ソドム
ドイツ・バレンシュテット公演(2018年7月)
基本情報
出身地 ドイツ
ノルトライン=ヴェストファーレン州ゲルゼンキルヒェン
ジャンルスラッシュメタル[1][2][3]
ブラックメタル[1][2][3]
デスメタル[2][3]
クロスオーバー・スラッシュ[3]
グルーヴ・メタル[3]
活動期間1981年 - 現在
レーベルSPV/Steamhammer
ドラッカー
ナパーム・レコード
公式サイトwww.sodomized.info
ソドム(SODOM)は、ドイツ出身のスラッシュメタル・バンド。
ジャーマン・スラッシュの代表格であり、日本では「クリーター」「デストラクション」と共に認知されている。デビュー以来3人組のスタイルを頑なに守ってきたが、2018年から4人編成に移行した。トム・エンジェルリッパーを除き、メンバーチェンジが非常に多いバンドである。 ※2021年5月時点
略歴
1980年代主宰トム・エンジェルリッパー(Vo/B) 2005年
1981年、トム・エンジェルリッパー(Vo/B)、アグレッサー(G)、ライナー・フォッケ(Ds)により結成される。
1982年、フォッケが脱退し、クリス・ウィッチハンター(Ds)が加入。
1983年、デモテープ『Witching Metal』をリリース。
1984年、デモテープ『Victims of Death』をリリース。アグレッサーが脱退し、グレイヴ・ヴァイオレイターが新ギタリストとして加入。西ドイツのインディペンデント・レーベルSteamhammerと契約する。
1984年、5曲入りEP『イン・ザ・サイン・オブ・イーヴィル - In The Sign Of Evil - 』をリリース。グレイヴが脱退し、デストラクターが新ギタリストとして加入。
1985年、1stアルバム『オブセスド・バイ・クルエルティ - Obsessed By Cruelty - 』をリリース。本アルバムまではブラックメタルの要素が強い音楽性である。後にデストラクターが脱退(その後、クリーターに加入)。
1986年、新ギタリストとしてフランク・ブラックファイアが加入。3曲入りEP『エクスパース・オブ・ソドミィ - Expurse Of Sodomy - 』をリリース。本アルバムから本格的にスラッシュメタルのサウンドとなる。クリーター、ダーク・エンジェルとともにヨーロッパツアーを行う。
1987年、2ndアルバム『パーセキューション・マニア - Persecution Mania - 』をリリース。
1988年、ライブアルバム『モータル・ウェイ・オブ・ライヴ - Mortal Way Of Live - 』をリリース。
1989年、3rdアルバム『エージェント・オレンジ - Agent Orange - 』をリリースし。西ドイツのナショナルチャートの37位にランクインし、ドイツ国内で10万枚の売り上げを記録する。フランクが脱退(その後、クリーターに加入)。後任に、元アサシンのマイケル・ホフマンが新ギタリストとして加入。
1990年代
1990年、4thアルバム『ベター・オフ・デッド - Better Off Dead - 』をリリース。スタジオのエンジニアの就任のためマイケルが脱退し、当時21歳の無名の新人アンディ・ブリングスが新ギタリストとして加入。
1991年、初来日。
1992年、5thアルバム『タッピング・ザ・ヴェイン - Tapping The Vein - 』をリリース。本アルバムではトムのグロウルがフィーチャーされ、よりデスメタルの要素が強いサウンドとなる。その後アルコール依存症とテクニック不足を理由にクリスが解雇され、元リヴィング・デスのアトミック・シュタイフが新ドラマーとして加入。
1993年、オーストリアの歌手、ウド・ユルゲンスのカヴァー曲を表題にしたミニアルバム『アーバー・ビッテ・ミット・ザーネ - Aber Bitte Mit Sahne - 』をリリース。
1994年、6thアルバム『ゲット・ホワット・ユー・ディザーヴ - Get What You Deserve - 』をリリース。本アルバムから8thアルバムまではハードコア・パンクの要素が強いサウンドとなる。本アルバムでは所謂「オーバーダブ」を施さず、ライブ音源のように3人で演奏した音をそのままアルバムに収録している。ライブアルバム『マルーンド・ライヴ - Marooned Live - 』をリリース。アンディが脱退し、ダーク・ストラーリが新ギタリストとして加入。
1995年、7thアルバム『マスカレード・イン・ブラッド - Masquerade In Blood - 』をリリース。
1996年、ダークがドラッグの使用・売買の容疑で逮捕される。そのため、アルバムに伴うツアーは中止となり、一時活動停止状態に陥る。アトミックが脱退し、ボビー・ショットコウスキ(Ds) とベルネマン(G) が加入。
1997年、8thアルバム『ティル・デス・ドゥ・アス・ユナイト - 'Til Death Do Us Unite - 』をリリース。
1999年、9thアルバム『コード・レッド - Code Red - 』をリリース。
2000年代イタリア・フィレンツェ公演 (2007年6月)
2001年、10thアルバム『M-16』をリリース。クリーター、デストラクションとともにツアーを行う。
2002年、ライブイベント「EXTREME THE DOJO」の第3回目への出演のため、10年ぶり3度目の来日を行う。
2003年、バンコクでのライブを収めたアルバム『ワン・ナイト・イン・バンコク - One Night In Bangkok - 』をリリース。
2006年、11thアルバム『ソドム - Sodom - 』をリリース。9月に「THRASH DOMINATION 06」のため来日し、デス・エンジェル、オンスロート、ドラゴンロードと共演する。
2007年、デビューEP『イン・ザ・サイン・オブ・イーヴル』に当時の未発表曲を加え、発表当時のメンバーで再録した12thアルバム『ファイナル・サイン・オブ・イーヴィル - Final Sign Of Evil』をリリース。クリスにとっては遺作の一つになる。
2008年、9月7日に元メンバーのクリスが43歳で死去。死因は肝不全。
2010年代
2010年にドラマーのボビーが個人的理由により脱退。10月に後任ドラマーに元DESPAIRのマッカを迎える。11月、13thアルバム『イン・ウォー・アンド・ピーシズ - In War And Pieces』をリリース。ホビーは本アルバムまでの担当となった。
ドイツ・ライプツィヒ公演 (2013年6月)
2011年1月13日に元メンバーのダークが死去。死因はオーバードーズ。[4]
2013年4月、14thアルバム『エピトミ・オブ・トーチャー - Epitome Of Torture』をリリース。
2015年3月、「THRASH DOMINATION 15」にて5度目の来日を果たす。
2016年8月、15thアルバム『ディシジョン・デイ - Decision Day』をリリース[5]。
2018年1月、ベルネマン(Gt)とマッカ(Ds)が脱退し、全盛期時代の旧メンバー フランク・ブラックファイア(Gt)が29年ぶりに復帰。他2名が新加入し4人編成に移行[6]。同年11月、4人編成として初の新作EP「Partisan」をリリース。脱退した2名は後にバンド「BONDED」を結成。[7]
2019年11月、昨年に続く新作EP「Out of the Frontline Trench」を発表し、日本では前作とカップリングした企画盤『アウト・オヴ・ザ・フロントライン・トレンチ + パルチザン』としてリリース[8]。
2020年代
2020年、ドラマーのステファン・ハスキーが脱退。後任にトニー・メルケルが加入。11月、4人編成初となる16thアルバム『ジェネシス・ナインティーン - Genesis XIX』をリリース[9]。
メンバー
現ラインナップ
トム・エンジェルリッパー (Tom Angelripper、本名:Thomas Such) - ボーカル/ベース (1981- )
フランク・ブラックファイア (Frank Blackfire、本名:Frank Gosdzik) - ギター (1986-1989, 2018- )
ヨルク・セガッツ (Yorck Segatz) - ギター (2018? )
トニー・メルケル (Toni Merkel) - ドラムス (2020- )
トム・エンジェルリッパー(Vo/B) 2022年
フランク・ブラックファイア(G) 2018年