センコーグループホールディングス
[Wikipedia|▼Menu]

センコーグループホールディングス株式会社
SENKO Group Holdings Co.,Ltd.
ホールディングス本社が入居する潮見SIFビル
種類株式会社
市場情報東証プライム 9069
略称センコーGHD
本社所在地 日本
135-0052
東京都江東区潮見2-8-10
潮見SIFビル
設立1946年昭和21年)7月20日
(扇興運輸商事株式会社)
業種陸運業
法人番号7120001059653
事業内容総合物流
代表者代表取締役社長 福田泰久
資本金28,479百万円
発行済株式総数157,070,496株(2023年6月28日)
売上高連結:6,962億88百万円
単体:156億56百万円
(2023年3月期)
営業利益連結:255億35百万円
単体:71億24百万円
(2023年3月期)
純利益連結:163億20百万円
単体:33億23百万円
(2023年3月期)
純資産連結:1,791億03百万円
単体:710億58百万円
(2023年3月31日現在)
総資産連結:5,818億50百万円
単体:3,206億72百万円
(2023年3月31日現在)
従業員数連結:23,095人
単体:147人
(2023年3月31日現在)
決算期3月31日
主要株主旭化成株式会社 7.53%
三菱UFJ信託銀行株式会社 2.62%
いすゞ自動車株式会社 2.60%
積水化学工業株式会社 2.19%
主要子会社関連会社の項を参照
外部リンクセンコーグループホールディングス株式会社
特記事項:経営指標は2023年3月第106期有価証券報告書による。
テンプレートを表示

センコーグループホールディングス株式会社(: SENKO Group Holdings Co.,Ltd.)は、東京都江東区潮見に本社を置く日本の総合物流企業である。
概要

貨物自動車運送事業のみならず、鉄道利用運送事業、海上運送事業、国際物流事業、倉庫事業など幅広い物流サービスを提供している。旭化成積水化学工業積水ハウスが大荷主であり、合成樹脂バルク輸送や住宅建材輸送を手がけている点も特徴である。2017年4月1日、持株会社に移行し、社名をセンコーグループホールディングス株式会社に変更、本店を東京都江東区に移転した上で、事業会社のセンコー株式会社を新たに設けた[1]みどり会の会員企業であり三和グループに属している[2]

ルーツは1916年(大正5年)に発足した海運業者の富田商会であり、日本窒素肥料(現在のチッソ:事業会社としてはJNC)の原材料・製品の専属輸送がスタートだった。1941年(昭和16年)に日本窒素肥料の100%子会社となったことに伴い、日窒運輸株式会社と社名変更すると共に、日窒コンツェルンの一員としてその輸送部門を担っていたが、第二次世界大戦の敗戦により、1946年(昭和21年)、財閥解体が発令され、一旦解散することになる[3]

旧日窒運輸社員は新会社の設立を決め、新たに扇興運輸商事株式会社を立ち上げると共に、やがて社名を扇興運輸へと改めつつ、順調に業績を伸ばし、旧日窒コンツェルンの流れを汲むチッソ、旭化成、積水化学工業、積水ハウスといった化学住宅メーカーを大荷主として、石化・樹脂物流や住宅物流をメインとする物流企業へと成長してゆく[3]

1973年(昭和48年)に社名を、カタカナのセンコーに改め、相前後してシンボルマークをグローバルアポロ、コーポレートカラーを緑色と白色と朱色に定める。人目を引くクリスマスカラーの車体にアポロマークが描かれているという、現在のセンコー車両のスタイルが確立したのはこの頃である[3]

近年の動向として、単に物を運ぶだけの運輸業からの脱却を目指し、「流通情報企業」という看板を掲げて、物流システムの情報化を強く打ち出している点が挙げられる。また、化学・住宅系の安定大荷主に頼るばかりでなく、新規顧客獲得を目指した量販・小売等の流通ロジスティクス事業を今後の成長の柱と位置づけ、新規物流センターを積極的に開設している。さらにモーダルシフトに対応した内航海運事業や通運事業、荷主企業の海外生産に対応した国際物流事業、サード・パーティー・ロジスティクス事業者として顧客によるアウトソーシングの要請に応える物流コンサルティング事業にも注力している。

セグメント別に見ると、物流事業が7割弱の売上高を出し、商事事業等が残りの3割を占めるといった構成になっている。物流事業が主力であることには依然として変わりがないが、株式会社丸藤、株式会社スマイル、アスト株式会社といった、近年M&Aにより連結子会社化した企業の業績が寄与し、商事事業が急伸している。
沿革

1916年(大正5年)9月 - 前身となる富田商会を設立。

1936年(昭和11年)2月 - 富田商会が株式会社富田商会に法人化。

1941年(昭和16年)4月 - 商号を株式会社富田商会から日窒運輸株式会社に変更。

1946年(昭和21年)6月 - 財閥解体諸法令の適用をうけて日窒運輸株式会社が解散。

1946年(昭和21年)7月 - 大阪市北区宗是町1番地(現・中之島3丁目)に扇興運輸商事株式会社を設立。

1946年(昭和21年)10月 - 商号を扇興運輸株式会社に変更。

1953年(昭和28年)6月 - 延岡運輸株式会社を合併。

1961年(昭和36年)8月 - 扇興汽船株式会社を合併。

1961年(昭和36年)10月 - 大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。

1970年(昭和45年)10月 - 本店を大阪市北区芝田町65-1に移転。

1973年(昭和48年)10月 - 商号をセンコー株式会社に変更。

1975年(昭和50年)3月 - 大阪証券取引所市場第一部に株式を上場。

1977年(昭和52年)4月 - 株式会社センコー計算センター設立。(現:センコー情報システム株式会社)

1982年(昭和57年)10月 - 株式会社オー・エー・エス設立。(現:センコー商事株式会社)

1985年(昭和60年)8月 - 本店を大阪市北区芝田2丁目7-18に移転。

1990年(平成2年)2月 - 東京証券取引所市場第一部に株式を上場。

1996年(平成8年)7月 - 総合交通・物流研修施設「クレフィール湖東」開設。

2000年(平成12年)8月 - 本店を大阪市北区大淀中1丁目1-30に移転。

2005年(平成17年)11月 -株式会社阪急交通社と包括的な物流業務提携で合意[4][5][6][7]

2007年(平成19年)5月 - 株式会社エーラインアマノの事業を譲受し、センコーエーラインアマノ株式会社を設立[8]

2009年(平成21年)2月 - 東京納品代行株式会社を子会社化[9][10]

2009年(平成21年)7月 - 株式会社丸藤を子会社化[11]

2009年(平成21年)10月 - エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社傘下の、江坂運輸株式会社と阪神運送株式会社を子会社化[12][13]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:138 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef