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出典検索?: "タブレット" コンピュータ
この項目では、板状で携帯型のコンピューター全般について説明しています。
2001年に発表された、マイクロソフト社のMicrosoft Windows XP Tablet PC Edition及びその後継OSを搭載した板状のコンピュータについては「タブレットPC」をご覧ください。
ポインティングデバイス(PCの入力装置)については「ペンタブレット」をご覧ください。
初代iPadSamsung Galaxy Tab A 10.1 (2016年)
コンピュータにおけるタブレット(英: tablet)、あるいはタブレット型PCとは、板状のオールインワン・パーソナルコンピュータ(もしくはコンピュータ周辺機器)を指すカテゴリー名称である。スレートPCとも呼ぶ。 板状の筐体にCPU、メインメモリ、補助記憶装置、表示装置、タッチパネルなどがまとめてあるパーソナルコンピュータの一種である。 20世紀末から様々な試みがなされてきたが、2010年4月3日にAppleのiPadの販売が開始され、大ヒット。さらにこれに続くようにGalaxy TabをはじめとするAndroidタブレットなどが各社から数多くリリースされ、一大市場を形成するに至った。これらはその後、「タブレット型PC」あるいは単に「タブレット」と総称されるようになり、コンピュータネットワーク上のサービスを利用するための端末としての側面に焦点を当てる場合は「タブレット端末」とも呼ばれている。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important} その類比や連想で、コンピュータ関連でも板状で書いたり読んだりするための装置も「タブレット」と呼ばれることになった。たとえば8ビットパソコンの時代から板状のポインティングデバイスが使われているが、それもやはりその形状から「タブレット」と呼ばれている。[注釈 1] 同様に、当記事で説明する板状のパーソナルコンピュータも「タブレット」と総称されることになった。 アラン・ケイは1968年に子供たちのためにKiddiCompなるものを思いつき、それがDynabookという板状の筐体に画面も内蔵したパーソナルコンピュータのコンセプトへと発展し、それを1972年に公表した。[注釈 2] この板状コンピュータのコンセプト図は、それを見た人々のイマジネーションを大きく刺激することになり、その後のパーソナルコンピュータの開発者たちに大きな影響を与え、今日のノートPCやタブレット型PCの開発へと繋がってゆくことになった。また業務用の板状の電子装置の開発にもつながることになった(右下の写真も参照)。業務用タブレットPC“Panasonic CF-U1”(2008年10月発売)。ラグドコンピュータ
概要
iPad(2018年)。 左からiPad Pro 11インチ、iPad Pro 12.9インチ、iPad 9.7インチ。
iPadとiPad Pro(2018年)の背面
Amazon Fire HD 8
Google Pixel(写真はPixel C。2015年)。なお2023年6月20日に新機種Pixel Tabletが発売された。
歴史
前史(木簡など)といった板状の器具が利用されていた。これらのように板状の形状をしていて、書いたり読んだりするためのものがもともと「タブレット」と呼ばれていた。
タブレット(石板)に書き取りをして勉強する子供達
ペンタブレット
アラン・ケイのコンセプトアラン・ケイ(2008)。手にしているのは、彼が1972年に公表したDynabookというコンセプトの模型
なおアラン・ケイの1972年のDynabookというコンセプトでは入力装置としては画面下のキーボードが思い描かれていたが、遡る1965年にE.A. Johnsonによってタッチスクリーン(の最初の素朴なもの)が発明されており、数十年ほどかけて関連特許が増え改良を重ねそれの性能が良くなってから、ついに、形状はDynabookのようなサイズで板状にしておいて、かつ、入力はキーボードやボタンの代わりにタッチスクリーンを採用することが実現できるようになった。
彼は2007年のiPhone発表会直後に、スティーブ・ジョブズにiPadのサイズのものを作るように促した[1]。 Pencept PenPadや[2][3]CIC Handwriter[4]などの初期のタブレット型コンピュータに続き、1989年9月にGRiD Systems
草創期のタブレット
1990年にはソニーから世界初の電子ブックリーダー(電子書籍閲覧用機器)機能を備えた電子辞書として「データディスクマン DD-1」が、1993年にはNECからモノクロ液晶画面の「デジタルブックプレイヤー DB-P1」(1993年)が発売されたが、DD-1の入力装置はキーボードで、DB-P1も画面下のいくつかのボタンで入力し画面はタッチスクリーンではないものだった。いずれも単発ないし短命で終わった。
これらはテキストファイルを液晶画面に表示するようなもので、DD-1は内蔵8cmCD-ROMドライブから、DB-P1に至っては外付けの3.5インチ・フロッピーディスクドライブからデータを読み出して利用した[7]。