ソードアート・オンライン
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この項目では、ライトノベルおよびその関連作品について説明しています。

同作を原作としたアニメについては「ソードアート・オンライン (アニメ)」をご覧ください。

同作を原作としたコンピュータゲームについては「ソードアート・オンラインのコンピュータゲーム作品」をご覧ください。

ソードアート・オンライン
ジャンルVRMMORPGサイバーパンクバトルアクション
小説:ソードアート・オンライン(SAO)
ソードアート・オンライン プログレッシブ(SAOP)
著者川原礫
イラストabec
出版社アスキー・メディアワークスKADOKAWA
レーベル電撃文庫
刊行期間SAO:2009年4月10日 -
SAOP:2012年10月10日 -
巻数SAO:既刊27巻(2022年10月現在)
SAOP:既刊8巻(2021年6月現在)
スピンオフ小説


ガンゲイル・オンライン時雨沢恵一

クローバーズ・リグレット渡瀬草一郎

テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画フィクション
ポータル文学漫画

『ソードアート・オンライン』(Sword Art Online)は、川原礫によるライトノベル。小説のイラストabecが担当している。公式略称は「SAO」[1]。小説の他にも、漫画化・アニメ化・ゲーム化・テレビドラマ化など様々な展開が行われている[2]

作中に登場するゲーム「ソードアート・オンライン」については本項VRMMORPGを参照。
あらすじ

西暦2022年、1000人のユーザーによるベータテストを経て世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」(SAO)の正式サービスが開始され、約1万人のユーザーは完全なる仮想空間を謳歌していた。

しかし、ゲームマスターにして開発者である天才量子物理学者の茅場晶彦がプレイヤーたちの前に現れ、自発的ログアウトは不可能であること、舞台「浮遊城アインクラッド」の最上部第100層のボスを倒してクリアすることだけが脱出する唯一の方法であること、そして死亡した場合には現実世界のプレイヤー自身が本当に死亡するということを宣言した。プレイヤーの1人である少年キリトはこの絶望的な狂気のデスゲームで生き残るべく戦うことを決意し、始まりの街から旅立ってゆく。

しかし、後に「SAO事件」と称されるこのデスゲームは、仮想世界をめぐるさまざまな事件の幕開けにすぎなかった。
プログレッシブ
前日譚 収録巻:『プログレッシブ』第1巻 -デスゲームの開始から1か月、アインクラッドではすでに約2千人ものプレイヤーが死亡していた。誰も第1層を突破できずにベータテスターと一般プレイヤーの確執ばかりが深まる中、騎士を自称するプレイヤーであるディアベルの主導により、ついに初めてのボス攻略が行われることになる。そして、キリトはその第1回ボス攻略会議の席にて成り行きから助けた少女アスナとコンビを組む。しかし、フロアボスとの戦いによってディアベルが戦死した結果、キリトはベータテスターと一般プレイヤーの対立を鎮めるために「ビーター」の汚名を名乗ることを余儀なくされ、象徴を失った攻略プレイヤーたちも攻略方針の違いから2つの派閥に分かれてしまう。さらには裏から派閥対立を煽り、プレイヤーたちに
プレイヤーキル(PK)、つまり殺人の一線を越えさせんとする「煽動PK集団」の影までもが見え隠れする。キリトとアスナは攻略集団の中で微妙な立場に置かれながらも、対立と煽動PK集団の暗躍によって危うい舵取りを強いられる派閥間の調整に奔走すると同時に、自らもアインクラッドの攻略に挑んでいく。
アインクラッド編
第1部 収録巻:第1巻 - 第2巻 / 第8巻(一部)/ 第22巻(一部)茅場晶彦によるデスゲームの開始から約2年近くが経過し、最前線は第74層まで達したものの、生存者は約6千人まで減っていた。最強ギルド「血盟騎士団」の副団長となったアスナとのコンビを解消したキリトは、数々の出会いと別れを繰り返しながら孤独なソロプレイヤーとして最前線で戦い続けていた。そんなある日、偶然にもアインクラッドで貴重とされるS級食材を手に入れたキリトは、それをきっかけに久々にアスナとパーティを組み、再び心を通わせていく。それこそが、「SAO事件」最後の3週間の始まりであった。
フェアリィ・ダンス編
第2部 収録巻:第3巻 - 第4巻 / 第22巻(一部)SAOがクリアされて約2か月が経過した2025年1月。キリトこと桐ヶ谷和人が現実世界へ帰還していたのに対し、SAOにて心を通わせたアスナこと結城明日奈は帰還することなく病院のベッドにて眠り続けていた。同様に、300人ものプレイヤーが意識を失ったまま眠り続けており、初期化されるはずのSAOサーバーも不可解な稼動を続けているという。この現状に乗じ、明日奈の父が経営する総合電子機器メーカー「レクト」の社員にしてSAOサーバーの維持管理担当者である須郷伸之は、強引に明日奈を妻にしようと目論む。自らの無力感に苛まれる和人は、妖精たちのファンタジー世界を舞台としたハイスペックVRMMORPG「アルヴヘイム・オンライン」(ALO)の中でアスナらしき人物が目撃されたという情報を得る。真実を確かめるために再び仮想世界へダイブした和人は、かつてSAOで共に暮らした「娘」のユイやALOへのダイブ直後に出会った剣士のリーファと共に、ALOの中心「世界樹」の攻略を目指す。
ファントム・バレット編
第3部 収録巻:第5巻 - 第6巻SAOがクリアされて1年後の2025年12月。和人は救出した明日奈やかつての仲間たちと共に、ALOの世界を生きていた。そんなある日、和人は、SAO事件で顔見知りとなった総務官僚の菊岡誠二郎から、銃撃戦が繰り広げられる銃器と鋼鉄のVRMMORPG「ガンゲイル・オンライン」(GGO)に出没した謎のプレイヤーである死銃(デス・ガン)が関わるとされる連続変死事件の調査を依頼される。真相を究明するべくGGOへダイブした和人は、ログイン直後に知り合った少女のシノンからこの世界についてのレクチャーを受けつつ、死銃との接触を図るべく最強のガンナーを決める大会「バレット・オブ・バレッツ」(BoB)に参加する。これまでとまったく勝手の違う銃器世界での戦いにキリトは苦戦するが、持ち前の剣技と反射神経、センスを駆使しながら勝ち抜いていく。やがて一連の事件の真実に迫る中、キリトはSAO時代に対峙したPK(プレイヤーキラー)集団 「ラフィン・コフィン」 との忌まわしき因縁と対峙することになる。
キャリバー編
外伝 収録巻:第8巻(一部)2025年12月28日の朝、和人と直葉は「MMOトゥモロー」の一面を飾った「聖剣エクスキャリバー」発見の知らせを目撃する。新生アインクラッド攻略にかまけてヨツンヘイム攻略をおろそかにしていた和人は、これを機に「聖剣エクスキャリバー」獲得を目指す。しかし、ヨツンヘイムへ降りたキリト達が目にしたのは巨人型邪神と共闘して象水母型邪神を狩るレイドパーティーという奇妙な光景であった。
マザーズ・ロザリオ編
外伝 収録巻:第7巻「死銃事件」から数週間後の2026年1月。アスナはリズベットたちから「絶剣」と呼ばれる凄腕の剣士がALOに現れたことを聞く。その剣士は自らの「オリジナル・ソードスキル」を賭け、1対1の「デュエル」の相手を募集しているらしい。キリトすら撃ち破ったその腕と剣技に興味を持ったアスナは自分も「絶剣」ことユウキに勝負を挑むが、熱戦の末に敗れてしまう。その後、アスナは親しくなったユウキから彼女がリーダーを務めるギルド「スリーピング・ナイツ」を紹介され、他のメンバーとも打ち解け始める。しかし、「スリーピング・ナイツ」のメンバーにはある悲しい秘密が隠されていたのだった。
オーディナル・スケール
劇場アニメ 原作未収録2026年4月。「ナーヴギア」をその後継VRマシン「アミュスフィア」がとって代わったかのように、
ARマシン「オーグマー」という次世代ウェアラブル・マルチデバイスが発売された。「オーグマー」は覚醒状態で使用することができる安全性とその利便性から瞬く間にユーザーを増やし、ARアイドルのユナの存在と「オーグマー」専用のARMMORPG「オーディナル・スケール」(OS)もその人気を後押ししていた。キリトの仲間たちも「オーグマー」を日常やゲームによく活用してOSに参戦する中、キリト本人はこの新しい機器に乗り気ではなく、OSもあまりプレイしてはいなかった。そんな中、OSに旧SAOのボスモンスターが現れるという噂が流れ始める。アスナに連れられてOSをプレイしたキリトが目の当たりにしたものは、旧アインクラッド第10層のボスモンスター「カガチ・ザ・サムライロード」だった。現実世界を舞台に、多くのSAO帰還者たちを巻き込んだ悲しき陰謀が幕を開ける。
アリシゼーション編
第4部(人界編) 収録巻:第9巻 - 第14巻GGOで起きた「死銃事件」から半年が経った2026年6月。和人は菊岡からの紹介で、謎多きベンチャー企業「ラース」の開発した次世代フルダイブ実験機「ソウル・トランスレーター」のテストダイバーのアルバイトを行っていた。ある日、和人は「ダイシー・カフェ」での談笑からの帰りに「死銃事件」の実行犯最後の1人によって薬剤を注射され、昏睡状態に陥ってしまう。和人が目を覚ました時、眼前には現実世界と遜色なく豊かな感性を持つNPCたちが住まう仮想世界「アンダーワールド」(UW)が広がっていた。ログアウト不可という旧SAOと同じ状況に際したキリトは現実世界への道を求め、親しくなった少年・ユージオと共に世界の中心「セントラル・カセドラル」を目指す。一方、現実世界の和人は搬送先の病院から昏睡状態のまま連れ出され、行方不明になっていた。明日奈たちは和人の行方の手がかりを求め、藁をも掴む思いで茅場の恋人だった神代凛子にコンタクトを取り、「ラース」に潜入する。そこで菊岡の口から明かされたのは、UWの根幹にあるボトムアップ型人工知能開発計画「プロジェクト・アリシゼーション」だった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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