ソビエト連邦の国章
詳細
使用者ソビエト連邦
採用1923年7月6日(初代)
1958年4月1日(最終版)
クレスト金色で縁取られた赤い星
トースソ連構成国15か国の言語によるモットーが書かれた赤いリボンで束ねられたコムギ
盾鎌と槌、 地球儀 、 日の出
モットー露: Пролетарии всех стран, соединяйтесь!
「万国の労働者よ、団結せよ!」
ソビエト連邦の国章(ソビエトれんぽうのこくしょう、Государственный герб СССР)は、「地球の上に鎌と槌」を描き、これをコムギの穂のリースで囲んだ国章である。
1923年に制定され、1991年のソビエト連邦の崩壊まで使用された。この国章は、紋章学の体系に沿って作られていないため、紋章であるというよりエンブレムという方が正確である(ロシアの伝統的な紋章制定に使われた体系は、ロシア語で「ゲルブ」(герб)と呼ばれる。) ソビエト連邦の国章は、連邦を構成する共和国の数が大きく変わるたびに変更を繰り返した。 ロシア革命後も双頭の鷲が使われていたが、ソビエト連邦建国の際に反動的ということで変更をすることになった。 最初の国章案は1923年7月6日、ソビエト連邦中央執行委員会の第二回会合で赤地に国章が配置された最初のソビエト連邦の国旗とともに了承された。同年9月22日に最終案が作成され[1]、憲法草案の条項に載せるため、さらに手直しされた。 この案は翌1924年に成立した憲法では次のようになっている。Государственный герб Союза Советских Социалистических Республик состоит из серпа и молота на земном шаре, изображенном в лучах солнца и обрамленном колосьями, с надписью на шести языках, упомянутых в ст. 34: ≪Пролетарии всех стран, соединяйтесь!≫ На верху герба имеется пятиконечная звезда. 1936年のソビエト連邦憲法ではザカフカース連邦共和国の解体に伴うアゼルバイジャン共和国、アルメニア共和国、グルジア共和国の新設や、ロシア連邦共和国から中央アジア部分を分割したことにより、連邦構成共和国は11カ国に増えることになっていた。
変遷
1923年から1936年1923年から1936年までのソビエト連邦の国章
ソビエト連邦の国家のエンブレムは、地球の上に鎌と槌が描かれることで構成される。地球は下にある黄色い太陽の光線の中に描かれ小麦の穂で囲まれ、その穂は6つの言語 - ロシア語、ウクライナ語、白ロシア語、グルジア語、アルメニア語、トルコ・タタール語 - で、「万国の労働者、団結せよ!」と書かれた赤いリボンで束ねられている。エンブレムの頂点には、赤い五芒星が配される。
1936年から1946年1936年から1946年までのソビエト連邦の国章