ソチ・オートドローム
Sochi Autodrom概要
2018年の空撮より
所在地ロシア クラスノダール地方 ソチ
座標北緯43度24分20秒 東経39度57分28秒 / 北緯43.405687度 東経39.957778度 / 43.405687; 39.957778
ソチ・オートドローム(ロシア語: Сочи Автодром、英語: Sochi Autodrom)は、ロシアのクラスノダール地方ソチにあるサーキット。開業前はソチ・インターナショナル・ストリート・サーキット(英語: Sochi International Street Circuit)[1]、あるいはソチ・オリンピックパーク・サーキット(英語: Sochi Olympic Park Circuit)とも呼ばれていた。
2014年ソチ冬季オリンピックのメイン会場を利用したロード/ストリートコースであり、F1ロシアグランプリを開催している。設計者はヘルマン・ティルケ。
目次
1 特徴
2 建設
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
特徴 ソチ・オリンピックパーク
カナダGPが開催されるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットと同じく、オリンピック開催後の競技会場敷地を利用したコース。黒海に面したソチ・オリンピックパークに設営され、全長は5.848kmで、うち1.7kmは公道を使用する。現在のF1開催コースの中ではスパ・フランコルシャンとシルバーストンに次ぐ長さとなる。コーナー数は19。
スタート/フィニッシュラインはオリンピックパーク北端の駅近くにある。メインストレートを通過後、五輪のメダル授与式が行われる中央広場をぐるりと回りこみ、ボリショイ・アイス・ドーム(アイスホッケー会場)、アイスキューブ・カーリングセンター(カーリング会場)、アドレル・アリーナ(スピードスケート会場)、アイスバーグ・スケート・パレス(フィギュアスケート/ショートトラック会場)などの競技施設の周りを巡って1周する。
ジェンソン・バトンは2014年のロシアGP初開催前に「韓国とバレンシアのようなコースをひとつにした感じのサーキット[2]」という感想を残しており、ティルケの特色が前面に押し出された設計になっている[3]。市街地コースのように鋭角コーナーが多く、コース両側はコンクリートウォールに囲まれている。バックストレートエンドのターン14は左に緩く曲がりながら急減速するためコントロールが難しく、2015年にはカルロス・サインツJr.がバリアに衝突して病院へ搬送された[4]。
また、路面が非常にスムーズで、タイヤへの負担が少ない。2014年ロシアGPでは1周目にタイヤ交換を行ったニコ・ロズベルグがそのまま最後まで走り切り、最下位から2位まで挽回した[5]。
建設 2014年ロシアGPを観戦するプーチン大統領
2010年10月、ロシアのプーチン大統領がソチでロシアGPを2014年から2020年まで開催する契約を結んだことを発表した[6]。