タクシードライバーの推理日誌
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タクシードライバーの推理日誌
ジャンル
テレビドラマ
原作笹沢左保
脚本安井国穂
監督吉田啓一郎
出演者渡瀬恒彦
風見しんご
正名僕蔵(第27作 ?第39作)
小林健(第4作?第39作 )
林美穂
平田満
オープニング歴代オープニングを参照
エンディング歴代エンディングテーマを参照
製作
プロデューサー佐藤凉一(テレビ朝日)
小越浩造(ユニオン映画)
制作テレビ朝日

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間1992年5月9日 - 2016年3月26日
放送時間放送時間の変遷を参照
回数全39
土曜ワイド劇場[リンク切れ]
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『タクシードライバーの推理日誌』(タクシードライバーのすいりにっし)は、1992年5月から2016年3月までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送されたテレビドラマシリーズ。全39回。主演は渡瀬恒彦

警視庁の敏腕刑事という経歴を持つタクシードライバーがその視点を通して、乗客が関わった事件を解決する推理ドラマである[1]

主演の渡瀬が2017年3月14日に死去したため、2016年放送の第39作で最後となった[注釈 1][注釈 2][注釈 3]

2017年3月19日に追悼番組として放送された第32作「殺人ツアーの乗客 信州松本?仕組まれた小京都旅行!!」の冒頭では、追悼コーナーとして渡瀬の歩みや功績を振り返った映像が大下容子アナウンサーのナレーションで紹介された[1]
キャスト
主人公と娘
夜明日出夫(よあけ ひでお)
演 -
渡瀬恒彦経歴:警視庁捜査一課強行犯第7係→ イースタンモータースのタクシードライバー(第1作 - 第3作)→ 大同交通のタクシードライバー(第4作 - 第39作)通称「夜明さん」。アパートで一人暮らしをしている。住んでいるアパートは初期は「すみやハイツ」で、途中から「あけぼの荘」。自分の気が済むまで引っ掻き回すタイプ。一人っ子である。警視庁捜査一課強行犯第7係の警部補だったが、ある事件で関わった女性・豊田良江との関係を週刊誌報道による濡れ衣をかけられ、警視庁を辞職し妻(太地琴恵…声のみの出演〈第2作〉)とも離婚し、タクシードライバーとしてチェッカー無線(車両協力は同無線に所属する大同交通)に再就職した。「刑事というのは、何事でも自分の足で現地へ運ぶもの」と、元部下・東山秀作に捜査の足として自らのタクシーを半ば強制的に使わせ、ちゃっかり運賃をもらっている。日頃の売り上げの低下を長距離客で取り返す事から東山と会社内の社員から「ロングの夜明」と呼ばれ、会社内外で半ば伝説のドライバーとなっている。毎回の事だが、長距離の移動を頼む乗客の背景には恵まれず、元刑事という経歴をアリバイに巧みに利用されることが多いが、最終的にその夜明の推理によって真相が暴かれることがパターンと化している。ストーリー前半は自分の客は犯人ではないと神谷雅昭に食って掛かるが、その主張が当たっていた事はない(真犯人ではなくても事件に関わっていたりする)。但し、第34作のみ当初から事件の関係者を疑っていた(逆に神谷は否定していた)。娘のあゆみに対しては適齢期が近い事もあってなのか、異性関係等についてはいつもハラハラしている。しかしながら大体取り越し苦労であることが多く、あゆみに余計なことをするなと言われてしまう。就職も結婚も決まらないあゆみに手を焼きながらも、自立したら寂しいと感じる面もある。第18作では娘・貴美子のために、引退する個人タクシードライバー・島田誠吉から、権利と車両(日産・セドリック)を譲り受けて、個人タクシーへ転身しようとするも、島田が事件に巻き込まれて死亡したうえに規定の無事故無違反まであと一日で駐車違反をしたため、その夢は消え去っている。担当車は第1作から第3作まではイースタンの138号車でマツダ・ルーチェ(パワーステアリング非装着車、ベンチシートのコラムMT)、第4作以降は大同交通の1644号車(第4作・第5作)または1646号車(第6作以降[注釈 4])で、車種は第4作から第9作まではトヨタ・クラウン130系前期、第10作から第15作まではトヨタ・クラウン130系後期(第4作から第15作の130クラウンは丸目四灯ヘッドライト、ベンチシートのコラムAT)、第16作以降はクラウンコンフォートとなっている[注釈 5]
西村あゆみ
演 -
林美穂夜明の娘。離婚した母親の方に引き取られたが、なにかと夜明のアパートに押しかけて来る。大学で心理学を専攻し、ジャーナリストになることが夢だが、なかなか就職しないため夜明の気をもませている。色々なバイト先を転々としている。大半の登場は、乗客の仕事先でアルバイトしていて、父と会うパターンだが、乗客とは何の繋がりもなくアパートを訪れる登場のパターンの話も存在する。元気のいい性格で夜明の女性関係や食事をちゃんと取っているか等も気にかける。第3作では高校生、第39作では、大学院を卒業し、就職活動中としている。
警察関係者

多くは、夜明の元同僚。「民間人」である夜明(及び、あゆみ)が事件に関わってくるのを良く思っていない反面、事件捜査が行き詰ると自宅にまで押しかけてきて協力を願い出る。
東山秀作
演 -
風見しんご警視庁捜査一課強行犯第7係。階級は巡査部長(第1作 - 第26作) → 警部補(第26作 - 第39作)。夜明の元部下。よくしごかれた関係から夜明に対して多少の苦手意識があるのか「民間人の夜明さんには関係無いですから」などと距離を置く発言をするが、民間人としての捜査協力である夜明の暴走行為を許してしまう。国代・神谷が大卒(それも東大出身)なのに対し、自らが高卒であることにコンプレックスを持っている。第26作で警部補へ昇進する。
馬場幸男
演 - 正名僕蔵(第27作・第29作 - 第39作)警視庁世田谷西警察署。階級は巡査部長。レギュラーの警察官の中では唯一本庁勤めではない。やたらと警察組織内での階級を気にする質で、上司である神谷や東山にはペコペコするが、年下で階級が同じ国代に対しては非常に馴れ馴れしい。民間人の夜明に対しても、当初は横柄な態度で接していたが、東山から素性を聞かされてからは平身低頭で接している。東山、国代と共に、まだ就寝中の夜明の部屋に勝手に上がり込み、朝食の準備までして事件のヒントを貰いに来る。その帰り際、おかずとして焼いたメザシを三人揃って咥えて帰っていくまでの流れは、シリーズの「お約束」となっている。
国代義明
演 - 小林健(第4作 - 第39作)経歴:東京大学→ 警視庁捜査一課強行犯第7係階級は巡査部長。よく夜明のタクシーに聞き込みにくるついでに長距離利用を頼んだり、逆にノルマ消化に利用されたりしている。東大卒。東山・神谷と共に長年のレギュラーキャラだが、捜査一課の3人の中では唯一、刑事時代の夜明との捜査を経験していない(夜明との出逢いがタクシードライバー転職後であるため)。
神谷雅昭
演 -
平田満経歴:警視庁捜査一課強行犯第7係 係長→ 警視庁捜査一課長(現実の捜査一課長はノンキャリアの警視正)階級は警部。夜明の同期で元部下。通称「ヨイショの神谷」。愛妻家で、六人の子持ちである。一見、陰険な性格と思われがちだが、夜明の最大の理解者であり、その敏腕振りには一目置いている。東大卒。警視を目指している。山口県下関市出身で、そのことは第20作で初めて明かされた。
大同交通

夜明の勤務するタクシー会社の営業所の人たち
係長


広田 -
秋山武史(第3作 - 第9作)

木下 - 小倉一郎(第10作 - 第13作・第15作 - 第17作)

山下 - 増田由紀夫(第18作 - 第20作)

橋本 - 佐藤二朗(第21作 - 第30作・第32作)
営業所でもっとも扱いにくい夜明に頭を悩ませている。

小林 - 徳井優[4](第31作・第33作 - 第39作)

夜明の同僚タクシードライバー


野村忠 - 鶴田忍(第23作 - 第39作)
短距離走行で稼ぐため、「ショートの野村」と呼ばれる。


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