Saulieu
ソーリュー(フランス語: Saulieu)はフランスのブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏コート=ドール県にあるコミューン。パリとマルセイユなどをつなぐオートルート (A6)) からやや離れた位置の不便で小さな町であるが、美食と[1]、ロマネスクの柱頭を伝える聖堂で知られている[2]。 ソーリューはガロ=ロマン時代から交通の要衝として知られており、宿場町を形成していた[1]。近隣のオータンとの関係はシャルル2世によって発行された843年の書状に記録があり、オータンにソーリューが属す形であったことがわかる[2]。11世紀に建てられた教会堂は位置を変え、また改築により姿は変わったものの、現在もサンタンドッシュ聖堂として現存する[2]。17世紀以降は食通の間で名の知れた街となった[2]。1677年8月26日にこの町に宿泊したセヴィニエ夫人は、食に関して賛辞を書き残している[2]。この時夫人は美食を楽しむことを聖母マリアに許していただこうということで、小さなマリア像を寄贈もしている[1]。広場にある歴史的記念物の噴水は1760年に制作されたもの[3]。1932年に料理人アレクサンドル・デュメーヌが始めたレストラン、「ラ・コート・ドール」は1951年にミシュランガイドの3つ星を獲得した[1]。旧国道6号線が通っていたが、1960年代に開通したオートルート A6はソーリューを外れた経路で設定されたために微妙に不便な町となってしまったものの、美食で客を呼べる町として殊に名前が知られている[1]。 人口の推移は下表のとおり[4]。これ以前(1793年 - 1999年)については社会科学高等研究院 (EHESS) のサイト参照[5]。 人口推移
歴史
人口
年人口±%
20062,643?
20112,538?4.0%
20162,441?3.8%
ル・ルレ・ベルナール・ロワゾー
名所・旧跡
サンタンドッシュ聖堂 (Basilique Saint-Andoche
レストランの、ル・ルレ・ベルナール・ロワゾー (Le Relais Bernard Loiseau