターザン・シリーズ』に登場する架空の人物、種族、国家や地域、一部の用語について説明する。
ターザンと関係者、オパル人

ターザンの家族(グレイストーク家)とジェーンの家族(ポーター家)、及びその友人や、繰り返し登場するキャラクターなど。
ターザン「ターザン」も参照

本名はグレイストーク卿ジョン・クレイトン。イギリス貴族のグレイストーク卿ジョン・クレイトンの息子で、命名される前に両親が死亡したため、父の名を受け継いだ。生年は1888年、もしくは1889年

幼少期にアフリカのジャングルで両親を失い、雌の類人猿カラによって育てられた。成人する頃には超人的な戦士に成長し、ナイフ(とロープ)だけでライオンを仕留めている。好物は生肉で、文明化してからもその嗜好は変わらない。

父の残した絵本、書物によって英語(活字体)を覚えたが、会話はできなかった。最初に覚えた口語はフランス語(最初に言葉を教わったのが、フランス海軍のポール・ダルノー中尉だったため。なお、ダルノーからは剣技も習得した)。以後、ラテン語アラビア語ドイツ語の他、スワヒリ語などアフリカ原住民の方言なども習得する。

文明より野性を好み、アフリカの領地で生活しており、その中心にグレイストーク農場(あるいはグレイストーク・バンガロー)と呼ばれる住居を構えている。配下に黒人部族のワジリ族がいる。また、アフリカにはアトランティス文明の植民地に末裔のオパル人が住んでおり、ターザンはそこに秘匿された財宝を何度か取りに行っており、それがターザンの財源となっている。2巻に跨る冒険の末、ジェーン・ポーターと結婚するが、冒険に繰り出す事はやめなかった。しかし、『石器時代から来た男』では、引退後の姿が見られる。

第10巻『ターザンと蟻人間』(1924年)までは家族が登場していたが、それ以降は影が薄い。『ターザンと黄金都市』(1932年)では、投獄された際、自由に思いを馳せ、カラ、タントル(象)、ジャド・バル・ジャとザ、ンキマを連想したが、肉親や人間の友人については一顧だにしていない[1]
ターザンの変名

ターザンは必要に応じ、以下の変名を使い分けている。また、他人から付けられた異名も紹介する。
ジャン・C・ターザン
第2巻にて。グレイストーク卿を名乗れない段階で使用(J・C・ターザン、J・C・Tとも)。
ジョン・コールドウェル
第2巻の中盤にて。フランス政府の
スパイとして活動している際、上記の名前以外を使う必要があり、使用。
ワジリ
第2巻後半にて。ワジリ族の前酋長が戦死し、ターザンが後継者に指名された際、名前も世襲した(ただし、第2巻のみの使用に留まる)。
ビッグ・ブワナ
第4巻『ターザンの逆襲』にて。本来は、部下のワジリ族が「大旦那さま」と呼びかけたものだが、拾われたばかりのメリーム(第4巻のヒロイン)が聞きつけ、以後もその名称で彼を呼んだ(本文中でも使用。彼の名前を読者に伏せる効果がある)。
ムナンゴ・キーワチ
第5巻『ターザンとアトランティスの秘宝』にて。ムボンガ族がターザンにつけていた呼び名。偶然助けたまじない師から明かされた。「森の神ムナンゴ・キーワチ」とも呼んでいた。
ターザン・ジャド・グル
第8巻『恐怖王ターザン』にて。パル・ウル・ドンの言語で「恐ろしい男ターザン」、もしくは「恐怖の王者ターザン」の意味。
ジャド・ベン・オソー
第8巻にて。本来はパル・ウル・ドンの神の息子の名前。ターザンが一計を案じ、その名を騙った。
ズアンスロル
第10巻にて。ミヌニ人の言語で「巨人」の意味。彼らは身長50センチほどで、ターザンがその4倍程度のため、そのあだ名がついた。縮小され、捕虜となった際は喋れないふりをしたので、そのままズアンスロルと呼ばれ続けた。
バスモア卿
『ターザンと呪われた森』にて。悪漢一味の目を掻い潜る際に使用。
ターザンのニセモノ、ソックリさん

ニセモノとソックリさんは、その組み合わせで以下の3パターンが存在する。
顔も体格もソックリなニセモノ(ターザンを偽称)。

顔も体格もソックリだが、別人であることを明確にしている。

顔は似ていないが体格は似ており、ターザンを偽称している。

エステバン・ミランダ
第9巻『ターザンと黄金の獅子』に登場。1.に該当。容貌に目をつけられ、ニセモノとしてスカウトされた。職業は俳優(端役)。
スタンレー・オブロスキ
『ターザンとライオン・マン』に登場。2.に該当。似ていたのは偶然。職業は駆け出しの俳優だが、主役(
野生児役)に抜擢されている。以前の経歴は、マラソンの世界チャンピオン。むしろ、本作ではターザンがオブロスキになりすましている(周囲の誤解を解こうとしなかったため)。
ターザンだと思い込んでいる男
『ターザンと狂人』に登場。3.に該当。
ターザンの家庭

ターザンの妻と息子夫婦、孫。
ジェーン・ポーター(ジェーン・クレイトン)
アメリカ人。第1巻のヒロインで、第2巻の最後でターザンと結ばれた。第10巻までのうち、登場しないのは第6巻のみ(ジェーンと出会う前のエピソードのため)。他に、外伝的作品『石器時代から来た男』にも登場。ヒロインを務めるのは、第1巻~第3巻、第5巻、第8巻、第9巻。第4巻では、メリームからは「マイ・ディア」と呼ばれている(ターザンがジェーンに「マイ・ディア」と呼びかけたため)。当初は勝気ながらも、ジャングルの生活知識はなかった。第7巻『野獣王ターザン』では死亡したと思われたが、終盤で生存が確認された。第8巻では異境パル・ウル・ドンで虜囚となっており、ジャングルでの自活が可能なほど適応している。第9巻では、ターザンを「ジョン」と呼んでいる
[2]。第10巻以来、久しぶりに『ターザンと女戦士』(1936年?1937年)で登場した際は「妻」としか表現されておらず、また極めて短い出番しかなかった。
ジャック・クレイトン(コラク)
ターザンとジェーンの息子。『石器時代から来た男』第1部で初登場。赤ん坊時代の第3巻『ターザンの凱歌』では、誘拐の憂き目に会う。父親譲りの気性で、第4巻では主役を務める。第8巻では、両親を救うため、単身パル・ウル・ドンへ乗り込んだ。第9巻、第10巻にも登場するが、留守番役に留まる。コラクとは、類人猿の言葉で「殺し屋(キラー)」を意味する。彼に敬意を表し、類人猿アクートが名づけた(ジャックという名前にアクートが馴染めなかったためでもある)。
メリーム
第4巻のヒロイン。冒険の末、ジャックと結ばれる。アラブ人の族長の娘(実際は養女)として虐待されて育ったが、本来はフランス王家に繋がる血統(本名はジャンヌ・ジャコー)で、7歳の時に族長に誘拐されていた(彼女の実の父が、凶悪犯のアラブ人、アキム・ベン・ホーディンを逮捕し、裁判の結果、死刑となったため、その復讐として誘拐・虐待されていた。アキムは族長の実弟)。なお、第4巻の開始は、その3年後に設定されている。族長の手からコラク(ジャック)に救われ、彼とアクートとの3人でジャングル生活を一年送った後、誘拐を経てビッグ・ブワナとマイ・ディアの夫婦に育てられる。愛情に飢えていたため、手作りの不恰好な人形(ジーカ)に愛情を注いでいた。再登場は第10巻。名前だけは第9巻[3]にも登場。
コラクとメリームの息子
第10巻に登場。名前は不明。
ターザン一家の家系、友人、関係者
グレイストーク卿ジョン・クレイトン(先代)
ターザンの父親。イギリス貴族。
アリス・ラザフォード
ターザンの母親。結婚時は10代で、死亡時でも最大で20歳。
カラ
創元版ではカーラ。ターザンの養母で類人猿。ムボンガ族のクロンガの毒矢に倒れる。
エスメラルダ
大柄な黒人女性。ポーター家の家政婦で、ジェーンにとっては母親代わりだった。ジェーンの結婚後は、グレイストーク家の家政婦となる。第3巻まで登場(『
石器時代から来た男』にも登場)。ジャックも彼女の腕に抱かれて育った。第3巻で彼が誘拐された時は、休暇でアメリカに帰っていたが、イギリスに戻った後、彼女主導でジャック誘拐を解決に導いている。
アーキミーディズ・Q・ポーター
ジェーンの父。研究熱心な教授だが、現実が目に入らない傾向がある。ダルノーによると、かなりの高齢。第1巻から第2巻まで登場。第9巻ではロンドンに住んでいることが明らかとなるが、直接は登場しない。
サミュエル・T・フィランダー
ポーター教授の助手で古い友人。第1巻から第2巻まで登場。ポーター教授同様、高齢。
ヘイゼル・ストロング
ジェーンの幼なじみ。姉妹のように仲が良い。実際の登場は第2巻のみだが、名前は第1巻に登場している(彼女あての手紙を、ターザンが盗み読むシーンがある)。第2巻では、ジョン・コールドウェルと名乗っている時期のターザンと知り合い、それとは気づかずジェーンの消息などを伝えた。テニングトン卿と結婚し、ターザン・ジェーンと合同結婚式を挙げる。
ポール・ダルノー
フランス人。第1巻でジェーン捜索に出て、ムボンガ族に捕らえられたところをターザンに救われ、以後友人となる。第2巻の段階で、少なくとも、常人の20倍の財産を持っていることが判明。第1巻から第3巻までは、海軍中尉として登場。第4巻ラスト(前巻から10数年が経過)では提督に出世している模様だが、こちらには実際の登場シーンはない(階級はアルマン・ジャコー将軍の言によるもの)。第10巻では、かつて剣の手ほどきをターザンにしていたことが判明する(直接は登場しない)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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