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『ソング・サイクル』
ヴァン・ダイク・パークス の スタジオ・アルバム
リリース1968年11月
ジャンルポップ
レーベルワーナー・ブラザース・レコード
プロデュースレニー・ワロンカー
専門評論家によるレビュー
All Music Guide ⇒link
Rolling Stone ⇒link
ヴァン・ダイク・パークス アルバム 年表
ソング・サイクル
(1968年)ディスカヴァー・アメリカ
(1972年)
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ソング・サイクル(Song Cycle)は、ヴァン・ダイク・パークスが1968年にリリースしたアルバムである。込められた壮大な野心、つぎ込まれた法外な予算、そして全くふるわなかった売り上げで有名である。
型にはまらない楽曲構成を作り上げて、アメリカ固有の音楽要素を追い求めている。対して個々の楽曲には、南カリフォルニアの様々な地域が描かれている。タイトルは、アルバムの内容を表す、連作歌曲から取られている。
レニー・ワロンカーによるプロデュース作品である。彼の監修の下で通常生じうる予算の限界が取り払われて、ヴァン・ダイク・パークスの音楽家としての才能を遺憾なく発揮する場を得られた。このアルバムでは、初期の8トラック録音を使っている。
発売後には、一定の評価こそ得られたものの、売り上げは芳しくなかった。そこでワーナー・ブラザース・レコードは、新聞と雑誌に全面広告を掲載した。そこには、『この「最優秀レコード」によって、35,509ドルの損失が生じた。(まいったね)』と記されていた。さらには、既に購入した人は盤がすり減るほどに聞き潰しているだろうから、新しい盤2枚と交換するとも書かれていた。そのうちの1枚を使って「友人を教育する」ためにも。
このアルバムに影響を受けたと公言する音楽家は多い。プロデューサーで作曲家でもあるジム・オルークも、そのひとりである。
1998年には、ヴァン・ダイク・パークス監修の下でリマスターが行われ、イギリスのライコから、ボーナストラックとして1970年発売のシングル曲であるThe Eagle And Meを加えたCDが発売された。
2007年には、本来の楽曲のみを日本独自のリマスターを行ったCDが発売された[1]。
2008年には、5.1chサラウンドを使ったDVD-Audioの計画を発表している[2]。
曲目
ヴァイン・ストリート - Vine Street (Randy Newman)
パーム・デザート - Palm Desert (Van Dyke Parks)
未亡人の散歩 - Widow's Walk (Van Dyke Parks)
ローレル・キャニオン・ブルヴァード - Laurel Canyon Blvd (Van Dyke Parks)
オール・ゴールデン - The All Golden (Van Dyke Parks)
ヴァン・ダイク・パークス - Van Dyke Parks (Public Domain)
パブリック・ドメイン - Public Domain (Van Dyke Parks)
ドノヴァンズ・カラーズ - Donovan's Colours (Donovan Leitch)
アティク - The Attic (Van Dyke Parks)
ローレル・キャニオン・ブルヴァード - Laurel Canyon Blvd (Van Dyke Parks)
バイ・ザ・ピープル - By The People (Van Dyke Parks)
ポプリ - Pot Pourri (Van Dyke Parks)
出典・脚注[脚注の使い方]^ ⇒Looking Back On 2007 2008年1月28日
^ ⇒Coming soon to a hi-fi near you: Surrounded by your favorite Cycle of Songs 2008年11月1日
外部リンク
⇒歌詞