ソユーズTMA-11
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ソユーズTMA-11
ミッションの情報
ミッション名ソユーズTMA-11
乗員数3
発射台
バイコヌール宇宙基地
ガガーリン発射台
打上げ日時2007年10月10日
13:22:39(UTC)
着陸または着水日時2008年4月19日
08:30(UTC)
乗員写真

左からシュコア、マレンチェンコ、ウィットソン
年表

前回次回
ソユーズTMA-10ソユーズTMA-12

ソユーズTMA-11は、2007年10月にソユーズFGによって打ち上げられた国際宇宙ステーションへの飛行であり、第16次長期滞在のクルー2名をISSに運んだ。また、ロシアとの契約に基づきマレーシア人初の宇宙飛行士シェイク・ムザファ・シュコアが同乗し飛行した。帰還時には、ソユーズ宇宙船に初めて女性2名が同時に搭乗した。
乗組員
打上げ時

第16次長期滞在のクルー

ユーリ・マレンチェンコ (4) - 船長 - RSA

ペギー・ウィットソン (2) - フライトエンジニア - NASA

シェイク・ムザファ・シュコア (1) - 宇宙飛行関係者 - マレーシア

帰還時

ユーリ・マレンチェンコ (4) - 船長 -
RSA

ペギー・ウィットソン (2) - フライトエンジニア - NASA

李素妍 (1) - 宇宙飛行関係者 - 韓国

バックアップ

サリザン・シャリポフ - 船長 - RSA

マイケル・フィンク - フライトエンジニア - NASA

ファイズ・カリード - 宇宙飛行関係者 - マレーシア

再突入の不具合

ソユーズTMA-11は国際宇宙ステーションからの離脱後、機器の故障によって緊急時に使用する弾道突入コースで大気圏に突入してしまった。これは前回のソユーズTMA-10でも発生している。

これにより、降下中の乗務員には10Gもの重力加速度が加わった[1]。李素妍飛行士は、頸椎や腰を痛め入院した。

また大気圏への異常突入により予定していた着陸地点から西に475kmも外れてしまい、途中から無線が不通になった。着陸後、ソユーズカプセル内に搭載している緊急時用の衛星電話でクルーの安否が確認された。国際宇宙ステーションからの観測や地上レーダーのデータを元にRSAは直ちに2機のヘリコプターで捜索を開始しクルーを発見した。

2機連続の異常突入のため、ソユーズ宇宙船には潜在的欠陥があると考えられ、設計の確認や、打ち上げ前の機体、軌道上の機体の一斉点検が行われた。その結果、降下モジュールとサービスモジュールの結合箇所の分離用爆発ボルトに問題が見つかり、分離が正常に行われなかったためと判断された(類似のトラブルは、ソユーズ5号でも発生)。このため、これらを改良すると共に、姿勢制御プログラムを更新する事によってこの問題は再発しなくなった。
脚注^ 通常は4G程度

外部リンク

国際宇宙ステーションのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション15S (JAXA)










国際宇宙ステーションへの有人宇宙飛行
1998年-2004年

1998年

STS-88


1999年

STS-96


2000年

STS-101

STS-106

STS-92

ソユーズTM-31

STS-97


2001年

STS-98

STS-102

STS-100

ソユーズTM-32

STS-104

STS-105

ソユーズTM-33

STS-108


2002年

STS-110

ソユーズTM-34

STS-111

STS-112

ソユーズTMA-1

STS-113


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