ソールズベリー伯爵
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ソールズベリー伯爵(英:Earl of Salisbury)は、イングランド貴族伯爵位の一つ。過去に5回創設されており、エリザベス朝からステュアート朝初期の宰相ロバート・セシルが1605年に叙された5期目のものがソールズベリー侯爵位の従属爵位として現存している。
目次

1 歴史

2 一覧

2.1 ソールズベリー伯 第1期(1145年頃創設)

2.2 ソールズベリー伯 第2期(1337年創設)

2.3 ソールズベリー伯 第3期(1472年創設)

2.4 ソールズベリー伯 第4期(1478年創設)

2.5 ソールズベリー伯 第2期(1485年復帰)

2.6 ソールズベリー伯 第5期(1605年創設)


3 脚注

3.1 注釈

3.2 出典


4 参考文献

歴史

ソールズベリー伯の爵位には複雑な歴史がある。この称号は12世紀の半ばにパトリック・オブ・ソールズベリー(英語版)のために創設されたのが最初の創設である。この称号は女系相続を経て代々継承され、5代目のアリス・ド・レィシー(英語版)まで続くが、1322年にアリスの夫であるランカスター伯トマスが従弟のイングランドエドワード2世に対する反逆罪で処刑されると、彼女もソールズベリー伯の爵位を返上することになった。

1337年3月16日、ソールズベリー伯は国王エドワード3世の寵臣でスコットランドとの戦闘で功のあったウィリアム・モンタキュートのために再創設された[1]

1428年に第4代ソールズベリー伯トマス・モンタキュート百年戦争におけるオルレアン包囲戦で戦死するとその娘であるアリス・モンタキュート(英語版)が5代ソールズベリー伯爵位を継承した。彼女は初代ウェストモーランド伯ラルフ・ネヴィルの息子リチャード・ネヴィルと結婚していたため、リチャード・ネヴィルも妻の権利(英語版)で第5代ソールズベリー伯爵を継いだ[1][2]

二人の長男リチャード・ネヴィルは第16代ウォリック女伯爵アン・ビーチャム(英語版)と結婚。1450年3月2日に妻の権利で彼も16代ウォリック伯を継承するとともに一代限りでウォリック伯に叙された。さらに1462年の母の死で第6代ソールズベリー伯爵位も継承した[1]。リチャードははじめ、ヨーク家、のちにランカスター家に付いてエドワード4世の即位やエドワード6世の復位を左右するほどの権力をふるったため、「キングメーカー」の異名を取ったことで知られる[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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