ソワソン伯(ソワソンはく、フランス語:Comte de Soissons)は、フランスの伯爵。 9世紀から14世紀までヴェルマンドワ伯エルベール2世の子孫により継承された。婚姻により伯領はジャンヌ・ダヴェーヌ(エノー伯ジャン2世孫)へ、さらにシャティヨン家のブロワ伯ルイ2世に継承されたが、息子ギー2世
概要
1413年に、マリーとアンリ・ド・マルルの1子ロベールは、バル公位を失った補償として、マルル伯位およびソワソン伯位を手に入れ、ソワソン伯位はロベールの子孫により継承されたが、最後のソワソン伯ウジェーヌ・ド・サヴォワ=カリニャンが1734年に死去した後は、伯領は王領に併合された。
歴代ソワソン伯
カロリング家
エルベール1世 - ヴェルマンドワ伯
エルベール2世 - ヴェルマンドワ伯
ギー1世(988年没) - エルベール2世の子
アデリーズ - ギー1世の娘
ノシェ2世(Nocher II) - アデリーズの夫、バール=シュル=オーブ伯
ルノー1世(1057年没) - ノシェ2世の子
ギー2世(1057年没) - ルノー1世の子
アデライード(アデール)(1105年頃没) - ギー2世の姉妹、ウー伯ギヨーム・ビュザックと結婚
ノルマンディー家
ギヨーム・ビュザック(1079年頃没) - ウー伯、アデライードと結婚
ルノー2世 - ギヨーム・ビュサックの子
ジャン1世 - ルノー2世の弟
ルノー3世 - ジャン1世の子
1141年、ルノー3世はソワソン伯領を従兄弟イヴ2世・ド・ネールに譲り、修道士となった。
ネール家
イヴ2世・ド・ネール(1178年没) - 1141年にソワソン伯となる
コノン(1180年没) - イヴ2世の甥
ラウル1世(1235年没) - コノンの弟、ドルー伯ロベール1世の娘アデルと結婚
ジャン2世(1270/2年没) - ラウル1世の子、シャルトルおよびアンボワーズの女子相続人マオーと結婚
ジャン3世 - ジャン2世の子
ジャン4世 - ジャン3世の子
ユーグ - ジャン4世の弟
マルグリット(1350年没) - ユーグの娘、ジャン・ダヴェーヌ(エノー伯ジャン2世の子)と結婚
アヴェーヌ家
ジャンヌ・ダヴェーヌ(1350年没) - マルグリットとジャン・ダヴェーヌの娘、ブロワ伯ルイ2世(シャティヨン家)と結婚
シャティヨン家
ギー2世(1397年没) - ブロワ伯、ジャンヌ・ダヴェーヌとブロワ伯ルイ2世の子
ギー2世は1367年7月15日にソワソンをアンゲラン7世・ド・クシーと結婚したイザベラ(イングランド王エドワード3世の娘)に譲渡した。
ヘント家
アンゲラン7世・ド・クシー(1398年没)
マリー・ド・クシー(1405年没) - アンゲラン7世の娘、アンリ・ド・マルルと結婚
マリーは伯領の一部をオルレアン公ルイ・ド・ヴァロワに売却した。
ヴァロワ=オルレアン家
ルイ・ド・ヴァロワ - オルレアン公、1400年にソワソン伯となる
シャルル・ド・ヴァロワ - オルレアン公、1412年までソワソン伯
スカルポン家
ロベール・ド・マルル(1415年没) - マリー・ド・クシーとアンリ・ド・マルルの子、1412年にソワソン伯、1413年にマルル伯となる
ジャンヌ(1462年没) - サン=ポル伯ルイ・ド・リュクサンブールと結婚
ヴァロワ=オルレアン家
ルイ2世・ド・ヴァロワ - オルレアン公、1498年にフランス王ルイ12世となる
クロード・ド・フランス - ブルターニュ女公、1505年にソワソン女伯となる。フランス王フランソワ1世妃。
ルイ12世は領有していたソワソン伯領の一部を王領に併合した。
ルクセンブルク=リニー家
ジャン・ド・リュクサンブール - ジャンヌとルイ・ド・リュクサンブールの子、1462年にソワソン伯となる
ピエール2世・ド・リュクサンブール - ジャンの弟、マルル伯、サン=ポル伯
マリー・ド・リュクサンブール - ピエール2世の娘、サン=ポル女伯、マルル女伯、ヴァンドーム伯フランソワと結婚
ブルボン家
フランソワ・ド・ブルボン - ヴァンドーム伯
シャルル・ド・ブルボン - ヴァンドーム公
ジャン・ド・ブルボン - シャルルの子
ルイ1世 - コンデ公
シャルル・ド・ブルボン=ソワソン - ルイ1世の子
ルイ・ド・ブルボン=ソワソン - シャルルの子
マリー・ド・ブルボン=ソワソン - ルイの妹、カリニャーノ公トンマーゾ・フランチェスコ・ディ・サヴォイアと結婚
サヴォイア家
トンマーゾ・フランチェスコ・ディ・サヴォイア - カリニャーノ公、マリー・ド・ブルボン=ソワソンと結婚
ウジェーヌ・モーリス・ド・サヴォワ=ソワソン
ルイ・トマ・ド・サヴォワ=ソワソン(1702年没)