タイタン_(ロケット)
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タイタン・ロケット

基本データ
運用国 アメリカ合衆国
開発者グレン・L・マーティン・カンパニー
運用機関 アメリカ空軍
アメリカ航空宇宙局
発展型タイタンI
タイタンII
タイタンII GLV
タイタン23G
タイタンIIIA
タイタンIIIB(英語版)
タイタンIIIC(英語版)
タイタンIIID(英語版)
タイタンIIIE(英語版)
タイタン34D(英語版)
コマーシャル・タイタンIII(英語版)
タイタンIV
物理的特徴
軌道投入能力
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ケープ・カナベラルでテスト発射されたタイタンI

タイタン (Titan) は、アメリカ合衆国大陸間弾道ミサイル (ICBM)、および人工衛星打ち上げロケットである。ICBMとして退役後も衛星打ち上げ用として改良が続けられ、アメリカ空軍軍事衛星や、大型衛星の打ち上げ用として1959年から2005年まで運用された。計368機が打ち上げられ、その中には1960年代半ばのジェミニ有人宇宙船の打ち上げも含まれる。タイタンは1980年代末のアメリカの大陸間弾道ミサイルの削減まで一翼を担うだけでなく、軍用の衛星と同様に民間の衛星の打ち上げにも使用された。タイタンは同様に高い成功率で火星木星土星天王星海王星への探査機を打ち上げた。

タイタンの名前はギリシャ神話ティタンに由来する。
タイタンI詳細は「タイタンI (ミサイル)」を参照

マーティン・マリエッタ社(現在はロッキード・マーティン社)によって核弾頭を備えるICBMとして開発された。当初、先行したアトラスICBMの開発が難航したため、バックアップとしてタイタンIが1955年に開発着手された。2段式でタイタンシリーズで唯一RP-1液体酸素を推進剤とする。1959年初飛行。1962年から運用が開始され、その後改良型のタイタンIIに置き換えられ、1965年に退役した。

第1段(LR-87-3×2基)・第2段(LR-91-3)ともケロシン液体酸素を用いたエンジンを採用している。

名称: HGM-25A タイタン I

アメリカ空軍所属の大陸間弾道ミサイル(二段式液体燃料ロケット)

1962年実戦配備、1965年退役

サイロ配備(発射はエレベーターで地上に出てから)、ホットローンチ方式

推進剤: ケロシン液体酸素

誘導方式: 電波誘導指令

弾頭: 1 (Mk.4再突入体(RV)にW38核弾頭核出力 3.75 Mt))

全長: 29.87 m

発射重量: 99,790 kg

射程: 10,000 km

命中精度 1,400 m(CEP)

タイタン IIサイロから発射されるタイタンII詳細は「タイタンII (ミサイル)」、「タイタンII GLV」、および「タイタン23G」を参照

タイタンIを改良したICBMで、1962年初飛行。第1段(LR-87-7×2基)- 第2段(LR-91-7)ともハイパーゴリック推進剤である四酸化二窒素 (N2O4)とエアロジン-50 (A-50、UDMH/MMH)を燃料として用いたことにより即応性が向上している。


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