ゼルダの伝説_風のタクト
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}ゼルダの伝説シリーズ > ゼルダの伝説 風のタクト

ゼルダの伝説 風のタクト
The Legend of Zelda: The Wind Wakerジャンルアクションアドベンチャー[1]
対応機種ニンテンドーゲームキューブ
開発元任天堂
発売元任天堂
プロデューサー宮本茂
手塚卓志
ディレクター青沼英二
プログラマー岩脇敏夫
森田和明
音楽永田権太
若井淑
峰岸透
近藤浩治
美術春花良紀
滝澤智
有本正直
シリーズゼルダの伝説シリーズ
人数1人
2人(GBA接続による協力プレイ)
メディア8cm光ディスク
発売日 2002年12月13日
2003年3月24日
2003年5月3日
2003年5月7日
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
デバイスゲームボーイアドバンス
ゲームボーイアドバンスSP
GBAケーブル対応
アスペクト比4:3
売上本数 約74万本[2]
約443万本[3]
その他ドルビーサラウンドプロロジックII対応
プログレッシブ対応
テンプレートを表示

『ゼルダの伝説 風のタクト』(ゼルダのでんせつ かぜのタクト、: The Legend of Zelda: The Wind Waker)は、2002年12月13日任天堂より発売されたニンテンドーゲームキューブアクションアドベンチャーゲーム[1]ゼルダの伝説シリーズの1つ。直接の続編に『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』がある[4][5]

2013年9月26日にグラフィックをHDにリニューアルし、ゲーム内容もチューニングした『ゼルダの伝説 風のタクト HD』がWii U専用ソフトとして発売された[6]。以後断りがない場合はオリジナルのニンテンドーゲームキューブ版について述べる。
システム

本作はゲームの基本的な要素という点においては、それまでのシリーズから大きな変化が加えられていない。つまり世界中を冒険するゲームスタイル、ダンジョンと謎解き、それらに付随して発生する副次的な冒険といった要素はシリーズに共通したものである。他にも、崖など飛び越えるべき場所に差し掛かると自動でジャンプするオートジャンプシステムや、対象物をロックオンする注目システムはNINTENDO64版のシリーズで採用されたものである。何種類かの主要アイテムも定番のものが受け継がれている。
注目システム
L注目システムは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』や『ムジュラの仮面』の「Z注目システム」に当たる、本作のアクションの根幹をなす仕組みである。プレイヤーはLトリガーボタンを押すことで、対象物をロックオンすることができる。これによって主人公が動き回っても任意の対象物に照準を合わせ続けることができる。

上記に示した従来の要素に加えて、いくつかの新しい要素が盛り込まれている。例えば、敵の攻撃を読み、隙をついてカウンター攻撃を仕掛けることができるようになる、敵が持っている武器を奪えるようになったなど。風の流れを操って謎を解く方法も新しい要素である。カギづめロープなどの新しいアイテムの導入もこれに当たる。
風のタクト
本作ではタイトル通り、風を操る指揮棒(タクト)を使って物語を進める。主人公は秘宝「風のタクト」と呼ばれる指揮棒を使うことで風向きを操ることができる。他にも風のタクトは決められたパターンに従って振ることで様々な効果を発揮する。この効果をうまく利用して謎を解いてゆく。『時のオカリナ』でいう「時の(妖精の)オカリナ」に近い存在。
ゲームボーイアドバンスとの連動
ゲームボーイアドバンス、あるいはゲームボーイアドバンスSPを、GBAケーブルを使ってニンテンドーゲームキューブに接続することで、主人公をサポートする協力プレイが可能になる。ニンテンドーゲームキューブとゲームボーイアドバンスの内容はリアルタイムで相互に作用しあう。協力プレイヤーはゲームボーイアドバンスをモニターかつコントローラとして操作してメインプレイヤーを補助することができる。例えばゲーム上で様々なアイテムを販売したり、冒険のヒントを出したり、ゲームキューブに表示されるものより詳細な地図を見ることができたり、爆弾を落としたりといったことができる。この連動はゲームを進める上で必ずしも必要なものではない。しかし、連動をすることで遊びの幅をより広げることができる。また、ゲーム進行に関係のないあるアイテムを収集するには連動が必要となる。プレイヤーが実際にゲームボーイアドバンスを持っていなかったり、接続できない場合にはこの機能を使用することができない。
特徴と世界観
シリーズ内の時代

シリーズ内の時間の流れとしては、『時のオカリナ』で大人リンクがガノンドロフを封印してから、数百年後の世界である。そのため、『時のオカリナ』でガノンドロフを封印したリンクが7年前に戻った時点から数か月後である『ムジュラの仮面』や、それから数百年後の世界である、『トワイライトプリンセス』とは異なる時間軸に存在することになる。詳しくはゼルダの伝説シリーズシリーズ内の時代の流れの項や、ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス世界観の項を参照のこと。
グラフィック

本作では「触れるアニメ」というコンセプトが根底に置かれている[7]。本作は3DCGで作成されているが、トゥーンレンダリングと呼ばれる技法を用いており[8][9]、例えば、「風」は空中を白線が流れてゆくことで表現され、「煙」は渦を巻くように、「炎」はなめるように動く。

キャラクター達は大幅にデフォルメされており、主人公のリンクはセリフをしゃべることはないが、豊かな表情を使い分けることで感情を表現している。また、彼の目は様々な物や人に反応する。例えば、リンクが走っている時などに彼の目が何かを追ったならば、それに対して何らかの働きかけを行うことができるかもしれないということを示している。

ゲーム内で用いられている遠近法は、遠方に存在するものすべてが見えているわけではなく、島が遠くにあるうちはシルエットで島影が映し出される。被写界深度は浅く設定されており、離れた場所にあるものはぼやけて見える。
音楽

主人公の置かれている状況に併せて曲が変化したり、BGMと効果音の境界を曖昧にするような工夫がなされている。たとえば、主人公の攻撃が敵に当たるのに合わせて、BGMのコード進行と連動したトゥッティによるヒット音が鳴る。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:90 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef