タイムスクープハンター
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タイムスクープハンター
ジャンルドキュメンタリー風歴史番組
脚本中尾浩之
監督中尾浩之
出演者要潤
オープニングX-Ray Dog『Fantasmica No Vox』、戸田信子『TIME SCOOP HUNTER オープニングテーマ』
エンディングX-Ray Dog『Voices Of Glory』(シーズン5まで)
製作
制作NHK総合テレビ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
タイムスクープハンター

(シーズン1)
放送期間2009年4月1日 - 5月20日
放送時間水曜 0:10 - 0:40
放送枠EYES (NHK)
放送分30分
回数9

(シーズン2)
放送期間2010年3月29日 - 6月7日
放送時間月曜 22:55 - 23:25
放送分30分
回数11

(シーズン3)
放送期間2011年5月12日 - 7月14日
放送時間木曜 22:00 - 22:43
放送分43分
回数10

(シーズン4)
放送期間2012年4月3日 - 6月26日
放送時間火曜 22:55 - 23:25
放送分30分
回数12

(シーズン5)
放送期間2013年4月6日 - 7月27日
放送時間土曜 23:30 - 23:59
放送分29分
回数14

(シーズン6)
放送期間2014年4月5日 - 9月20日
放送時間土曜 23:30 - 23:59
放送分29分
回数19

(タイムスクープハンターセレクション)
放送期間2015年4月8日(4月7日深夜) - 2017年3月16日
放送時間水曜 1:30 - 1:59(火曜深夜25:30-25:59)
放送分29分
特記事項:
2015年度・2016年度はセレクション(傑作選)を放送
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『タイムスクープハンター』は、NHK総合テレビ2009年から2015年まで放送されたドキュメンタリードラマ歴史教養番組
番組内容

未来から来た「時空ジャーナリスト」が時を遡って取材する「密着ドキュメント」という設定で、さまざまな時代の日本社会を題材に、実在する史料などから知られる庶民の生き様や風俗などの一端を、いわゆるモキュメンタリーの手法を用いてリアルなドラマ仕立てで再現してみせる。

本質的には歴史教養番組であり、一般のいわゆる時代劇などとは一線を画した作りである。史料にもとづく正確な時代考証をとくに重視し、また可能なかぎりのリアリティを追求した作風を維持している。「ジャーナリスト自身による手撮り映像」という設定でドラマは進められ、ときには取材対象人物への軽いインタビューなども交えて、表面からは見えにくい背景事情や当時の人々の思いなどについて理解できるように工夫されている。加えて、「ジャーナリスト自身が“本部”にいるアシスタントスタッフに問い合わせる」形で、さらに幅の広い関連情報が示されることもあり、これも視聴者の歴史理解を深めるのに役立っている。

そのほか、一般の時代劇とくらべると以下のような特徴が際立っている。

一般の時代劇で用いられる言語は現代人に理解できるように調整された一種の擬古文であるが、当番組ではそれぞれの時代や身分に応じた日本語のリアルな再現を試みている。たとえばそこが平安時代であれば、登場人物は平安時代に実際に話し言葉として使用されていた言語を話す。現代人にわかりにくい言葉遣いを用いる場合は、現代語に訳した字幕をのせることで対応している。

時代劇用のかつらの類を用いない。登場人物の髪型にさかやきが入る場合は、実際に役者の頭を剃髪している。

スタジオセット撮影を行わない。全ての撮影は庄内映画村ワープステーション江戸などの再現施設と、近代的な構造物の見えない山野でのみ行われる。

撮影用の照明機材をほとんど使用しない。日中は自然光を光源とし、夜間のシーンでは当時の照明器具のみによって撮影したり、また、「ジャーナリストが未来から持参した」という設定で、暗視カメラが多用される。

登場人物の服装などもリアリティに配慮しており、時代や身分によっては極端にみすぼらしい姿で登場する場合がある。また、一般の時代劇では無視されることの非常に多いお歯黒や白塗り化粧などの習俗についても、適宜再現してみせている。

とはいえ、決して娯楽性を軽んじているというわけではなく、多くの場合、ドラマ中盤あたりでちょっとした予期せぬ事件などが起きるようになっていて、軽いアクションやサスペンスの風味も味わえるように工夫されている。

ジャーナリスト役には要潤、本部アシスタントスタッフ(劇中では「ナビゲーター」と呼ばれる)役にを配し、SF味の効いた二人の扮装とともに、番組に花を添えている。なお要潤は、ごく簡単なものしか脚本を与えられておらず、撮影時においては自身でも知らない展開が目の前で次々と繰り広げられてゆくのを目の当たりにし、そこにアドリブで実況を加えるという撮影スタイルを初期より用いている。
沿革

2008年9月13日に「番組たまごトライアル2008」の一環で「お氷様はかくして運ばれた」が放送。内容が好評だったこともあり、2009年度の番組編成にて正式採用された。なお、2009年度の「EYES」は2カ月ごとに企画を入れ替える仕組みのため、5月(全8回。このうち第4回はパイロット版の再放送分のため、新規は7回となる)で一旦終了する形となったが、番組の評判が良かったことで番組終了後間もない2009年6月6日NHK-BSで第1回から第4回までの4話が、6月10日にNHK総合で第5回から第8回までが再放送された。その後、DVD化が発表された。

2009年12月30日、スペシャルとして「幕末決死行! 江戸牢獄・限界長屋の実態」(以後SP1回)が放送されたほか、2010年1月18日よりBShiで第1回から再放送された。

更なる好評により2010年3月29日から6月7日まで、シーズン2が全11回放送された。うち1回はパイロット版の再放送分のため、新規は10回となる。その後、シーズン2のDVD化が発表された。

2010年12月28日のスペシャル2、2011年4月30日特番の2作を挟み、2011年5月からはシーズン3が放送時間を木曜22時からの43分に拡大して全10回放送された。その後、シーズン3のDVD化が発表された。

2011年7月5日、初の番組本『タイムスクープハンター タイムスクープ社オフィシャルブック』が発売された。

2011年12月21日のスペシャル3を挟み、2012年4月3日から、2012年6月26日(本来は2012年6月19日だったが台風により1週放送延長)までシーズン4が放送時間を火曜22時25分からの30分枠に戻り全12回放送された。その後同枠は7月は3日10日17日は『ドキュメント72時間』、24日に『あなたが主役 50ボイス』が放送され、8月は単発番組などが放送され、9月4日から2012年の3月まで放送されていた『よる★ドラ』が再開されることになった。

2012年9月30日『劇場版 タイムスクープハンター』が2013年全国公開(配給:GAGA)との発表があった。

2012年12月28日にはスペシャル4として「てんてこ舞い“大奥”歳末始末記」が放送され、その後、シーズン4のDVD化が発表された。

2013年4月6日から7月27日まで、シーズン5が放送(全14回)。

2014年4月5日より9月20日までシーズン6が放送された(全19回)。この際、テロップやオープニングなどがそれまでのシーズンから変更された。

2015年1月1日にスペシャル5「お正月パニック!改暦大騒動」が放送された。このスペシャル版の放送後、番組公式Twitterで「シーズン最終回、区切りのファイナルとなります」「これまで、タイムスクープハンターを愛していただき、本当に感謝を申しあげます」とのツイートがあった[1]

2015年度は改編時、新作の制作予定がないとのアナウンスがあり、代替企画として同年4月[2]から、番組初となる通年(2016年3月まで1年間)で「タイムスクープハンターセレクション」として、水曜未明1:30-2:00(=火曜日25:30-26:00)に過去の作品で反響の多かったエピソードを再放送するアンコール枠(傑作選)が設けられ、2017年3月まで放送された。

2015年8月、NHKの広報ミニドラマスポット『受信寮の人々』第4話「タイムスクープハンター現る編」に、沢嶋が登場。『おーい!はに丸』のはに丸・ひんべえや、ストレッチマンといった他番組のキャラクターと共演した[3]。また、2016年1月公開の第6話「タイムスクープハンター再び編」にも登場した。

2017年11月11日、番組公式Twitterにタイムスクープ社からのお知らせと称して、「このTwitterアカウントを2017年11月11日11時11分11秒に閉じます。


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