ゾイド_-ZOIDS-
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ゾイド -ZOIDS-
ジャンルロボットアニメアドベンチャー
アニメ
原作トミー
監督加戸誉夫
シリーズ構成隅沢克之
キャラクターデザイン坂崎忠
音楽Robert Etoll、杉内信介
アニメーション制作XEBEC
製作毎日放送小学館プロダクション
放送局TBS系列
放送期間1999年9月4日 - 2000年12月23日
話数全67話
関連作品

機獣新世紀・ZOIDS
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『ゾイド -ZOIDS-』は、トミー(現タカラトミー)の玩具「ゾイド」をモチーフにした日本テレビアニメ1999年9月4日から2000年12月23日まで毎日放送(MBSテレビ)・TBS系列テレビ山口除く)で毎週土曜18時00分から18時30分(通称土6枠)に放送された。
概要

ヘリック共和国ガイロス帝国の戦争が続く惑星Zi(ズィー)を舞台に、バンとフィーネの冒険と金属生命体ゾイドとの交流を描いた物語。バンの少年期を描いた少年編の第1部と、青年期を描いた第2部ガーディアンフォース(GF)編の二部構成となっている。他のゾイドシリーズアニメ作品と区別するため「無印ゾイド」と通称されることも多い[1]

アニメージュ誌やアニメディア誌といった媒体によっては『ゾイド・メカ生体戦記』とクレジットされることもあった。

登場ゾイドは、全てトゥーンレンダリングによる3DCGで描写されているのが特徴[2]

土6枠最長の16ヶ月全67話を放送し、さらに第2作『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』も放送された[注 1]

アメリカでは『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』の放送後、2002年2月よりカートゥーン ネットワークにて『Zoids: Chaotic Century』のタイトルで放送が開始された。

番組の途中からスポンサー表示画面に視聴者から送られた改造ゾイドの写真が使われるようになった。
製作エピソード

世界観や初期のメインキャラクターなどは漫画『機獣新世紀ZOIDS』の著者である上山道郎がほぼ原案を担当している。上山が「ゾイドの漫画を描いてみないか」と依頼された時点ですでにアニメシリーズの放送は決定していたが、ストーリー、メインスタッフ、キャラクターなどアニメの根本的な部分が未決定な状態であり、漫画化という形でその原案を委託されることとなった[4]。このような経緯から第1部は漫画版を踏襲した展開になっているが、GF編は完全にアニメ独自の展開となった。当初はアニメを西方大陸の南部を舞台とし、北部を舞台とするゾイドバトルストーリーと世界観をリンクさせる展開も告知されていたが[5][注 2]、放送が進むにつれ独自の設定やストーリーを歩んだ。

機体などの幾つかの設定変更には、アニメスタッフ側からの打診もあった[7]。放送時にトミーにおいて設定製作を担当していた大河原紀雄は、本アニメと漫画版は、『ゾイドバトルストーリー』とは類似した固有名詞を用いた独自世界観の作品という見解を示している[8]
あらすじ
舞台背景

古代ゾイド人の滅亡後に地球人類が移民団として入植した惑星Zi[9][注 3]・西方大陸ではヘリック共和国ガイロス帝国の激しい戦争が行われていた。その停戦後[注 4]、ヘリック共和国軍とガイロス帝国軍の間で一触即発の緊張感が再び高まりつつあった[11]。その前線司令官であった共和国軍ハーマン大尉と帝国軍シュバルツ少佐は、ともに停戦条約に則る腹積もりだったものの、帝国側の交戦派であるギュンター・プロイツェン元帥と、その意図を汲んだマルクスの工作によって両軍の交戦が開始される[12]。その後共和国軍と帝国軍は何回かの攻防戦を行った末に、帝国軍が氷山に偽装した大部隊をニューヘリックシティ目前にまで到達させることに成功する。しかし、その際に帝国皇帝ツェペリンが死去。皇位継承権を持つその孫ルドルフは和平を望んだため、帝国軍の撤退命令と共和国への講和を持ちかけた[13]

しかし、共和国侵攻の野心を捨てていなかったプロイツェンは共和国の犯行と偽装し、ルドルフ暗殺の陰謀を企てる[14]。途中、ルドルフ誘拐事件など幾つかのアクシデントを経たあと、皇位継承者の証である皇帝の指輪を入手したプロイツェンは、それを証拠としてルドルフは暗殺されたとし、「もしルドルフの身にもしものことがあれば、プロイツェンが皇位を継承する」という皇帝の遺言に従い次期皇帝の地位に就くと宣言する[15]

その後、帝国にルドルフが到着し、自身に忠誠を誓うホマレフ宰相に対面。それを受けてプロイツェンが自身の部隊を差し向けたため、ホマレフはそれに対抗し、ルイーズ大統領に取り次ぎ、ヘリック共和国軍に応援を要請する[16]。プロイツェンは駆け付けた共和国軍の行動を侵攻と位置づけ、自らクローン再生させたデスザウラーにより攻撃を開始。そこへアーラ・バローネに連れられたルドルフが駆け付け、制止を持ちかけるが反発、そこへ駆け付けたシュバルツ率いる帝国軍とも交戦する。最終的にはデスザウラーもろともブレードライガーを駆るバンに撃破される。こうして戦いが終わった後、ルドルフの正式な戴冠式が行われ[17]、共和国と帝国は正式な講和条約を結んだ[18]

それから2年後、突如として各地で攻撃を行う謎の軍団が現れ、これに対処するため共和国・帝国両国は「ガーディアンフォース」を設立した[18]
第一部(少年編)

父のようなゾイド乗りを目指す少年バンは、盗賊に追われ逃げ込んだ遺跡の中で、カプセルから誕生したオーガノイドのジークと遭遇する。ジークの力で辛くも危機を脱したバンは、同じくカプセルから生まれた少女フィーネと出会い、フィーネの失われた記憶を求め「ゾイドイヴ」探しの旅に出る。

賞金稼ぎのアーバインや運び屋のムンベイとの出会いや、ガイロス帝国軍の中で最強のゾイド乗りで黒いオーガノイド・シャドーを相棒にする少年レイヴンとの死闘。惑星Ziに新たな戦禍を巻き起こし、支配者として君臨することを目論む帝国摂政ギュンター・プロイツェンの陰謀との闘いを経て、バンはゾイド乗りとして成長していくのだった。
第二部(ガーディアンフォース編)

デスザウラーとの戦いから2年後。ヘリック共和国軍とガイロス帝国軍の戦争は終結し、正式に和平を結んだヘリック共和国とガイロス帝国は、共同で戦時中に使用されたスリーパーゾイドなどの撤去を行っていた。

再びゾイドイヴ探しの旅を続けるバンとフィーネだったが、手掛かりを得られず一度共和国に戻る[19]。そこでバンはヘリック共和国軍のクルーガー大佐の下で軍人としての訓練を受け、フィーネはドクター・ディと共にゾイドイヴの調査を行うことになる。

やがて再び戦乱を招こうとする未知の敵が現れ、バンとフィーネは共和国と帝国の両国の軍が共同で平和維持を目的として設立した特殊部隊「ガーディアンフォース」の一員として行動を開始する。
登場人物
主要人物
バン・フライハイト
- 岸尾大輔(現・岸尾だいすけ)本作品の主人公。辺境の村ウィンドコロニーに住む少年。一人称は『俺』。性格は明るく天真爛漫、思ったまま素直に行動する熱血少年。卑怯なことや曲がったことが大嫌い。友情に厚く「友達を助けるのは当たり前」と断言する[20]。優しい性格だが、これが甘さとなり事態を招くこともあった[21]。父親ダン・フライハイトのような立派なゾイド乗りになることを夢見る。両親は既に亡くなっており、面倒見のよい姉マリアとの二人暮らし。


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