University of St Andrewsラテン語: Universitas Sancti Andreae apud Scotos
(University of St Andrew amongst the Scots)
モットーΑΙΕΝ ΑΡΙΣΤΕΥΕΙΝ (AIEN ARISTEUEIN) (ギリシア語: Ever To Excel)
種別古代の大学、国立大学
設立年1410 - 1413年
資金£3480万ポンド[1]
総長
セントアンドリュース大学(University of St Andrews)は、イギリス・スコットランドの東海岸に位置する国立大学である。1413年創立。オックスフォード大学及びケンブリッジ大学に続き、英語圏で三番目に古い名門大学であり、ウィリアム皇太子とキャサリン妃の母校でもある。『ガーディアン紙』[4]『タイムズ紙』[5]イギリス大学ランキング1位(2024年)。[6][7] 創立以来現在に至るまでイギリスの教育と政治を支えてきた[8][9]。同校はスコットランドの大学連合であるユニヴァーシティーズ・スコットランド
概要
セントアンドリュース大学は中世後期や啓蒙期に優秀な人材を多く輩出しており、グラスゴー大学初代総長ウィリアム・ターンブルや、エディンバラ大学初代学務長ロバート・ロロックなども同校で学んでいる。英国王室との関係も深く、ウィリアム皇太子とキャサリン妃のほか、2022年には、故エリザベス女王の孫にあたるレディ・ルイーズ・ウィンザーが入学している。卒業生・関係者・教員からはノーベル賞受賞者5名を輩出している。
主要な国内大学ランキングでは常に最上位にランク付けされており、過去10年間は常に全英5位以内、スコットランドでは不動の1位を貫いている[14][15][16]。QS世界大学ランキングでも世界トップ100に入っており、研究力の側面でも高い評価を受けている[17]。また、学生の教育に対する満足度が高い大学としても有名であり、学生総合満足度ランキングでは全英第1位を獲得している[18]。
沿革大学の紋章
1410年、聖アウグスチノ修道会のセントアンドリュース大聖堂により設立され、講義を開始。1413年、ベネディクトゥス13世の教皇勅書により正式に開学する。同時期にセントアンドリュースが大司教座に指定されたのと相まって、急速に発展した。現在のキャンパスも設立当時と同じ場所にあり、中世の面影を色濃く残す。
セントアンドリュースがスコットランドにおけるキリスト教の巡礼地であったことから、中世にはジョン・ノックスをはじめとして多くの宗教指導者がセントアンドリュース大学で学んだ。この伝統は自然神学講座ギフォード講義に引き継がれ、1888年以来、エドワード・ケアードなどの哲学者やヴェルナー・ハイゼンベルクなどの科学者による講演が行われている[19]。2013年には創立600周年を迎えた。 美術史、生物学、医学、化学、古典学、コンピューター科学、神学、経済・金融、英語・英語教育、地理学、歴史学(古代史、中世史、近代史)、国際関係、経営学、数学・統計、言語学、哲学・人類学、物理・天文、心理学の各学部(スクール)があり、外国人留学生のための35週間の大学予備課程も併設する。 学部はユナイテッド・カレッジ、セント・メアリー・カレッジとセント・レオナルド・カレッジに分かれており、ユナイテッド・カレッジは文系と理系、セント・メアリー・カレッジは神学、セント・レオナルドカレッジは院生と分かれている。 スコットランドの大学ではあるが、3割近くがイングランド出身の学生で占められているため、Scotland's English university(スコットランドにあるイングランドの大学)と揶揄されることもある[20]。また、イギリス国外からの留学生が占める割合も3割に達し、100カ国を超える国々からの学生が集う国際色の強いキャンパスであることも特色である。1776年のアメリカ独立宣言の署名者のうち数名がセントアンドリュース大学卒業者であったことから、アメリカ合衆国との関係が特に強く、学部生の15%がアメリカ人留学生である[21]。
組織
校風および特色