ゼルダの伝説シリーズ
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ゼルダの伝説

ジャンルアクションアドベンチャー
アクションRPG[注 1]
開発元任天堂
カプコングレッゾなど[1]
発売元任天堂[2]
主な製作者宮本茂(生みの親)[3]
青沼英二(総合プロデューサー)[4]
1作目ゼルダの伝説
(1986年2月21日[5]
最新作ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
(2023年5月12日)
公式サイトゼルダの伝説ポータル
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ゼルダの伝説シリーズ(ゼルダのでんせつシリーズ、: The Legend of Zelda series)は任天堂が開発・発売しているコンピュータゲームシリーズ[6]
概要

1986年の初代『ゼルダの伝説』の発売以来、長きにわたってユーザーに支持されている、任天堂のアクションアドベンチャーゲーム[7]、またはアクションRPG[注 1]。初代『ゼルダの伝説』は宮本茂手塚卓志中郷俊彦近藤浩治などのわずか数人によってファミリーコンピュータ ディスクシステムローンチソフトとして開発された[8][9]

多くのシリーズ作品の共通点として「様々なダンジョンを攻略」「剣をメインとするアクション」「アイテムによる成長」[7]「冒険の舞台が箱庭」などがある[10]

基本的なストーリーはプレイヤーの分身であるリンクガノンなどの敵からお姫様のゼルダを助けるという物語。作品ごとに時代や主人公の設定は異なり、ストーリーも独立したものになっているため、シリーズの途中からでも理解できるものになっている[6]。一方で「ハイラルの歴史」と称されるゲーム上の時系列は存在し、制作者へのインタビューや関連書籍等で度々言及されている(後述の「時系列」の項も参照)[11]

2023年11月8日、任天堂とArad Productions Inc.との共同制作で実写映画化することが発表された。映画製作費は任天堂が50%以上を持つ事で制作を主導し、プロデューサーは『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に引き続き、ゼルダの生みの親である宮本茂とアヴィ・アラッドが担当し、配給・共同出資はソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが行う[12]
ゲームシステム
2Dゼルダ・3Dゼルダ
ゼルダの伝説シリーズは初代『
ゼルダの伝説』『神々のトライフォース』『夢をみる島』『ふしぎの木の実』と2Dのトップビュー(俯瞰)型のゲームシステムを採用しており、「ゼルダの伝説=トップビューのゲーム」という図式が確立された[13]。1998年発売の『時のオカリナ』はこれまでのトップビュー型のゲームシステムから転換し、NINTENDO64の機能を活かし3DCGのフィールドを三人称視点で操作する3Dアクションゲームとなった[14][15]。これまでのゲーム性を損なわない立体表現による臨場感や謎解き、3D空間でのスムーズな剣アクションを実現した[13][16]。このほかサイドビューによる横スクロールアクション(『リンクの冒険』)、シューティングゲーム(『リンクのボウガントレーニング』)などもリリースされている[16]
アクション
武器による攻撃やアイテムの使用など豊富なアクションが可能となっている。3Dになった『時のオカリナ』では「タテ斬り」「ヨコ斬り」「ジャンプ斬り」といった剣術も追加され[17]、『風のタクト』や『トワイライトプリンセス』ではタイミングよく攻撃することで大技を繰り出すことができる[18][19]。また、『スカイウォードソード』ではWiiリモコンプラスによる操作でより直感的なアクションが可能となった[20]
注目システム
『時のオカリナ』以降の3D作品で搭載されている、ボタンを押すことで敵や人物などを自動でロックオンできるシステム。『時のオカリナ』と『ムジュラの仮面』の際は、Zトリガーボタンを押すことから「Z注目システム」と呼ばれた[15]
謎解き・アイテム
ゼルダの伝説シリーズでは、基本的にダンジョンで謎解き用のアイテムを入手し、それを使ってダンジョンを攻略していくゲームデザインがなされている[21]。『風のタクト』ではリンクの目の動きから謎解きのヒントを得たり[22]、『スカイウォードソード』ではWiiリモコンプラスを使ってアイテム操作したり[23]するなど、謎解きの方法は作品ごとにも特徴がある。『神々のトライフォース2』ではこれまでのシリーズと異なり、謎解き用のアイテムを店で購入できるようになっている[24]
高難易度モード
一部の作品では高難易度モードとして「裏ゼルダ」[25]や「辛口モード」[26]、「マスターモード」が搭載されている。「裏ゼルダ」は「表」とダンジョンの構造や謎解き要素が全く異なり、「辛口モード」では被ダメージが2倍になるなどの厳しい条件でプレイすることになる。
グラフィック
『風のタクト』以降、特に3Dゼルダは様々なグラフィックでリリースされており、『風のタクト』ではトゥーンレンダリングを用いたアニメ調のグラフィック[27]、『トワイライトプリンセス』ではキャラクターの頭身が上がったリアルなグラフィックとなり[16]、『スカイウォードソード』はトゥーンレンダリングの技法を部分的に使用したハーフトゥーンという技法でふんわりとした柔らかいグラフィックを実現している[28]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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