タイム・トゥ・セイ・グッバイ
[Wikipedia|▼Menu]

「君と旅立とう」
アンドレア・ボチェッリシングル
初出アルバム『ボチェッリ(英語版)』
A面「君と旅立とう」
B面「生きる(英語版)」
ジャンルオペラポップ(英語版)
時間4:09
レーベルポリドール・レコード
作詞・作曲フランチェスコ・サルトーリ
ルーチョ・クアラントット
アンドレア・ボチェッリ シングル 年表

「夕べの静かな海(英語版)」
(1995年)「コン・テ・パルティロ」
/「生きる(英語版)」
(1995年)「戦争の機械」
(1995年)


テンプレートを表示

「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」
アンドレア・ボチェッリ及びサラ・ブライトマンシングル
初出アルバム『ロマンツァ(英語版)、ボチェッリ・スーパー・ベスト(英語版)、クエスチョン・オブ・オナー(英語版)、タイム・トゥ・セイ・グッバイ(英語版)』
リリース1996年 (1996)
規格CD
ジャンルオペラポップ(英語版)
レーベルイースト・ウエスト・レコード(英語版)
作詞・作曲フランチェスコ・サルトーリ
ルーチョ・クアラントット
フランク・ピーターソン
プロデュースフランク・ピーターソン

アンドレア・ボチェッリ 年表

「Vivo por ella(英語版)」
(1996年) 「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」
(1996年) 「Ich lebe fur sie(英語版)」
(1997年)

サラ・ブライトマン 年表

「ヘヴン・イズ・ヒア(英語版)」
(1995年) 「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」
(1996年) 「ジェスト・ショウ・ミー・ハウ・トゥ・ラヴ・ユー(英語版)」
(1997年)

ミュージックビデオ
サラ・ブライトマン「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」 - YouTube


テンプレートを表示

「君と旅立とう」(きみとたびだとう、: Con Te Partiro(コン・テ・パルティロ) [kon ?te pparti?r?])は、イタリアの歌手アンドレア・ボチェッリの代表的オペラティック・ポップ楽曲で、クラシカル・クロスオーバーの先鞭を付けた曲でもある。オリジナルの歌詞は全編イタリア語1995年2月にサンレモ音楽祭で初めて歌われ、同年春に発売のセカンド・アルバム『ボチェッリ(英語版)』に初収録された。作詞ルーチョ・クアラントット作曲フランチェスコ・サルトーリで、その後「生きる(英語版)」をカップリング曲としてシングル発売されている。この時の音楽チャートで1位を記録した国のうち、フランスでは歴代最多販売枚数の100位圏内に入り、ベルギーでは歴代最多販売枚数1位を記録した。

そしてこの曲の知名度を広く上げたのが、1996年イギリスソプラノ歌手サラ・ブライトマンがボチェッリにデュエットを申し出て、曲名及び歌詞の一部をイタリア語から英語の「タイム・トゥ・セイ・グッバイ(: Time To Say Goodbye)」に変更し、共演したことである。これがヨーロッパ全土で爆発的にヒットし、ドイツでは歴代最多販売枚数を記録した[1][2]ほか、全世界で1200万枚以上を販売し世界歴代最多販売作品の一枚となった[3][4]

その後ボチェッリはこの曲の全編スペイン語歌詞による「ポル・ティ・ヴォラーレ(西: Por ti volare)」を発売し、前述のオリジナル曲「君と旅立とう」及び「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」と並んでこれら3バージョンはボチェッリの代表曲となっている[5]

ブライトマンもこの曲のソロバージョン、全編英語詞の「Time To Say Goodbye」をリリースしている。
来歴

シングル発売当初、本国イタリアでは音楽番組でわずかに流される程度で、商業的には必ずしも大ヒットと言えない状況であった。一方、ヨーロッパ他国では大きな反響を呼び、フランスとスイスでは6週連続1位、ベルギーでは12週連続1位を記録しベルギー史上最大の爆発的ヒット曲となった[6]

ブライトマンの友人で、ドイツの国民的英雄でもあるボクサー、ヘンリー・マスケヴァージル・ヒルとの引退試合が1996年11月23日に行われた際、試合前にリング上のステージで初めて2人によって歌われ(演奏はロンドン交響楽団による録音)、マスケの退場時もこの曲が流された。その模様はテレビ放送で2100万人以上と言われる視聴者が観ていたこともあり、直後の12月に発売されたシングルはドイツのヒットチャートで14週連続1位となった。

結果的に、シングルが1500万枚、アルバムを含めて2500万枚という世界的大ヒットになり、ブライトマンの収録アルバム『タイム』が『タイム・トゥ・セイ・グッバイ(英語版)』に変更になったほか、次作『クエスチョン・オブ・オナー(英語版)』にも収録されるなど、プロモーション面でも様々な影響を及ぼした。以後も多くのアーティストにより歌われている。

ボレロ風のリズムがエネルギーの充溢を感じさせる力強い曲である。イタリア語の原題「コン・テ・パルティロ」(: Con Te Partiro = : With you I am going to leave, I will leave ではない)とは、日本語題の「君と旅立とう」が表す通り、「君とともに(ぼくは)旅立つ」という意味で、英語の「グッバイ」というタイトルが示すような別れの歌ではなく旅立ちの歌である。したがって、結婚式で歌われることも多い。ドイツではカレル・ゴットが歌った Zeit zu geh'n(「出発の時」の意)のタイトルで知られている。

日本ではドラマ『外交官 黒田康作』の主題歌として使われるなど、サラ・ブライトマンの代表曲としても知られている(同ドラマの劇場版『アマルフィ 女神の報酬』では、ブライトマン本人が出演している)。他にも人気メダル競馬ゲームであるSTARHORSE2内のSWBCというビッグレースで使われている曲であるため、ゲームファンや競馬ファンにも親しまれている曲である。また、映画の挿入歌としても使われており、一例としてアメリカ映画『ウォンテッド』の作中で、主役のウェズリー(ジェームズ・マカヴォイ)がフォックス(アンジェリーナ・ジョリー)とリムジンに乗った人を殺害するシーンでリムジンの中で流れている。同作のエンドロールには「Time To Say Goodbye」Sarah Brightman、Andrea Bocelliとクレジットされている。
製作者クレジット

作曲:フランチェスコ・サルトーリ

作詞:ルーチョ・クアラントット

カバー

島田歌穂 - 1998年にシングル『タイム・トゥ・セイ・グッバイ ?さよならの時刻(とき)』として松本隆の訳詞による日本語カバーアレンジ。

ニール・ショーン - 2001年のアルバム『情熱の音色?ヴォイス』にインストゥルメンタルのカバーを収録[7]

本田美奈子. - 2003年のアルバム『AVE MARIA』に収録。

秋川雅史 - 2005年のアルバム『威風堂々』に収録。

河村隆一 - 2006年のアルバム『evergreen ?あなたの忘れ物?』(初回限定盤のみ)に収録。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:43 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef