ソニックアドベンチャー
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ソニックアドベンチャー
SONIC ADVENTUREジャンル
3Dアクションゲーム
対応機種ドリームキャスト
PlayStation 3
Xbox 360
開発元ソニックチーム(セガ・ソフト8研)
発売元セガ・エンタープライゼス
プロデューサー中裕司
ディレクター飯塚隆
デザイナー飯塚隆
見吉隆夫
小川陽二郎
シナリオ西山彰則
プログラマー片野徹
音楽瀬上純
床井健一
熊谷文恵
美術星野一幸
人数1 - 4人(DC)
メディアGD-ROM(DC)
ダウンロード販売
発売日1998年12月23日(DC)
2010年9月29日(PlayStation 3 / Xbox 360)
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
売上本数385,367本(DC)[1]
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ソニックアドベンチャーDX
SONIC ADVENTURE DX: Director's Cutジャンル3Dアクションゲーム
対応機種ニンテンドーゲームキューブ
Microsoft WindowsWindows XP用 / Steam用)
PlayStation 3
Xbox 360
G CLOUD[注 1]
開発元ソニックチーム
発売元セガ
メディアニンテンドーゲームキューブ用8cm光ディスク
CD-ROM・ダウンロード販売(SEGA PCゲームポータルサイト)
Xi対応端末のクラウドゲーム
発売日2003年6月19日(GC)
2003年12月18日(Windows XP)
2011年10月15日(G CLOUD)
2024年1月23日(Steam)
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
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『ソニックアドベンチャー』(SONIC ADVENTURE)1998年12月23日ドリームキャスト用ソフトとしてソニックチームの製作でセガ・エンタープライゼスより発売されたハイスピード3Dアクションゲーム[2]
概要

ソニックシリーズ初の3次元コンピュータグラフィックスアクションゲーム[注 2]。ゲームシステムが3Dになったことに合わせ、キャラクターに声優によるボイスがつくようになり、設定・デザインも変更され、BGMも打ち込み中心からロック調のものに変わった。以降は3D作品(通称「モダンソニック」)がシリーズの主流となるが、従来の2Dアクションシリーズ(通称「クラシックソニック」)も並行して制作されるようになった。

1998年8月22日東京国際フォーラムにて、『ソニックアドベンチャー』の制作発表会が行われ、『ソニックアドベンチャー』の存在が明らかとなった[3]。プロデューサーの中裕司が出演し、開発中の『ソニックアドベンチャー』のデモプレイが行われ、その他にも主題歌『Open Your Heart』が生演奏された。

シリーズ通しての主人公ソニックを含めた6人のキャラクターそれぞれにストーリーが用意されている群像劇のような構成が特徴である。キャラクターごとに能力とゲームシステムが異なり、違ったゲームを楽しんでいるかの如く何度でも楽しめる、という点を売りにしていた。このシステムはその都度形を変えつつ以降の作品にも採用されている。シナリオも従来のシリーズ作品の単純で爽快なものとは違い、緻密な世界観と設定を下敷きにしたシリアスなストーリーが描かれている。

1999年10月14日には、5ヶ国語やネットワークランキング等に対応した『ソニックアドベンチャー インターナショナル』(SONIC ADVENTURE International)が発売された[4]2003年6月19日には、本作のリニューアル版である『ソニックアドベンチャー.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}DX(デラックス)』(SONIC ADVENTURE DX: Director's Cut)がニンテンドーゲームキューブで発売された。同年の2003年12月18日にはWindows XP版も発売された。

また2010年9月29日に「セガ・ドリームキャスト復刻プロジェクト」の第一弾タイトルとして、PlayStation 3PlayStation Store)とXbox 360Xbox Live Arcade)への移植版(GC版DXをベースにしている)がオンライン配信されている。HD出力に対応しているが、映像はピラーボックスによる4:3での表示となる。

この移植版は、2011年3月4日Steamでも再発売された。2023年12月16日に行われた「ソニック公式ファンミーティングツアー2023-2024 in大阪」イベント[5]で、『ソニックアドベンチャー2』と共に2024年の早い時期にSteamにて日本でも配信開放されることが発表された[6]。後日改めて日本国内Steam版配信を2024年1月23日に開放決定とアナウンスをして[7]、配信開放された[8][9]
開発

本作が発売された頃はドリームキャストなどゲームハードのスペックが大幅に向上した時期であり、表現できる幅が大きく広がることを受け、本作を開発するにあたってキャラクターデザインが大幅に変更された。リファインについては奇をてらうのではなく、順当な正統進化を意識し、頭身を上げたりリアルな質感の表現を目指したという。また、キャラクターに台詞がついたことで、多様な感情表現ができるようにもなり、そういった要素を生かすためのデザインとして、現在「モダンソニック」と呼ばれている全く新しいソニック像が誕生することとなった。その結果として、新キャラクターの追加や別タイトルとのコラボレーションもしやすくなり、ストーリー自体も従来の作品とは異なるシリアスでハードなものにすることができるようになった。

ソニックシリーズのプロデューサーである飯塚隆は2016年9月のインタビューにおいて、元々ソニックシリーズはアメリカが一番のマーケットであり、現在はアメリカ市場を意識したシナリオになっているが、本作と続編の『ソニックアドベンチャー2』は完全に日本人の感性で日本人が書いたシナリオになっている、と語っている[10]

プロデューサーだった中裕司によればドリームキャスト発売日である1998年11月27日時点ではマスターアップしておらず、「多分開発終了から今までの最短で店頭出荷したタイトルじゃないのかなあ。そのためバグが多くてすみませんでした。でも、みんなかなり頑張ってたよね。」と自身のTwitterで回想している[11]。しかし、発売日5日前の12月18日には『ジャングル少年ジャン番外編ドッキンキばぐばぐアニマル』、『ドリームネットPAPA[注 3]の連載や『バーニングレンジャー』で縁のある柴田亜美に対して、中裕司大島直人が好意で渡した事を『ドキばぐ』のエピソードにしている[12]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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