ゾンビー
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「ゾンビ」のその他の用法については「ゾンビ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

「リビングデッド」はこの項目へ転送されています。amazarashiの曲については「リビングデッド (amazarashiの曲)」をご覧ください。
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出典検索?: "ゾンビ" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年2月)
パリで開催された『Zombie Walk』でゾンビのコスプレをしている女性。(2017年

ゾンビ(英語: zombie)は、何らかの力で死体のまま蘇った人間の総称である。多くはホラーファンタジー作品などに登場し、「腐った死体が歩き回る」という描写が多くなされる架空の存在である。
現実におけるゾンビ
起源

「生ける死体」として知られており、ブードゥー教のルーツであるヴォドゥンを信仰するアフリカ人霊魂の存在を信じている。こちらについては「目に見えないもの」として捉えている。「ゾンビ」は、元はコンゴで信仰されている神「ンザンビ(Nzambi)」に由来する。「不思議な力を持つもの」はンザンビと呼ばれており、その対象は人や動物、物などにも及ぶ。これがコンゴ出身の奴隷たちによって西インド諸島ハイチに伝わる過程で「ゾンビ」へ変わった[1]
伝統的な施術ハイチのゾンビのイラスト

この術はブードゥーの司祭の一つであるボコにより行われる。ボコの生業は依頼を受けて人をおとしめることである。ボコは死体が腐り始める前に墓から掘り出し、幾度も死体の名前を呼び続ける。やがて死体が墓から起き上がったところを、両手を縛り、使用人として農園に売り出す。死体の魂は壷の中に封じ込まれ、以後ゾンビは永久に奴隷として働き続ける。死人の家族は死人をゾンビにさせまいと、埋葬後36時間見張る、死体に毒薬を施す、死体を切り裂くなどの方策を採る。死体に刃物を握らせ、死体が起き出したらボコを一刺しできるようにする場合もあるという。

もちろん、名前を呼ばれて死体が蘇るはずもなく、農民たちによる言い伝えに過ぎない。ブードゥーを信仰しているハイチなどでは、今日でも「マーケットでゾンビを見た」などの話が多い。また、知的・精神的障害者の様子がたまたま死者に似ていたケースを取り上げ、「死亡した人がゾンビ化される事例がある」などとされることもある(#実情)。
ゾンビ・パウダー

実際にゾンビを作るにあたって、ゾンビ・パウダーというものが使用される。ゾンビ・パウダーの起源はナイジェリアの少数民族であるエフェク人やカラバル人にあるとされる。西アフリカ社会では伝統的な刑法としてこの毒が用いられており、これが奴隷たちにより西インド諸島に持ち込まれた。一般に、「ゾンビ・パウダーにはテトロドトキシンが含まれている」と言われている。この毒素を対象者の傷口から浸透させることにより仮死状態を作り出し、パウダー全量に対する毒素の濃度がちょうど良ければ薬と施術により蘇生し、濃度が高ければ死に至り、仮死状態にある脳(前頭葉)は酸欠によりダメージを負うため、自発的意思のない人間=ゾンビを作り出すことが出来る。ゾンビと化した人間は、言いなりに動く奴隷として農園などで使役され続けた。

これらは民族植物学者ウェイド・デイヴィス (Wade Davis) が自著[2]で提唱した仮説であり、実際は事実に反する事項や創作が多く、例えばゾンビ・パウダーに使われているのはフグの仲間であるハリセンボンだと言われるが、ハリセンボンはテトロドトキシンを持っていない。また、テトロドトキシンの傷口からの浸透によって仮死状態にするという仮説には無理があるとの指摘もある。
実情

「ゾンビ化」とは、嫌われ者や結社内の掟を破った者に社会的制裁を加えるための行為であり、この場合の「死者」とは生物的なものではなく、共同体の保護と権利を奪われる、つまり「社会的な死者として扱われる」ことであると、ゾラ・ニール・ハーストンやアルフレッド・メトロー(英語版)などの人類学者は、ゾンビに関する研究の早い時期から論じていた[3]

イギリス人の人類学者ローランド・リトルウッド(英語版)がハイチで行った調査によれば、ゾンビとなってよみがえったとされる男性、ゾンビになってよみがえったとされる女性についての2例がそれぞれの父・姉から報告されたが、当人をCTスキャンにかけたところ異常はなく、DNA検査をしたところ、どちらも親子・姉妹関係のない他人の空似だったことが判明した[4]。リトルウッドが当人から聞き取りをしたところ、知的障害が疑われる応答をしていたことから、ハイチにおいてゾンビとされる事例には、知的障害者を死んだ近親者と見間違えて誤認する例が多いのではないかとリトルウッドは考えた[4]


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