タジク人
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タジク人
?????
То?ик
総人口
約1650万?2550万人
居住地域
 アフガニスタン860万0000人
(それ以上とも)
 タジキスタン584万9331人
 ウズベキスタン140万0000人
 パキスタン122万0000人
 イラン50万0000人
 ロシア12万0000人
 ドイツ9万0000人
 カタール8万7000人
 アメリカ合衆国5万2000人
 中国4万1083人
 カナダ1万5870人
言語
ペルシア語等のイラン系言語アフガニスタンではダリー語タジキスタンおよび中国ではタジク語と呼ばれる)その他各国公用語
宗教
イスラーム教正教会
関連する民族
ペルシア人ウイグルパミール人ヤグノブ人

タジク人(ペルシア語: ?????‎, T?j?k; タジク語: То?ик) は、タジキスタンアフガニスタンを中心に居住するイラン系民族。スキタイ遊牧民であった東イラン系の人々を指す近現代的民族区分である。
起源

タジク人とテュルクは元々古代から中央アジアに住み、中央アジアを起源にする。スキタイ遊牧民であったタジクはアルタイに住む遊牧民に多くの影響を与えた。もともとは古代から近世にかけての中央アジアイラン高原といった中央ユーラシアの乾燥地帯において、住民を2つのグループに大別しタージーク(タジク)とテュルクと呼んでいたことに由来する。ここでいうタジクとは、ペルシア系の言語を使い、都市あるいはオアシスに住む人が多く、都市文化になじんだ諸集団に属する人々。一方テュルクとは、ペルシア系の言語の影響を強く受けたテュルク系の言語を使い、多くは都市やオアシスの間に広がるステップ地帯でに住む遊牧民の諸集団に属している人々の意味であった。

現在タジク民族とされている人々は、スキタイの遊牧民牧るバクトリア人、ソグド人サカ人など、中央アジアの歴史に名を留める多くの民族の系譜を引いている。タジク民族の基となったタージークと呼ばれる諸集団の原型は、9世紀から10世紀に東イラン語を話していた古バクトリア人及びソグド人が西イラン語に属するダリー語(ファルシー語)を話すようになっていった9?10世紀に形成された。この地域の遊牧民の言語的、文化的テュルク化までには、この言語を話す人々は、ギンドゥクシャ北方及び南方の広範囲なオアシスに広がり、定住するに至っていた。
語源

語源は不明。しかし一説に、ペルシャ語で「王冠」を意味する Taj に由来し、民族衣装のタジク帽の形状を表す。あるいは、アラブ系の部族であったタイイ人(英語版)と同語源であるともいう。
人種

ペルシア系(イラン系)に属するために、基本的にはコーカソイドで、父系を示すY染色体ハプログループは、Wells(2001)によれば、R1aが44.7%、Jが18.4%、R2が7.9%、Lが8%、Hが5%である[1]
宗教

現在のタジク人の宗教はイスラム教であるが、宗派はスンナ派が主流であり、少数派の中ではイスマーイール派が多い。これはイランにおける狭義のペルシア人が主に十二イマーム派であるのとは対照的である。
言語

西イラン語群に属するペルシア語系の言語(アフガニスタンではダリー語タジキスタンおよびウズベキスタンではタジク語と呼ばれる)が主流で、少数の集団は東イラン語群に属するパミール語中国ではこの系統の言語がタジク語と呼ばれる)やヤグノビ語などを話す。
各国のタジク人
アフガニスタン

現在のアフガニスタン北部に居住するタジク人は、ドゥッラーニー朝の創設者アフマド・シャー・ドゥッラーニーにより王朝支配下の構成集団に編入された。これが近代国家として認識されるようになる、近現代アフガニスタン国家の国民として、タジク人が含まれるようになる起源である。それ以来、パシュトゥーン人の統治者は、国の統治に当たって、タジク人を考慮に入れざるを得ず、1936年まではタジク人が使用するダリー語が唯一の公用語だった。

ただし、アフガニスタンのような中央ユーラシア世界では、テュルク系を主体とする遊牧勢力が、得意とする騎馬軍事力を基に軍事力、王権、政治を担当し、都市文化に精通し、文書事務を得意とするタージーク勢力が拠点都市で文書行政を担当するという構図は、中世から近世にかけては普遍的なものであった。アフガニスタンの場合も、この時代の遊牧軍事勢力としては珍しく、テュルク系ではなくインド・イラン語派の言語を使用するものの、遊牧騎馬軍事勢力たるパシュトゥーン系の王権勢力が、自らは騎馬軍事、王権、政治に専念し、文書行政を都市やオアシスを拠点とするタージーク勢力にまかせ、タージーク勢力の言語を行政公用語として採用した。

また、1776年にアフガニスタンの首都はパシュトゥーン人の優勢なカンダハールからタジク人が優勢なカーブルに移転された。これも、テュルク系集団やパシュトゥーン人のような遊牧軍事勢力が都市内と都市外近郊を移動しつつ軍事と政治の中枢を独占し、文書行政事務は、タージーク勢力がその拠点都市の行政機関に居を置いたり、移動する宮廷に随伴して担当するという、中世から近世にかけての中央アジアの政治・行政状況の一般形態と共通した現象と見ることもできるし、王権中枢勢力とある意味対等な側面を有する他のパシュトゥーン人諸集団は、必ずしも王権中枢を構成するパシュトゥーン系勢力にとって安定的に忠誠を期待できる安全な存在ではなく、王権に忠誠を誓う官僚集団を輩出するタージーク勢力の方が王権中枢のパシュトゥーン系勢力にとっては信頼が置けたという側面も考慮できる。

現在、タジク人はヘラートのオアシス、ヒンドゥークシュ山脈の南斜面のパンジシール州、ゴルベンド及びサラングの峡谷並びに北東辺境のバダフシャーン州の3大地域に集中している。


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