ソロモン神殿
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ソロモン神殿
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基本情報
所在地
エルサレム旧市街
神性ヤハウェ
建設
製作者ソロモン
破壊587 BC
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聖書に基づき書かれたソロモン神殿の間取り1905年に刷られた間取り

ソロモン神殿(英語:Solomon's Temple)とは、ヘブライ語聖書によるとネブカドネザル2世によるエルサレム攻囲戦 (紀元前587年)(英語版) で破壊されるまでエルサレムにあった聖なる神殿ヘブライ語: ???????????????????: Beit HaMikdash)である。その後建てられる神殿と区別し、第一神殿(First Temple) とも呼ばれる。

第一神殿の史実性については、考古学的根拠が全くないため不明だが、エルサレム攻囲戦までに神殿が存在していたことは学者間で共通認識とされている。神殿の規模や建設年については議論中であり、宗教・政治的にセンシティブな場所であるため最近は調査も行われていない[1][2]

紀元前6世紀になるとエルサレムはアケメネス朝ペルシャの支配下になり、キュロス2世の政策下で、ソロモン神殿のあった神殿の丘第二神殿が再建された。

ヘブライ語聖書によると、紀元前10世紀中頃のイスラエル・ユダ連合王国(英語版)王ソロモンのもと建設され、ユダ王国の時代にはヤハウェ神を奉じ、契約の箱が納められたとされる。ユダヤ人の歴史家フラウィウス・ヨセフスは「寺院は建てられてから四百十年六月十日後に焼かれた」と述べている[3]
聖書における記述

歴代志上22章によると、元々はダビデ王が「主なる神の家」の建設を志し、準備をしていたものの、神の許しを得なかったので、息子のソロモン王が建設を引き継ぐことになった。

それでダビデは言った、「主なる神の家はこれである、イスラエルのための燔祭の祭壇はこれである」と。

ダビデは命じてイスラエルの地にいる他国人を集めさせ、また神の家を建てるのに用いる石を切るために石工を定めた。

ダビデはまた門のとびらのくぎ、およびかすがいに用いる鉄をおびただしく備えた。また青銅を量ることもできないほどおびただしく備えた。

また香柏を数えきれぬほど備えた。これはシドンびととツロの人々がおびただしく香柏をダビデの所に持って来たからである。

ダビデは言った、「わが子ソロモンは若く、かつ経験がない。また主のために建てる家はきわめて壮大で、万国に名を得、栄えを得るものでなければならない。それゆえ、わたしはその準備をしておこう」と。こうしてダビデは死ぬ前に多くの物資を準備した。

そして彼はその子ソロモンを召して、イスラエルの神、主のために家を建てることを命じた。

すなわちダビデはソロモンに言った、「わが子よ、わたしはわが神、主の名のために家を建てようと志していた。

ところが主の言葉がわたしに臨んで言われた、『おまえは多くの血を流し、大いなる戦争をした。おまえはわたしの前で多くの血を地に流したから、わが名のために家を建ててはならない。

見よ、男の子がおまえに生れる。彼は平和の人である。わたしは彼に平安を与えて、周囲のもろもろの敵に煩わされないようにしよう。彼の名はソロモンと呼ばれ、彼の世にわたしはイスラエルに平安と静穏とを与える。

彼はわが名のために家を建てるであろう。彼はわが子となり、わたしは彼の父となる。わたしは彼の王位をながくイスラエルの上に堅くするであろう』。

それでわが子よ、どうか主があなたと共にいまし、あなたを栄えさせて、主があなたについて言われたように、あなたの神、主の家を建てさせてくださるように。

(略)

見よ、わたしは苦難のうちにあって主の家のために金十万タラント、銀百万タラントを備え、また青銅と鉄を量ることもできないほどおびただしく備えた。また材木と石をも備えた。あなたはまたこれに加えなければならない。

あなたにはまた多数の職人、すなわち石や木を切り刻む者、工作に巧みな各種の者がある。

金、銀、青銅、鉄もおびただしくある。たって行いなさい。どうか主があなたと共におられるように」。

ダビデはまたイスラエルのすべてのつかさたちにその子ソロモンを助けるように命じて言った、

「あなたがたの神、主はあなたがたとともにおられるではないか。四方に泰平を賜わったではないか。主はこの地の民をわたしの手にわたされたので、この地は主の前とその民の前に服している。

それであなたがたは心をつくし、精神をつくしてあなたがたの神、主を求めなさい。たって主なる神の聖所を建て、主の名のために建てるその家に、主の契約の箱と神の聖なるもろもろの器を携え入れなさい」。 ? 歴代志上22:1-19


ソロモン王による建設については、歴代志下の2?4章に記述されている。

さてソロモンは主の名のために一つの宮を建て、また自分のために一つの王宮を建てようと思った。

そしてソロモンは荷を負う者七万人、山で石を切り出す者八万人、これらを監督する者三千六百人を数え出した。

ソロモンはまずツロのヒラムに人をつかわして言わせた、「あなたはわたしの父ダビデに、その住むべき家を建てるために香柏を送られました。どうぞ彼にされたように、わたしにもして下さい。

見よ、わたしはわが神、主の名のために一つの家を建て、これを聖別して彼にささげ、彼の前にこうばしい香をたき、常供のパンを供え、また燔祭を安息日、新月、およびわれらの神、主の定めの祭に朝夕ささげ、これをイスラエルのながく守るべき定めにしようとしています。

またわたしの建てる家は大きな家です。われらの神はすべての神よりも大いなる神だからです。

しかし、天も、諸天の天も彼を入れることができないのに、だれが彼のために家を建てることができましょうか。わたしは何者ですか、彼のために家を建てるというのも、ただ彼の前に香をたく所に、ほかならないのです。


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