ゼンショー
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株式会社ゼンショーホールディングス
ZENSHO HOLDINGS CO., LTD.


種類株式会社
機関設計監査等委員会設置会社[1]
市場情報東証プライム 7550
1997年8月25日上場
略称ゼンショーHD
本社所在地 日本
108-0075
東京都港区港南二丁目18番1号
JR品川イーストビル[注 1]
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度37分44.3秒 東経139度44分26.5秒 / 北緯35.628972度 東経139.740694度 / 35.628972; 139.740694
設立1982年6月30日
(株式会社ゼンショー)
業種小売業
法人番号2010401045277
事業内容レストランチェーンの運営等を行う子会社の統括
代表者小川賢太郎
代表取締役会長社長CEO
資本金269億9600万円
(2021年3月31日現在)
発行済株式総数1億4964万445株
(2017年3月31日現在)
売上高連結:7799億6400万円
(2023年3月期)
経常利益連結:280億8100万円
(2023年3月期)
純利益連結:132億6500万円
(2023年3月期)
純資産連結:1158億3700万円
(2023年3月31日現在)
総資産連結:4695億6300万円
(2023年3月31日現在)
従業員数連結:17,324名(正社員のみ)
(2023年3月31日現在)
決算期3月31日
会計監査人PwCあらた有限責任監査法人[2]
主要株主日本クリエイト 34.61%
小川賢太郎 2.13%
小川一政 2.13%
小川洋平 2.13%
ゼンショーグループ社員持株会 1.83%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口5) 1.27%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)1.13%
(2017年3月31日現在)
主要子会社#グループ展開参照
外部リンクゼンショーホールディングス
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株式会社ゼンショーホールディングス(ZENSHO HOLDINGS CO., LTD.)は、日本の企業。「すき家」をはじめとした多くの外食チェーンスーパーマーケット等を傘下に持つ持株会社である。東証プライム上場企業。

日本の外食産業で初めて株式時価総額が1兆円を超えた業界トップ企業である[3]
概要

「世界から飢餓貧困を撲滅する」を企業理念に掲げ、「世界中の人々に安全でおいしい食を手軽な価格で提供する」ことを使命としている。M&Aによる事業展開に積極的であり、特に2000年以降は、各ジャンルの外食チェーンを次々と買収し傘下に収めている。

連結子会社として、牛丼カレーライスを中心とする外食チェーン「すき家」を運営する「すき家[4]ファミリーレストランチェーン「ココスジャパン」、イタリアンファミリーレストランチェーン「ジョリーパスタ」、丼物とうどんを中心とする外食チェーン「なか卯」、焼肉レストランチェーン「TAG-1」、ハンバーガーなどのファストフード店「ロッテリア」などを有する[5]

海外事業では「すき家」を中国タイなど8つの国と地域で展開している。

社名の由来は、「全部勝つ・全勝」、「善なる商売・善商」、また日本企業であることから「の心で行う商売・禅商」の3つを意味し、1982年の設立時に創業者の小川賢太郎が命名した[6]
沿革
ゼンショーとすき家の起こり

1982年昭和57年)6月にゼンショーとして神奈川県横浜市鶴見区で創業[7]。創業時は横浜工場に本社を併設し[7]トタン張りの工場の一角に事務所を設けていた[8]

創業翌月の同年7月には、京浜工業地帯労働者をターゲットに、持ち帰り弁当店「ランチボックス」1号店として生麦店を出店[7][8]。店舗は京急本線生麦駅東口の国道15号(第一京浜道路)大黒町入口交差点にあった[8]

ところが、注文に応じ複数のおかずを作るオペレーションは手間もかかったこともあり、弁当店「ランチボックス」は経営不振となる[8]。そのため吉野家出身[8]であった創業者の小川賢太郎は牛丼店の出店を思いつき[8]、「すき家」1号店として生麦駅前店を出店[7][8]。これがヒットし、現在のゼンショーグループの礎となった。

のちに「ランチボックス」と「すき家生麦駅前店」は廃業し、本社も移転したため鶴見区の横浜工場と本社、すき家1号店は現存しない[8]。本社と工場の建物は解体されマンションが建設された[8]。「ランチボックス」の建物のみ現存し、ゼンショーグループとは無関係の居酒屋[9]居抜き出店している。

すき家の路面店(ロードサイド店舗)の外観デザインは、赤レンガ調の壁面で屋根には時計台が設置されている。これは横浜市開港記念会館の時計台と横浜赤レンガ倉庫をモチーフとしたもので、創業の地であり文明開化以来の牛肉食文化に縁の深い横浜を象徴したデザインとなっている[8]。また「すき家」の店名は、文明開化により広く食されるようになった「すき焼き」と「好き」を掛けて命名したものである[8]

創業以来たびたび本社を移転しているが、2001年に東京都内へ本社を移転するまでは、本社や関連施設なども横浜市内に置いていた[7]
年譜
株式会社ゼンショー

1982年

6月 - 神奈川県横浜市鶴見区で株式会社ゼンショーを設立[7]。横浜工場に本社事務所を併設[7]

7月 - 持ち帰り弁当店「ランチボックス」1号店として生麦店を開店[7]

11月 - すき家1号店として生麦駅前店(ビルイン店舗)を開店[7]


1986年

8月 - 神奈川県横浜市神奈川区へ本社移転[7]。横浜工場を神奈川県横浜市緑区(のち分区により現在の都筑区)へ移転[7]


1987年

4月 - 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町へ本社移転[7](1986年の移転地とは別の場所[7])。

7月 - すき家の路面店立ち食い)1号店として、水戸店を開店[7]


1989年

1月 - 神奈川県横浜市西区へ本社移転[7](西区北幸1丁目11-15 横浜STビル)。


1991年3月 - 神奈川県横浜市保土ケ谷区に研修センターを設置。

1997年

8月25日 - 株式を店頭登録市場(現・ジャスダック)に店頭公開。


1999年

9月 - 東京証券取引所市場第二部に上場


2000年

7月 - 茨城県の食品スーパーカスミから株式会社ココスジャパンの株式を譲受。


2001年

3月 - 2000年9月の松屋・2001年3月初めの神戸らんぷ亭の値下げに追随し、5日より牛丼(並)を400円から280円に値下げ[10][11][12](2004年2月まで)。牛丼の低価格化競争が激化。

5月 - 株式会社ぎゅあんの株式を取得。

7月 - 東京都港区へ本社移転。

9月 - 東京証券取引所市場第一部に上場。

9月1日 - 日本で初めてBSE感染疑いの牛が発見され、国内でもBSE問題が表面化。詳細は「日本のBSE問題」を参照。


2002年

5月 - セゾングループの西洋フードシステムズ(現・コンパスグループ・ジャパン)からロードサイドレストラン「CASA」の一部店舗を譲受(譲受後にココスに転換)。

10月 - 株式会社はま寿司を設立。回転寿司事業に参入。

12月 - 大和フーヅ株式会社と業務提携。

12月 - 株式会社ダイエーから株式会社ウェンコジャパンの株式を譲受。

12月 - ゼンショー連結子会社の株式会社ココスジャパンが、株式会社ビッグボーイジャパンの株式を譲受。


2003年12月26日 - BSE問題の拡大により、政府アメリカ産牛肉の輸入禁止を決定。

2004年

2月 - グループ会社の本部機能を集約し、東京都港区港南2丁目へ本社移転(2001年移転地とは別の場所)。

2月5日 - 牛丼の販売を休止。主要チェーンでは「なか卯」に次いで2社目。同月には吉野家も牛丼の販売を休止した。

9月17日 - 牛丼の販売を再開(オーストラリア産牛肉使用)。


2005年

2月26日 - 双日株式会社が51%保有していた株式会社なか卯の発行済み株式のうち33%を取得。牛丼のチェーン店で全国第2位規模となる。

8月5日 - なか卯の株式を譲受[7]株式公開買い付けを行い、発行済み株式の60.05%を取得し連結子会社とする。


2006年

4月1日 - ゼンショー100%子会社の株式会社ユーディーフーズが、民事再生手続中のサンビシから営業譲渡により全事業を承継[7]。ユーディーフーズは営業譲渡後に株式会社サンビシへ社名変更[7]

5月31日 - アメリカのココスなどを運営するカタリーナ・レストラン・グループ(Catalina Restaurant Group)を、ゼンショー・アメリカ・コーポレーションの新設子会社と合併


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