タタ・グループ
Tata Group
ムンバイの本社ビル(ボンベイハウス)
種類非上場会社
本社所在地 インド
ムンバイ
設立1868年
業種複合企業(コングロマリット)
代表者Natarajan Chandrasekaran
タタ・グループ(英語: Tata Group、ヒンディー語: ???? ????、タタ財閥とも)は、インド西部、マハーラーシュトラ州の州都ムンバイを拠点とするインドの一大コングロマリット。
ビルラ、リライアンスと並び、インド3大財閥のひとつであり、サブグループに分かれていない単一の財閥としてはインド最大である。インドにおける産業や商業に幅広く関与しており、ほとんどの領域で上位の勢力になっている[3]。現在、会長職はナタラジャン・チャンドラセカランが務めている[4]。
主要企業30社で構成され[5]、子会社を含め100社以上となり、総従業員数70万名以上[5]、100ヵ国を超える地域で事業を展開している[5]。車両製造分野であるタタ・モーターズ、製鉄部門のタタ製鉄、IT分野であるタタ・コンサルタンシー・サービシズ、電力事業となるタタ・パワー(英語版)で売り上げの8割を占める。 インド最大の財閥であり、ペルシア一帯(現在のイラン)からインドに渡ってきたパールシー(ゾロアスター教徒)の子孫であるジャムシェトジー・タタ(1839年-1904年)が、1868年にボンベイ(ムンバイ)で設立した綿貿易会社をその始まりとする。1870年代には綿紡績工場を建ててインド有数の民族資本家となった。彼は大きな製鉄所、世界的な教育機関、大ホテル、水力発電所をインドに建設することを夢見たが、そのうち生前に実現したのは1903年に建てられたタージマハル・ホテルのみであった。しかし彼の残した構想は、タタ・スチール、インド理科大学院、タージ・ホテルズ・リゾーツ&パレス、タタ・パワーとして結実した。 彼の後継者らは植民地下において、また独立後のインドにおいて次々と業容を拡大した。経済界だけではなく、政治的にも大きな影響力を持ち、社会インフラなどの建設や物流、宇宙・防衛産業、綿紡績、鉄鋼、電力、金融、不動産、自動車(商用車の国内シェアは5割以上)食品、レジャー、通信、IT、小売、持株会社タタ・サンズ[5]、タタ・インダストリーズを通して、10の本業セクター[5]で100社以上の会社を経営している。 おもなグループ企業には、自動車メーカーのタタ・モーターズ、製鉄会社のタタ・スチール、電力会社のタタ・パワー、ソフトウェア会社のタタ・コンサルタンシー・サービシズ (TCS)、紅茶を製造・販売するタタ・ティー
概要
歴代会長
ジャムシェトジー・タタ(1868-1904)
ドラブジー・タタ
ノウロジー・サクラトヴァラ(英語版)(1932-1938) - ジャムシェトジーの甥
ジャハンギール・ラタンジ・ダーダーバーイ・タタ(1938-1991) - ジャムシェトジーの従甥
ラタン・タタ(1991-2012) - ジャムシェトジーの次男の孫
サイラス・パロンジ・ミストリー(英語版)(2012-2016) - タタ家と密接な大株主一族出身、内紛で解任
ラタン・タタ(暫定、2016-2017)
ナタラジャン・チャンドラセカラン(2017-) - タタ家・パールシーと無縁な初の生え抜き代表
グループ企業