タイガーマスクW
ジャンルプロレス
アニメ
原作梶原一騎、辻なおき
シリーズディレクター小村敏明
シリーズ構成千葉克彦
キャラクターデザイン香川久
音楽高梨康治(Team-MAX)、刃-yaiba-
アニメーション制作東映アニメーション
製作テレビ朝日、東映アニメーション
放送局テレビ朝日系列
放送期間2016年10月2日 - 2017年7月2日
話数全38話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ
『タイガーマスクW』(タイガーマスクダブル)は、2016年10月2日(1日深夜)[1] から2017年7月2日(1日深夜)までテレビ朝日ほか(詳細は後述)で、日曜 2:30 - 3:00(土曜深夜)に放送された東映アニメーション(東映動画から社名変更)が制作するテレビアニメ。全38話[2]。
キャッチコピーは、「最強の虎は 俺かお前か」[注 1]。 本作は、梶原一騎原作・辻なおき作画によるプロレス漫画『タイガーマスク』を原典として1969年 - 1971年(昭和44年 - 昭和46年)に制作・放送された連続テレビアニメ『タイガーマスク』(以下「第1作目」)の続編として制作されている。タイガーマスクシリーズ初のハイビジョン制作かつデジタル彩色アニメでもある。 「タイガーマスク」と題されたアニメ作品が放送されるのは、第1作目の後に作られた『タイガーマスク二世』(以下『二世』)以来、約34年半ぶりとなる。なお、『二世』にも漫画版が存在しているが、本作の漫画版は存在せず、本作で描かれたストーリーは原典をベースにしている部分もあるが基本的にはアニメ独自のものである(#過去作との関わりも参照)。メインストーリー以外では、ギャグ作品に定評のある脚本家・浦沢義雄(ほか数名)によるコメディ中心のエピソードが数回あることや、2クール(第13話)以降の女子プロレスラー登場などが代表的な独自要素である。これらは男性レスラーたちの戦いのみをシリアスかつストイックに描いていた第1作目とは一線を画し、物語にバラエティ豊かな色を添えている。 本作でも新日本プロレスが『二世』の当時同様に全面協力し、同団体に所属する実在のプロレスラーも実名で登場する[3][4]。一部のレスラーは、声の吹き替えも本人自身が行っている。 テレビ放送は、テレビ朝日系列のフルネット24局すべてをカバーしている。クロスネット局の福井放送とテレビ宮崎およびBSデジタル放送のBS朝日では未放送だった。 テレビ朝日は『プロレスアワー』、ABCは『マッスルサンデー』という名称で、本作とプロレス中継番組『ワールドプロレスリング』(以下『ワープロ』)の2番組によるコンプレックス編成となり、一部の局を除いて放送時間は『ワープロ』の前(第1部)か後(第2部)の枠に置かれ[注 2]、同番組とも連動する形となる[1]。この連動企画の最大の目玉として、かつて『二世』放送時に現実のレスラーとしての「タイガーマスク」が登場したように「タイガーマスクW」と名乗るプロレスラーが新日本プロレスの興行に登場し、不定期ながら現実のリングで戦っている(現実の「タイガーマスクW」の詳細は、プロレスラーとしての「タイガーマスク」の項などを参照)。 なお、本作の終了で、『ワールドトリガー』終了以来半年ぶりに再開していたテレビ朝日制作の東映アニメーション作品は、再び休止期間に入り、同作の2ndシーズンが2021年1月に放送されるまで[5]約3年半のブランクが生じる。そのため、平成では最後の両社による制作作品となった。 2016年3月、新日本プロレスのオーナーを務める木谷高明(ブシロード[注 3] 社長)が「タイガーマスクの新作アニメ企画が進行中である」ことを明らかにする[6]。同月25日には東映アニメーションも同社創立60周年記念企画の一環として製作することを発表[7]。同年7月22日に正式タイトルとキービジュアル、およびストーリー概要とメインスタッフが公開、同年8月17日に「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」にて行われたイベントで主要キャラクターの配役が発表[8]。
概要
制作略歴