ソラリアターミナルビルは、九州最大の繁華街である福岡市中央区天神に位置する西日本鉄道(西鉄)最大のターミナル駅である西鉄福岡(天神)駅の駅ビル。駅のほか百貨店・バスターミナルなどで構成される複合商業施設である。
西鉄福岡駅ビル(ソラリアステージビル北側、福岡パルコ本館増床部)とは異なる。 大手私鉄である西日本鉄道(西鉄)による西鉄福岡駅周辺の再開発事業「天神ソラリア計画」の第二期工事かつ主たる建設工事として建設された[4]。駅のほか日本有数の規模を誇る西鉄天神高速バスターミナルや福岡三越(2010年10月1日より岩田屋三越が運営)などが入居している。位置関係としては、西はソラリアプラザと警固公園に、北はきらめき通りを挟んでソラリアステージに接している。東は渡辺通りに、南は国体道路に面している。 かつて西鉄福岡駅(当時)南の高架下に位置していた福岡バスセンター(当時)に出入りするバスやタクシーが渡辺通りの歩道を横断して危険性が増していたことと、警固公園方面から渡辺通方面に向かう動線をバスセンターが分断していた[1]ことから、天神ソラリア計画以前から行われていた西鉄大牟田線(現・西鉄天神大牟田線)連続立体化事業に合わせる形で交通施設の再編を行うことを主目的としており、1階にあったバスセンターを3階に、駐車場入口・タクシーブースを4階に移設し、それぞれのアプローチ部を西鉄大牟田線沿いに南に伸ばして渡辺通りと直接接続しない構造とすることで渡辺通り歩道との平面交差を解消し、あわせてビル1階に複数の東西自由通路を設けることで、渡辺通りと駅西側エリアを面的に接続させることに成功した。
概要