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ソニック・ザ・ヘッジホッグ
Sonic the Hedgehog
ソニックシリーズのキャラクター
初登場作品ラッドモビール
作者中裕司
大島直人
安原広和
キャラクターデザイン大島直人(オリジナルデザイン:クラシックソニック)
上川祐司
ソニック・ザ・ヘッジホッグ(英: Sonic the Hedgehog)は、セガのビデオゲームに登場するキャラクター、ゲームタイトルそのもの、およびマスコットキャラクターの一人。通称ソニック。また、スピンオフ作品である漫画やアニメーションにも登場している。 姿は、青いハリネズミ(英語でヘッジホッグ)を擬人化したもので、生みの親はキャラクターデザイナーの大島直人、ゲームデザイナーの安原広和、プログラマーの中裕司である[1]。特技は音速より速く走れることで[2]、この能力は彼の登場するゲーム上では重要な部分を占め、[3]また、彼そのものを指す大きな特徴でもある。 100万本以上の販売が見込めるゲームと、セガのマスコットとなるキャラクターとして生み出された[4]。以降、ソニックは世界で最も知られたビデオゲーム・キャラクターの一人となり、彼の名前を冠したゲームは2011年4月までに全世界で7000万本以上を売り上げている[5]。 2005年にはマリオやリンクと共に、メトレオンの「ウォーク・オブ・ゲーム」に最初に選ばれたゲームキャラクターの一人となった。2008年にはイギリス売り上げNo.1の新聞「デイリー・テレグラフ」による最も好きなゲームキャラクターのアンケート調査で堂々の第一位に選ばれた[6]。さらに、ソニック・ヘッジホッグというタンパク質とこれをコーディングする遺伝子の名前にもなっている。 マッキャンエリクソンのカスタマーインサイトディレクターのデビッド・マッコーガンは、アジア人はMade in Japanを楽しくて、おしゃれで、品質がいい、未来の象徴と考えており、アジアの歴史において最も影響力のある人物として、マリオとソニックをあげている[7]。 ソニックシリーズ初代作品であるMD版(海外ではジェネシス)のソニック・ザ・ヘッジホッグは海外では1991年6月23日、日本では同年7月26日に発売されている。 1998年5月31日には、日本の第1号の立体商標として登録されている[8]。 2007年には「マリオ&ソニック AT北京オリンピック」にて、長年ライバルとされてきた任天堂のマリオと初めて競演し、それ以降、たびたび彼との競演する機会が増えている。 2012年11月2日に公開されたディズニー映画『シュガー・ラッシュ』には、敵役であるエッグマンと共にカメオ出演している。 セガグループ再編に伴い、2015年4月1日付で知的財産権はセガからセガホールディングスへ移動した。 2016年5月5日には、アメリカニューヨーク州ロチェスターにあるザ・ストロング国立遊び博物館が発表する世界ビデオゲームの殿堂に第1作目が選出され、殿堂入りを果たした[9]。 1990年4月、セガはマリオに対抗するため、100万本以上の販売が見込めるゲームと、セガのマスコットとなるキャラクターを要求した[10]。第8研から複数の案が提出され、その中にはアルマジロ(マイティー・ザ・アルマジロの元となった)、イヌ、オオカミ、肥満のセオドア・ルーズベルト(Dr.エッグマンの元となった)、ウサギ(耳を伸ばして物を集めるという案があり、のちにこの案はリスター・ザ・シューティングスターに取り入れられた)などがあった[11][12][13][14]。 大島直人はニューヨークを訪れ、これらの候補の描かれたプラカードを持って、通行人にどの案がいいかを聞き出した[15]。 その結果、当初「ミスター・ニードルマウス」(ニードルは針、マウスはネズミの意で2つの語を組み合わせた和製英語)のコードネームで呼ばれていた[4]ハリネズミが一番多く選ばれ、その次に選ばれたのがルーズベルトだった[4][15]。 大島はこのハリネズミが「ジェンダーや人種といった様々な違いを超えて受け入れられた」と感じた[16]。 そして、音速の意であるソニック、ハリネズミの意であるヘッジホッグから、キャラクターの正式名称が「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」に決定した。 15人のグループがメガドライブ版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を作り始め、自分達をソニックチームと名乗るようになった。 ゲームのサウンドトラックはDREAMS COME TRUEの中村正人が作曲した(メガドライブ版のソニック1作目、2作目のBGMを担当)。
概要
歴史
ソニックの誕生
ゲーム製作の開始
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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