セラチア
[Wikipedia|▼Menu]

セラチア属
キシロース・リシン・デオキシコレート寒天(英語版)上で培養されているSerratia marcescens[1]
分類

ドメイン:真正細菌 Bacteria
:プロテオバクテリア門
Proteobacteria
:γプロテオバクテリア綱
Gammaproteobacteria
:エンテロバクター目
Enterobacterales
:腸内細菌科
Enterobacteriaceae
:セラチア属
Serratia

学名
Serratia
Bizio 1823



S. marcescens

S. proteamaculans

セラチア属(Serratia Bizio)はグラム陰性の非芽胞形成通性嫌気性桿菌真正細菌の一属。名称はイタリアの科学者セラフィノ・セラティに因む。

土壌、水中、動植物中にみられる。ブタンジオール発酵を行い、フォーゲス・プロスカウエル(VP)テスト陽性である。オルニチンデカルボキシラーゼを持ち、ソルビトールを代謝できるが乳糖は利用できない。体温付近で最も増殖し、GC比は52から60。鞭毛を持ち運動性がある。エンテロバクター属、クラブシェラ属に遺伝的に近い。プロディジオシンと呼ばれる赤い色素を生産する特長を持つ。薬剤耐性を持つ株があり弱い毒性を持つ。院内感染の原因菌の一つ。
脚注^ Centers for Disease Control and Prevention. “Public Health Image Library (PHIL)”. 2015年2月18日閲覧。

参考文献

Brock 『微生物学』 (2003年)


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:3315 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef