タレイア_(ムーサ)
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ジャン=マルク・ナティエの絵画『タレイア』(1739年)。サンフランシスコ美術館(英語版)所蔵。

タレイア(古希: Θ?λεια, Thaleia)は、ギリシア神話女神である。ムーサの1人で、喜劇をつかさどる。その名前はギリシア語の「開花する」による。

ゼウスムネーモシュネーの娘で、カリオペークレイオーメルポメネーエウテルペーエラトーテルプシコラーウーラニアーポリュムニアーと姉妹[1][2][3]

アポローンとの間にコリュバンテース(英語版)を産んだ[4]

タレイアは陽気な雰囲気の若い娘で、木蔦の冠をかぶり、半長靴をはいて、手には喜劇の仮面を持っている。その彫像の中には、ラッパやメガホンを持っているものもあり、古代の喜劇で役者の声を支えるのに用いた楽器とされる。
ギャラリー

ジョヴァンニ・バリオーネ『タレイア、喜劇を司るムーサ』(1620年) アラス美術館所蔵

ジュゼッペ・ファニャーニ『タレイア』(1869年) メトロポリタン美術館所蔵

ヨハン・ハインリヒ・ティシュバイン『タレイア』(1771年) カッセル市立美術館(英語版)所蔵

ポンペイのパレストラにあるタレイアの壁画

タレイアの像 エルミタージュ美術館所蔵

タレイアの像 バチカン美術館所蔵

タレイアの像 プラド美術館所蔵

脚注^ ヘーシオドス、76行-79行。
^ ヘーシオドス、915行-917行。
^ アポロドーロス、1巻3・1。
^ アポロドーロス、1巻3・4。

参考文献.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、タレイア (ムーサ)に関連するカテゴリがあります。

アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)

ヘシオドス神統記廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)

高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)

関連項目

タリア (小惑星)





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