この項目では、イオングループの企業(Talbots)について説明しています。その他の用法については「タルボット (曖昧さ回避)」をご覧ください。
タルボット(Talbots、タルボッツ)は、アメリカの衣料品小売店チェーン、衣料品ブランド、もしくはそれらの運営会社の名称。かつてはイオングループに属していた。 タルボット社(The Talbots, Inc.NYSE: TLB
タルボット
1988年には、イオン(USA)社(ニューヨーク市)に買収されてイオングループ入りし、以降長らくイオンの孫会社として[1]、イオングループの米国事業の中心的な役割を担ってきた。2006年5月には衣料品ブランド「J. Jill」を展開するジェイ・ジル・グループ社(J. Jill Group, Inc、マサチューセッツ州)を買収し、100%子会社とした。ジェイ・ジル買収後のグループ規模は、買収直後の2006年末の時点で、全米47州、ワシントンD.C.、イギリス、カナダで合計1,364店舗に達した(そのうち1125店舗が「Talbots」、239店舗が「J. Jill」店舗)[2]。
イオン本社からも貸付を受けるなど経営支援を受けていたが、業績の不振・赤字が続き、イオングループ全体の業績を圧迫し悪化させる一因ともなっていた[3][4]。経営合理化策として、2006年に買収した「ジェイ・ジル」ブランドを買収からわずか3年後の2009年に(方針発表は2008年11月[3])、約75億円でアメリカの投資会社に売却してタルボットブランドに経営資源を集中させる策がとられた[3]。また、イオングループ全体の経営改革策として、2009年12月にはタルボット社自体を売却する方針が示され[4]、2010年4月7日付でイオンUSAが保有していた2,900万株のタルボット社株式をタルボットに譲渡するとともに、イオンとイオンUSAが行っていた貸付金あわせて4億8,649万4,000ドルの全額回収が完了した[5]。
商品は店舗での販売のほか、カタログ販売、インターネット販売も行われていた。商品構成は婦人用衣服が中心となっている。
2020年5月31日をもってイオンにおけるタルボットジャパン事業が終了となり、タルボットジャパンが運営していた全ての店舗の営業を終了した[6]。
出典^ ⇒http://www.aeon.info/news/newsrelease/data/1172856_789.html
^ ⇒[1]
^ a b c ⇒「イオン、タルボットの婦人服ブランド売却へ」 2009年6月9日配信、2012年2月18日閲覧。
^ a b ⇒「イオン株が買い気配、米子会社タルボット売却して全債権回収と発表」 2009年12月9日配信、2012年2月18日閲覧。
^ ⇒「当社米国孫会社(タルボット社:The Talbots, Inc.)と BPW社との合併成立に係わるお知らせについて」 {{{1}}} (PDF) イオン株式会社のプレスリリースより。
^ 『タルボットジャパン事業の終了について
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