タッチの登場人物
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タッチの登場人物(タッチのとうじょうじんぶつ)では、あだち充原作の漫画タッチ』およびアニメ化作品・実写映画化作品に登場する架空の人物について扱う。

担当声優は、特別記載がない限りはテレビアニメ版の声優。
主な登場人物

●はMIXにも登場する。
上杉 達也(うえすぎ たつや)
声 -
三ツ矢雄二(幼少時代 - 小宮和枝) / 演 - 岡本健一(ドラマ)、斉藤祥太(映画)、渋谷龍生(映画・少年時)本作の主人公。和也の双子の兄。詳細は「上杉達也」を参照
上杉 和也(うえすぎ かずや)
声 -
難波圭一(幼少時代 - 深見理佳) / 演 - 岡本健一(ドラマ)、斉藤慶太(映画)、渋谷樹生(映画・少年時)序盤におけるもう一人の主人公格。達也の双子の弟。1968年6月16日生まれで双子座のAB型。世評では「天才」とされ、また、才能・実力にも恵まれたが、本物の天才である兄・達也とは対照的で、ひたむきな努力家で負けず嫌い。達也曰く、才能と努力では無敵の弟。性格は何事にも慎重で気を使い過ぎるほど使う。優しい性格だが、内に秘めた情熱や意志は強く、こと野球に関してはストイックで妥協を許さず、自分にも他人にも厳しい。のんきでいい加減な両親からは「孝行息子」ともてはやされる反面、甘えずに嬉しがらせるのが難しかった点では手がかかったという。達也曰く、寂しがり屋。髪型以外は達也と全く見分けがつかないが、常に表情が引き締まっており二枚目とされる。成績優秀、スポーツ万能で野球部のエースでもあるため非常にモテる。原作では「僕」「俺」の一人称を場面によって使い分けており、やや「俺」の使用頻度が高いが、アニメ版では「僕」の使用頻度が高い。クラシック音楽が好き。小学生時代に南が抱いた「母校が甲子園に行く」という夢を叶えるために野球部に入り、日夜練習に励み優れたピッチャーとなる[1]。明青学園中等部1年生時点から、野球部のエースとして幾度も野球部を勝利に導いており、高等部進学前から当時野球部の中心的存在だった黒木から注目されていた。投球スタイルは直球がかなり速い上に3球とも寸分の狂いもなく同じコースに来たことから黒木に「天性のもの」と自発的にポジションを譲らせるほどで、荒削りで剛速球が持ち味の達也とも性格の違いから対照的でコントロールが良くカーブなどの変化球にも対応できた。また、中等部1年当時は、野球部員全員が和也の投球にかすりもしない状態であったが、和也の球に初めてバットを当てたのは兄の達也だった。中学3年時の草野球の試合ではまぐれとはいえホームランを打たれている。高校進学後も、1年生ながら明青学園野球部のエースとして活躍。夏期甲子園予選準決勝では、優勝候補の筆頭、好投手・寺島を擁する西条高校に対し、寺島が大記録である完全試合目前と息詰まる投手戦の末、自ら決勝サヨナラタイムリーを打ち、チームを決勝へ導く。この試合ではチーム打率で1割以上上回る西条打線から18三振を奪っており、新田明男は2年後の達也との決勝を前にこれが和也の最高のピッチングだったと南に語っている他、西尾佐知子は「恐ろしい人」と評している。寺島はこの試合の後「1年生で甲子園制覇も夢ではない」と和也を評したが、予選決勝の朝、球場へ行く途中に子供を庇い、トラックにはねられ、病院へ搬送されるもそのまま他界。達也が自分のために三枚目を装ったり、子供っぽく振る舞ったり、わざと南を怒らせる真似を続けていたことを理解していた。そうした達也の優しさを理解する一方で、小さい頃から南が達也のことをひそかに想い続けていることにも気づいている。達也が南と和也をくっつけようと躍起になるほど、南の気持ちが達也に傾くことに対してジェラシーを感じるようになり、次第に南に対する愛情表現がエスカレートし、甲子園予選決勝に勝ったら南の父に婚約を申し込むとまで言っていた。何かと他者に譲りがちな和也だが南のことだけは譲るつもりがなく、「アニキにも負けないよ」と宣言していた。その死は多くの登場人物に大きな影響を与え、特に南と達也の間には暗い影として横たわることになった。また、孝太郎と達也にとってもタブーとなっている。
浅倉 南(あさくら みなみ)
声 - 日のり子(幼少時代 - 星野桜子) /ドラマ- 浅倉亜季/映画-長澤まさみ奈良瞳(少女時)、矢吹奈子(幼少期)[2]本作のヒロイン。達也、和也と同じ年に生まれた幼なじみ(お隣さん)。詳細は「浅倉南」を参照
明青学園
野球部
松平 孝太郎(まつだいら こうたろう)
声 -
林家こぶ平 / 演 - 平塚真介(映画)正捕手。身長178cm、体重92kg[3]。獅子座のA型。アンコ型の体格で強肩・強打の4番バッター(1年次には6番、2年次には3番打者)だが鈍足。先輩の黒木たちの代が引退してからはキャプテンを務める。中学時代から和也とバッテリーを組んでいたが、高校1年の夏に和也が他界してからは、その後野球部に入部した達也とバッテリーを組む。お調子者でお人好しな性格。特に南に対しては甘い。和也に対しては、単なるバッテリーを超えた親友として全幅の信頼を置いており、その死後は人一倍悲嘆に暮れていた。一方で達也に対しては中等部時代から馬が合わず、互いに「バカ兄貴」、「ブタまん」などと罵り合っていた。当初は名前をよく間違われており、達也から「エータロー」、南からも「コタロー」と間違えられることが多かった。和也の死後、代わりとばかりに達也が黒木の意向で野球部に入部したことに真っ向から反発。達也に対し冷たい態度を取り続け、当初は喧嘩が絶えなかったが、野球部入部がきまぐれではなく本気とわかるにつれて徐々に心を開き、やがて文字通りの「相棒」となっていった。達也を呼ぶ時は当初は「上杉」であったが親交を深めるにつれ「達也」と和也と同じように名前で呼ぶようになった[4]。須見工戦での勝利時、感極まってマウンドに駆け寄った際にはたき込みされるなど素直ではない達也からはなにかとぞんざいな扱いを受ける。選手として注目を浴びる描写は基本的にないものの能力は高く、和也とは対照的に扱いの難しい荒れ球・速球の投手である達也に手を焼くうちに捕手として順調に成長を遂げる。明青には他に達也の球をまともに捕れるキャッチャーはおらず、吉田転校後は控え投手もいなくなったため、上杉と松平のいずれかが負傷すれば敗退が決定するという一蓮托生の状況となる。柏葉英二郎が監督代行となり南が野球部マネージャーを下ろされてからは、文字通り女房役として達也を支えていくと同時にキャプテンとして様々な問題を抱えた明青野球部を牽引。柏葉の策略でキャッチャーフライの練習中に肩を負傷した際も、達也は情けをかけることなく本気で投げ込みコールドゲームで試合を終わらせる。打撃面でも佐田商に編入した吉田からは格の違いを見せつけるように場外ホームランを放ち、決勝戦で本塁打を含む2安打2打点を記録する等の活躍を見せた。非常に鈍足なのが唯一の弱点で、そのために普通なら得点できるチャンスを逸した場面が2回もある。達也の底知れぬ実力は計りかねているところがあった。また、劇場版『3』の須見工との決勝戦の試合中、柏葉の視力の異常に気づいている描写がある。甲子園出場を決め、目標を見失った達也から禁句である「和也とおれとどっちが好きだ?」と問われたときには激怒。だが、このことが踏ん切りとなって達也は南に告白した。


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