ゼインズビル_(オハイオ州)
[Wikipedia|▼Menu]

ゼインズビル市
City of Zanesville

ゼインズビル市中心部
愛称 : "City of Natural Advantages"(自然に恵まれた街), "Clay City"(土の街), "Pottery Capital of The World"(世界の製陶の都), "The Y Bridge City"(Y字橋の街)
位置

右: オハイオ州におけるマスキンガム郡の位置
左: マスキンガム郡におけるゼインズビルの市域
座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯39度56分26秒 西経82度0分26秒 / 北緯39.94056度 西経82.00722度 / 39.94056; -82.00722
歴史
創設1800年[1]
行政
アメリカ合衆国
 州オハイオ州
 郡マスキンガム郡
 市ゼインズビル市
地理
面積 
  市域31.44 km2 (12.14 mi2)
    陸上  30.48 km2 (11.77 mi2)
    水面  0.96 km2 (0.37 mi2)
標高219 m (720 ft)
人口
人口(2010年現在)
  市域25,487人
    人口密度  836.2人/km2(2,165.4人/mi2)
  都市圏86,074人
その他
等時帯東部標準時 (UTC-5)
夏時間東部夏時間 (UTC-4)
公式ウェブサイト : ⇒http://www.coz.org/

ゼインズビル (Zanesville) は、アメリカ合衆国オハイオ州中東部に位置する都市。オハイオ川の支流であるマスキンガム川とリッキング川との合流点に形成されており、合流点に架かるY字橋で知られる。人口は25,487人(2010年国勢調査[2]。ゼインズビルに郡庁を置くマスキンガム郡1郡のみで成る小都市圏は86,074人(2010年国勢調査)[2]の人口を抱えている。より広域的には、ゼインズビルは約90km西に位置する州都コロンバス広域都市圏に含まれており、その人口は230万人を超える[2]
歴史

ゼインズビルは1800年にこの入植地を創設したエベネザー・ゼインにちなんで名付けられた[1]1747年バージニア植民地に生まれたゼインは、1770年に同植民地のオハイオ川のほとり、現在のウェストバージニア州ホイーリングに移り住み、1797年にホイーリングから北西部領土を通ってケンタッキー州ライムストーン(現在のメイズビル、シンシナティ都市圏南東郊)へ通ずるゼインズ・トレイスと呼ばれた道を造った[3]。ゼインはこの道がマスキンガム川を横切る渡津、かつリッキング川との合流点近くにゼインズビルを創設し、渡し船を航行させた[1]。この合流点には1814年、リッキング川の南北両岸とマスキンガム川の東岸を1本の橋で結ぶ、最初のY字橋が架けられた[4]ゼインズビルに置かれた2代目のオハイオ州会議事堂庁舎

1810年、州都がチリコシーから移され、ゼインズビルはオハイオの州昇格以来2代目の州都となった。しかし、その翌々年、1812年には、州都はチリコシーに戻された。その後、1816年に州都はコロンバスに移され、現在に至っている[1]

しかし、州都がわずか2年で移された後も、ゼインズビルは地域の商工業の中心都市として成長した。1840年代には職人や商人が集まり、この地域の豊富な粘土を活かした陶器や、石鹸、蝋燭などが生産された。特に製陶は、19世紀中盤から20世紀前半に至るまで、ゼインズビルの地域経済を支える重要な産業となった。1890年にゼインズビルで製陶を始めたサミュエル・ウェラーは、1910年代には世界最大の製陶業者に成長した。しかし、世界恐慌以降はウェラーの工場の経営は傾くようになり、1948年には閉鎖した[1]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:71 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef