ソードガイ_装刀凱
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ソードガイ 装刀凱
ジャンル
ダーク・ファンタジー
漫画:ソードガイ 装刀凱(第1章)
ソードガイ ヱヴォルヴ(第2章)
原作・原案など雨宮慶太(キャラクターデザイン)
井上敏樹(原作)
作画木根ヲサム
出版社ヒーローズ
掲載誌月刊ヒーローズ
レーベルヒーローズコミックス
発表号第1章:2012年12月号 - 2015年11月号
第2章:2015年12月号 - 2019年7月号
巻数全6巻(第1章)
全7巻(第2章)
アニメ:ソードガイ The Animation
原作雨宮慶太、井上敏樹、木根ヲサム
総監督池添隆博
監督中智仁
シリーズ構成井上敏樹
脚本井上敏樹、児玉和土
キャラクターデザイン中嶋敦子
音楽中川幸太郎
アニメーション制作ランドック・スタジオ
製作ソードガイ製作委員会
配信サイトNetflix
配信期間PartT:2018年3月23日
PartU:2018年7月30日 -
話数PartT:12話
PartU:12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ソードガイ 装刀凱』(ソードガイ)は、キャラクターデザイン・雨宮慶太、原作・井上敏樹、作画・木根ヲサムによる日本漫画。『月刊ヒーローズ』(ヒーローズ)の1周年記念大型新連載として2012年12月号より連載開始。その後、第2章『ソードガイ ヱヴォルヴ』と改題して、2015年12月号から2019年7月号まで連載された。「武装魔」と呼ばれる怪物となった主人公が、自身の呪われた力に苦悩しながらも過酷な運命に立ち向かっていくダークヒーロー作品。
あらすじ

産まれて間もない赤子が山奥で捨てられていた。通りかかった刀匠の亜門は赤子を凱と名付け、養子として育てる。時は流れ成長した凱は亜門の弟子となっていたが、作刀中の事故により右腕を失ってしまう。

凱が右腕を失う理由となった刀は“死龍”と呼ばれる魔を宿した刀であり、凱はその呪いにより生命の危機におちいることに。亜門は凱を救うべく魔刀をあえて凱の義手に作り変えることで凱を苦しみの淵から救い出す。しかし、時を同じくして凱の兄弟子の辰巳は知人から預かった槍の魔力に囚われ、殺戮を繰り返す怪物「武装魔」になってしまう。理性を失い亜門の娘・さやか、そして凱へ襲いかかる辰巳。その時凱の咆哮と共に右腕の義手が刀へと変化し辰巳を両断した。
登場人物
飛騨山中
緒方 凱(おがた がい)
声 -
上村祐翔[1] / 幼少期 - 七瀬彩夏本作の主人公。17歳。森で首を吊って自殺した母親から生まれた少年。刀匠・亜門にひろわれ、弟子として育つ。特徴は頭に付けている珠の髪飾り。自分を捨てた母親を恨んでおり、普段から冷静で無愛想である。その理由は複雑なものだが、その一つとして「胸の奥から聞こえる“殺意”の声」を挙げており、特にさやかを傷つけてしまうことを恐れていた模様。そのため、常に「ここではないどこか」を求め、その感情を解き放てる場所を探していた。右腕を失い魔刀“死龍”を義手としてからは、その力を制御できず度々暴走を繰り返し幼児退行を起こすこともあった。だが、後にさやかの想いを受け止め、逃げ続けていた「自分の生」と向き合い、克服したことで、死龍を受け入れ制御することに成功する。また、一条の武装魔化を負い目に感じてもおり、彼の望みを叶えるため戦う決意をする。その後、一条との戦闘に入るも武装魔となった一条に苦戦し、二度と戻れないと分かりながらも一条を止めるために武装魔と化し、一条と死闘を繰り広げる。死闘の末、一条を倒すも、なぜか人間の姿に戻り、監視していた吾嵐から武装魔、そして完全体の真実と一条との戦いが処史代によって仕組まれていたことだと告げられ、唖然とする。その後、百鬼から実家に危機が訪れていることを告げられ、実家に向かうも武装魔と化した亜門と対峙する。亜門に人間に戻るよう何度も説得するが、既に人間には戻れないことを悟り、自らの手で亜門を討つ。しかし、その直後に母親の遺体に憑依した武装魔に目の前でさやかを拐われてしまう。さやかを救うために百鬼の勧誘に乗り、処史代に入ることを決意する。 続編のヱヴォルヴでは処史代の戦闘員としてさやかの行方を探しながら活動している。武装魔に襲われていた蒔香を助ける形で彼女と出会う。その後は自身に再び接触してきた蒔香を餌にしたジャドウによって飛騨に作った結界を破られ、アロニスの侵入を許してしまう。その後、アロニスや配下のプロニモフと戦い、アロニスの第二形態に苦戦するもアロニスを倒す。その後、目撃者の蒔香を始末しなかった罰として、蒔香の身の安全のために上層部から蒔香の通う高校に潜入するように言われる。前作に比べると精神的に成長し、口数も多くなり、少なからず他者との交流を持つようになる。ただし、都会の生活には戸惑いを感じている模様。義手となった“死龍”は戦闘に応じて形態変化する。制御出来ていないころは剣を生やした龍のような有機的形状をしていたが、彼が受け入れたことで殺意を訴えず、より刀剣に近い無機的な形態に変化した。: 「武装魔」にとっての神である「武装神」の器と目されており、「武装魔」・処史代の双方から狙われている。アニメ版では、さやかを傷付けまいと“死龍”を斬り外しビルの屋上から飛び降りるも死に切れず、我眉衆に助けられそのまま行動を共にする。我眉衆が襲撃された際、“死龍”が舞い戻り「武装魔」へと覚醒してしまう。人を狂気で魅了する能力を持ち、暴力性を高め意のままに操る。また原作と違い、武装魔になると自分の意思では自我を保てない模様。後にさやかの一撃で元に戻り、慎にさらわれたさやかを救うべく最終決戦へ挑む。エピローグでは緒方家に戻り刀匠として一振り鍛え上げている。
黒龍神鬼(ネガ・レグルス)
凱の完全体としての姿。外見は細身の黒い双角の鬼と龍を足したような姿であり、背中からは鋭利な尾が生えている。その姿には“死龍”誕生の際に語られる「鬼」と「飛び去った龍」の衣裳が現れている。一条との戦いで完全体として覚醒し、それ以降は自分の意思でこの姿なれるようになり、武装魔達から黒龍神鬼〈ネガ・レグルス〉と呼ばれるようになる。
緒方 さやか(おがた さやか)
声 - 相坂優歌[1]本作のヒロイン。亜門の娘。17歳。溌剌とした明るい少女で、同い年でありながら凱のことを弟のように思っており、何かと世話を焼きたがる。刀作の際は巫女としての役割も担う女子高生。凱からはうっとうしがられることも多いが、彼が自分の内なる声を恐れる理由となるほど、深く食い込んでいる。彼女もまた凱を失うことを恐れており、ある種の相思相愛の関係にある。凱に己の気持ちを告げ、彼に“死龍”制御のきっかけを与える。凱が打った刀を貰い花龍と名付け、同時に無自覚のまま花龍のクリサリスとなる。その後、父が武装魔と化し、その混乱の中で、凱の母親の遺体に憑依した武装魔に拐われる。続編のヱヴォルヴでは愛邪のゼパールから亜門が凱によって殺されたことを教えられ、凱に憎しみを抱き、自らの意思で武装魔側に就いている。凱と再会した時は凱に対して敵意を隠さずに敵対する意思を示している。またクリサリスとなった自覚もある模様。しかし、ゼパールに協力しているわけではなく、ゼパールに対して「花龍」が愛の証拠だと語ったり、眠りながら凱の名前を呟くなど、凱に本気で敵対しているかは不明なところもある。 本編では一途で優しい少女として描かれているが、第四巻のおまけ漫画では執着心が強い少女としてパロディにされている。


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