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セヴァーン川
シュルーズベリーのシュルーズベリー城
セヴァーン川(セヴァーンがわ、River Severn)は、イギリスで最も長い川。全長354kmでウェールズのカンブリア山地(英語版)・プリンリモン(英語版)の近くから始まり、一度北東へ流れ、シュルーズベリーの西、イングランドとウェールズの境界付近で東に向きを変え、さらにシュルーズベリー付近から徐々に南に流れ、イングランド西部を縦断する形で進み、ブリストルの北西でブリストル海峡に注ぐ。ワイ川とは流路やその長さも全く違っているが、源流域が近く同じ場所で海に注ぐ。
セヴァーンの名はケルト語に由来するが、もともとどのような意味だったのかははっきりとは判っていない。サブリナ姫(「サブリナ (映画)」参照)がこの川の女神になったとされ、ジョン・ミルトンの仮面劇「コーマス(英語版)」(Comus)などで詠われている。セヴァーン川にかかる第2セヴァーン橋[1]
流域の都市としてはシュルーズベリー、ウスター、グロスターなどがある。支流としてはシェイクスピアの故郷として知られるストラトフォード・アポン・エイヴォンを流れるエイヴォン川やウスター付近から分流するティーム川(英語版)などが挙げられる。
「セヴァーン・ボア(英語版)」と呼ばれる海嘯が起こることでも有名で、地元のサーファーたちに親しまれている。河口一帯には潮間帯、干潟、砂州、塩性湿地、砂利浜および岩石海岸があり、周辺の草地にはコメバミソハギ(英語版)などが生えている。ツクシガモ、チュウシャクシギ、オグロシギなどの水鳥が多く生息しており、1976年にブリッジウォーター湾(英語版)と河口一帯がラムサール条約に登録され、1995年に指定範囲が拡大された[2]。
脚注[脚注の使い方]^ “ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説”. コトバンク. 2018年12月15日閲覧。
^ “Severn Estuary 。Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (1999年1月1日). 2023年3月31日閲覧。
関連項目
アイアンブリッジ (橋)
セヴァーン組曲:エドワード・エルガーが作曲したブラスバンドおよび管弦楽のための組曲。
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