タウマース(古希: Θα?μα?, Thaum?s, 英語: Thaumas)は、ギリシア神話の神である。長母音を省略してタウマスとも表記される。ガイアとポントスの子で、ネーレウス、ポルキュース、ケートー、エウリュビアーと兄弟[1][2]。オーケアノスとテーテュースの娘エーレクトラーとの間に虹の女神イーリスと、2人のハルピュイア、アロエーとオーキュペテーをもうけた[3][2]。
また一説にイーリスと3人のハルピュイア、ケライノー、オーキュペテー、ポダルゲーをもうけたとも[4]、オゾメネーとの間に3人のハルピュイア、アエロープス、ケライノー、オーキュペテーをもうけたともいう[5]。
系図 エーレクトラー ポルキュース ケートー エウリュビアー クレイオス
ネーレーイデス イーリス アエロー オーキュペテー ペンプレードー エニューオー ステンノー エウリュアレー
ポセイドーン メドゥーサ
タルタロス ガイア カリロエー クリューサーオール ペーガソス
テューポーン エキドナ ゲーリュオーン
ケルベロス オルトロス ヒュドラー キマイラ
スピンクス ネメアーの獅子
脚注^ ヘーシオドス、233行-239行。
^ a b アポロドーロス、1巻2・6。
^ ヘーシオドス、265行-267行。
^ ヒュギーヌス、序文。
^ ヒュギーヌス、14話。
参考文献
アポロドーロス 『ギリシア神話』 高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
ヒュギーヌス 『ギリシャ神話集』 松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年)
ヘシオドス 『神統記』 廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)
高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店(1960年)
カール・ケレーニイ 『ギリシアの神話 神々の時代』 植田兼義訳、中公文庫(1985年)
表
話
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オリュンポス
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