セントールの悩み
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セントールの悩み
ジャンル
学園青春日常ファンタジー
漫画
作者村山慶
出版社徳間書店
掲載誌月刊COMICリュウ
レーベルリュウコミックス
発表号2011年2月号(読切)
2011年5月号 - (連載)
発表期間2010年12月18日[1] -
巻数既刊25巻(2024年2月13日現在)
アニメ
原作村山慶
総監督追崎史敏
監督紺野直幸
シリーズ構成待田堂子
脚本待田堂子、森田繁
キャラクターデザイン渋谷秀
音楽Tak Miyazawa
アニメーション制作絵梦
製作彼方市思想教育委員会
放送局TOKYO MXほか
放送期間2017年7月9日 - 9月24日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『セントールの悩み』(セントールのなやみ、A Centaur's Life)は、村山慶による日本漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメ。第8回龍神賞(銀龍賞)の受賞作品で、『月刊COMICリュウ』(徳間書店)にて2011年2月号に読み切りとして掲載後[1]、2011年5月号より連載中[2]。『COMICリュウ』のWEB版やアンソロジーである『けもも』にも掲載されている。また単行本2巻には『けもも』に掲載された、同作者による『人面犬の恐怖』も収録されている。『月刊COMICリュウ』の連載作としては初めて連載話数が100話を突破した作品であり、2022年4月時点のシリーズ累計発行部数が150万部を突破するなど、リュウコミックスレーベルの作品としては最もロングセラーを記録している[徳 1]。2016年12月にアニメ化企画が進行中であることが発表され[3]、2017年7月より正式にテレビアニメ化されている。

ファンタジー漫画の一種であり、主に様々な形態の人類が普通に生活している世界における一女子高生を中心とした平凡な日常を描いている作品ではあるが、ところどころにディストピアな描写が登場する。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。 (2019年3月)

徳間書店月刊COMICリュウ』主催の第八回龍神賞銀龍賞受賞作品。[4][5]受賞作は2010年12月18日発売の『月刊COMICリュウ』2011年2月号に掲載され[6]、翌2011年3月19日発売の『月刊COMICリュウ』2011年5月号から連載が始まった[7]

この作品が誕生するきっかけは、コミティアの出張編集部に村山が持ち込んだところ、『月刊COMICリュウ』サイドから編集部で改めて話をしましょうとのオファーを受け、『月刊COMICリュウ』編集部で龍神賞向けに制作することを勧められたことによる[8]。『月刊COMICリュウ』編集部との打ち合わせにおいて、本作に似たのを含めてネームが何本か制作されたものの全部没にされ、最終的に通ったネームが本作である[8]

作中で描かれる繊細な筆致と文字の丸さから、「きのこ人間の結婚」の刊行記念に行われたインタビューで太田出版のインタビューアーが村山に会うまで男性であるとはわからなかったという逸話もある[5]。なお、この筆使いは「セントールの悩み」の世界観に合わせてデビューしてから練習によるものである[5]
作者について

学生時代は分子生物学を専攻し[4][9]、大学院修士課程を修了[8]。これは高校生の時期がバブル期に重なり、大学を卒業するころにはバブル崩壊により就職できないだろうと予見していたこと、就職する際にも有益な技術を学んだ方が有利と読んだことによるもの[4]。また、専攻について就職に関する理由とは別に「遺伝子をいじって生物を作るのとかが面白そう」と村山は語っている[4]。ただ、実験動物を扱う際に全身防護の上でゴム手袋をしなければならないが、ゴム手袋にかぶれてしまうため相当苦労したという[4]

同人活動をするきっかけは自身の作品を発表したいという思い[4]と、エヴァンゲリオンの二次創作パロディサイトに触発されたから[8]で、始めた時期は大学院を修了してからのことである[8]

1996年ごろにgeocitiesでサイトを立ち上げ、小説をメインに書いていたが[8]、村山が社会人になる直前ないし大学院生だったころのインターネットは回線速度が遅く、ホームページの容量も限られていたことによる[4]。また、小説はテキストベースであるため詰め込みが利くのに対し、漫画は読み込みに時間がかかる難点があった[4]。その当時誘われた同人活動している友人も小説を手がけていた[4]。同人誌を出したいと思い検索したところコミティアの情報を見つけて参加した[4]。決め手になったのは、規模の大きさとオリジナルオンリーであった[4]。その時出展した作品は個人で4コマ漫画、合同サークルで小説であった[8]。なお、村山の初の漫画作品は大学時代の学生新聞に掲載された4コマ漫画である[8]。後に本職として漫画を描くことになるが、その理由として最後に後付けであると村山は断り入れた上で、小説には純文学や、推理小説などのジャンルがあり、そのジャンルに沿ったものを書かなければならないという制約があること、その反面漫画はジャンル間の境目があまりないことが影響していると述べた[4]

漫画家に転身する前はSEをしていて、2009年の政権交代に際し退職[4][8]。同人活動をし始めた時期は漫画家になれたらいいねという考えであったが、SEを辞する時期には漫画家を志望する気持ちが大きくなり、貯金をしていた[4][注釈 1]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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