セントレジャーステークス
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セントレジャーステークス
St. Leger Stakes[1]
開催国イギリス
競馬場ドンカスター競馬場
創設1776年9月24日
2017年の情報
距離芝14f115y(約2921m
格付けG1
賞金賞金総額65万ポンド[1]
出走条件サラブレッド3歳牡馬牝馬
負担重量牡馬126ポンド(約57.2kg)
牝馬123ポンド(約55.8kg)
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セントレジャーステークス(St. Leger Stakes)は、イギリスクラシック三冠および牝馬クラシック三冠の最終戦としてドンカスター競馬場芝コース1マイル6ハロン115ヤード(約2921メートル)で行われる長距離適性を審査する競馬の競走である。競走名は18世紀のスポーツ愛好家であったアンソニー・セントレジャー陸軍中将に由来する。出走条件は3歳限定で繁殖能力の選定のために行われるため、騸(せん)馬の出走はできない。世界最古のクラシック競走であり、日本の菊花賞のモデル競走。目次

1 沿革

2 主な前哨戦

3 歴史

3.1 歴代優勝馬

3.2 各回競走結果の出典


4 各国のセントレジャー

5 脚注・出典

5.1 参考文献

5.2 注釈

5.3 出典


6 関連項目

7 外部リンク

沿革

1776年、アンソニー・セントレジャーらによって創設された。当時の競馬はヒート競走が盛んで、若い3歳馬による1回限りで勝負が決着するセントレジャーは人気を博した(この成功を参考にオークスダービーも作られた)。その後、クラシック体系が成立するにつれ、セントレジャーもその中に組み込まれるようになった。

20世紀初頭まではダービーを制する早熟性と長距離を走破するスタミナを併せ持つ馬が最上のサラブレッドと認識されており、セントレジャーステークスはクラシックレースの中でも最高の権威を誇っていた。

20世紀中ごろより徐々に有力馬の挑戦が減少し、レベル低下が顕著である。1970年ニジンスキーがこのレースを勝って三冠馬となったが、これ以降も有力馬の挑戦は増えず、3歳有力馬の多くは凱旋門賞チャンピオンステークスに向かう傾向が強い。牡馬のクラシックホースの挑戦は、三冠がかかっている場合にようやく選択肢に入るかどうかである。ニジンスキー以降、春の牡馬クラシックホースの挑戦は1981年のダービー馬シャーガー(4着)、1987年のダービー馬リファレンスポイント(1着)、2012年の二冠馬キャメロット(2着)のみとなっている。

一方で牝馬クラシックホースの挑戦はそれなりに目立つ。21世紀以降でも2008年のルックヒアー(オークス馬)、2010年のスノーフェアリー(オークス馬)、2011年のブルーバンティング1000ギニー馬)、2013年のタレント(オークス馬)等が出走した。他にもヨークシャーオークスや長距離の重賞を制した牝馬が出走することがあり、2015年には牝馬限定の長距離重賞リリーラントリーステークス(G3)を勝って挑んだシンプルヴァーズ(Simple Verse)が勝利している。
主な前哨戦

主な前哨戦はグレートヴォルティジュールステークス(G2)である。次いでゴードンステークス(G3)が重要だが、近年はグッドウッドカップや他の長距離G2・G3から挑む例も多い。牝馬はヨークシャーオークスや愛オークス、リリーラントリーSなど。他にアイリッシュダービーパリ大賞典などからの直行組もいる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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