ソニー・マガジンズ
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株式会社ソニー・マガジンズ
Sony Magazines Inc.
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
102-8679
東京都千代田区五番町12-1 番町会館内
設立1979年2月(CBS・ソニー出版として)
業種情報・通信業
事業内容出版物の制作・販売
代表者村田茂(代表取締役)
主要株主ソニー・ミュージックエンタテインメント(100%)
外部リンク ⇒M-ON! BOOKS(現在)
特記事項:1991年4月1日「CBS・ソニー出版」から社名変更。2012年4月1日、株式会社MUSIC ON! TVと合併し、株式会社エムオン・エンタテインメントに商号変更。
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ソニー・マガジンズ(Sony Magazines)は、かつて存在した日本出版社

ソニーグループソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)傘下。

2012年4月1日、音楽専門チャンネル「MUSIC ON! TV」を運営する株式会社ミュージック・オン・ティーヴィと会社統合、株式会社エムオン・エンタテインメントに社名変更された。
沿革
CBS・ソニー出版時代

エムオン・エンタテインメントの会社概要では、1972年2月設立としている[1]

1974年、CBS・ソニー傘下で音楽出版・出版事業を行うエイプリル・ミュージック(現・ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA))が設立された。その後、雑誌・書籍出版部門が分離独立し、1979年、「CBS・ソニー出版」設立。

主力は1977年創刊の月刊音楽雑誌「ギターブックGB」(初代編集長・塚本忠夫はヤマハ出身)。設立当初は「セオリーZ」「見えない洪水 ケースD」などの一般書籍も出版。音楽雑誌は紙が悪く、グラビアページもモノクローム、というのが一般的だった当時、「ギターブックGB」はカラーグラビアに多くの写真、フォーク・ギター講座を企画、更に付録として歌本をつけた。

1983年には8月号として『CYCLE WORLD』が創刊された。CYCLE WORLDそのものは1962年、アメリカ・バイク界で殿堂入りを果たしているジョン・パークハーストにより創刊された老舗バイク雑誌。1971年にCBSがそれを買い取り、CBS・ソニーから日本版が発行されるに至った。発行人は後のソニー・ミュージックエンタテインメント社長・功刀(くぬぎ)良吉。編集人は高城和彦。

1984年創刊の『PATi PATi』。タイトルは拍手の音から付けられた。チェッカーズがデビューした際、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}アイドルっぽいチェッカーズは「ギターブックGB」では編集長・塚本の意向で取扱わなかった。当時の「ギターブックGB」副編集長だった吾郷輝樹がこれに反発して創刊した[要出典]。

同誌は判型を大きくし、カラーグラビアを増やしたところ大きな評判を呼ぶことになる。当時、一般にアイドルバンドと呼ばれていたチェッカーズ、C-C-Bプリンセス プリンセス(当時・赤坂小町名義)なども取り上げ、実力を伴ったミュージシャンとして正当に評価する姿勢を貫いた。ソニー三大色物バンドと呼ばれていたブレイク前の米米CLUB爆風スランプ聖飢魔IIなども早くから取り上げ誌面を割いた。

オーディションやコンテストにも編集者自らが足を運び、新人を見出して掲載するなど積極的な誌面作りを行った。1985年頃から発行部数も右肩上がりになり、人気音楽雑誌に成長する。「PATi PATi」からは「PATi PATi Rock'n Roll」や「PATi PATi読本」など兄弟誌が生まれ、バンドブームをバックアップ、牽引する雑誌の一つとなった。

1987年にはF1フジテレビ系列(FNS)での全戦中継が始まったことや鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリが始まったことに伴い、『CYCLE WORLD』の別冊として、F1専門誌「F1グランプリ特集」(現・「GRAND PRIX SPECIAL」)を発刊。

1988年4月には、J-POPを中心に扱った雑誌『WHAT's IN?(ワッツイン)』を創刊。月刊音楽情報雑誌として、市場を牽引するに至る。編集長には、ダイヤモンド社の『FMステーション』から移籍してきた長谷弘一などが名を連ねた。長谷はのちにソニー・マガジンズ社長に就任、2006年の同社営業権譲渡までその役を務めた[2]
ソニー・マガジンズ改名後

1991年にソニーCBSレコードを買収したことに伴い、社名を「ソニー・マガジンズ」に変更。

1990年初頭にはバンドブームに乗って大きく業績を上げ、一般雑誌にも進出しようと「卑弥呼JAPON」を発刊するも失敗。コミック部門に進出して「きみとぼく」を創刊、1994年にゲーム専門誌「HYPERプレイステーション2」を創刊したものの、バンドブームも終息して主力の音楽雑誌の部数が低迷し、業績は悪化した。その後、書籍部門を強化して「ブリジット・ジョーンズの日記」や「Itと呼ばれた子」などヒットを出している。

2001年にコミック事業から撤退、コンテンツは幻冬舎傘下の幻冬舎コミックスに引き継がれた。

かつての看板雑誌『ギターブックGB』は『Gb』と誌名を変更した後、2003年に休刊。

2004年には雑誌『Lingkaran』を創刊。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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