セルビアの国旗
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セルビアの国旗
用途及び属性?
縦横比2:3
制定日2010年11月11日
使用色







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ロシア国旗。セルビア国旗制定時に参考とされた。国章無しの旗。

セルビア国旗(セルビアのこっき)は、汎スラブ色の横縞3色を配色した国旗。[1] 政府庁舎などに掲揚される公式旗では、旗ざお寄りに国章が配置される。2010年旗に国章の意匠が変更された。

国章の無い旗の上下を逆にすると、ロシア国旗とほぼ同じものになる。
国旗・国章に関する事情

この国旗・国章は、19世紀に展開された民族運動の過程で、セルビア民族主義のシンボルとして定められたものである。それゆえ、セルビア人あるいは、セルビア人と血統が近いとされる民族が主要な地位を占めている複数の国家で、この配色の国旗が用いられている(あるいは過去に用いられていた)。それぞれの国が、この国旗に関して異なった事情を抱えている。
セルビア

2006年6月5日セルビア・モンテネグロを継承する以前から連邦構成国として現在の国旗・国章を使用していた。ワールドカップ・ドイツ大会では、セルビア・モンテネグロのサポーターがセルビアの旗を掲げて自国代表を応援する光景が見られた。

2006年モンテネグロと分離したことにより、国連各機関本部にはセルビア・モンテネグロの国旗に代わってこの旗が掲揚されるようになった。また、スポーツ競技の国際大会でも広くみられるようになった。

また、国章無しの旗が使用されることもある。

1945年から1992年までは縦横比が1:2で、中心に社会主義をあらわす黄色で縁取られた赤い五角星があった。
モンテネグロ

1992年ユーゴスラビア連邦共和国成立から2004年7月11日までモンテネグロでもほぼ同じ配色の国旗を用いていた。縦横比は1:3で中間の青が若干明るい色だったがモンテネグロ人とセルビア人との違いを強調する世論に同調して2004年7月12日に国旗を改めた。

ユーゴスラビア時代の共産党政権下では、セルビアと同じ縦横比1:2の三色旗に赤い星をあしらったものを使用していた。
クライナ・セルビア人共和国?クライナ・セルビア人共和国の国旗

クライナ・セルビア人共和国は、1991年クロアチア国内でボスニア・ヘルツェゴビナとの国境に比較的近い地域に存在したセルビア人居住区の住民がクロアチアの独立に反対して立ち上げた国家である。国旗はセルビアと同じ配色で縦横比1:2となっていた。クライナ・セルビア人共和国は1995年クロアチアの「嵐作戦」により首都クニンを占領され解体した。

詳しくはクロアチア紛争を参照。
スルプスカ共和国の場合?スルプスカ共和国の国旗

ボスニア・ヘルツェゴビナの一部を構成するスルプスカ共和国でも、セルビアと同じ配色の横割り三色旗が用いられている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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