セトウツミ
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セトウツミ
ジャンル
学園漫画青年漫画
漫画
作者此元和津也
出版社秋田書店
掲載誌別冊少年チャンピオン
レーベル少年チャンピオン・コミックス
発表号2013年5月号 - 2017年12月号
巻数全8巻
話数全59話
映画
原作此元和津也
監督大森立嗣
脚本大森立嗣
音楽平本正宏
配給ブロードメディア・スタジオ
封切日2016年7月2日
上映時間75分
ドラマ
原作此元和津也
監督瀬田なつき
坂下雄一郎
杉田満
脚本宮崎大
制作テレビ東京
ブロードメディア・スタジオ
放送局テレビ東京系
放送期間2017年10月14日 - 12月23日
話数11
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『セトウツミ』は、此元和津也による日本漫画作品、およびそれを原作とした映画テレビドラマ。『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2013年5月号から2017年12月号まで連載。大阪の男子高校生・瀬戸と内海が放課後に川辺[1]で繰り広げる関西弁の会話劇を描いた作品。キャッチコピーは「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」[2]

月刊少年チャンピオン』(同社刊)2015年12月号において、高橋ヒロシの『クローズ』の25周年のトリビュート企画では、瀬戸と内海が『クローズ』について語る『セトウツミ外伝』が掲載された[3]

2016年実写映画化され、7月2日に公開された。2017年テレビドラマ[4]され、2023年に舞台化された。
あらすじ

高校生の瀬戸と内海が河原の階段でたわいもない話をするお話。特に大きな事件が起こることもなく、河原での時間つぶしが繰り返されていく。

もともと何の目的もなく河原で時間をつぶすだけのように見えた二人だが、実は内海には姉の誕生日の2月19日に家族を抹殺しようという計画があり、河原での時間つぶしはそのためのアリバイ作りの意味があった。内海の放火計画実行の当日、突然目の前に焼け死んでいるはずの父と姉が現れる。すべてを悟った瀬戸により段取りが狂わされ、内海の殺害計画は失敗していたのだった。その後初めて父親に逆らった内海は、河原で過ごした時間が自分の中で大きな意味を持っていたことに気づき、もう少しだけ河原で時間をつぶそうとするのだった。
登場人物
メインキャラクター
瀬戸 小吉(せと しょうきち)
本作の主人公の一人。高校2年生の男子。
1970年代UKパンクをモチーフとした、ギザギザの髪型が特徴。先輩を無視してフリーキックを蹴ったのがきっかけでサッカー部を辞めさせられ、暇つぶしのために放課後は川辺にいる。樫村さんに片思いしているが、全く相手にされていない。猫が好きで蜘蛛など虫が嫌い。実家はセトサイクルという自転車屋。天然な性格で、基本的にはボケ役。大吉という名前の兄がいる。
内海 想(うつみ そう)
本作のもう一人の主人公。瀬戸と同じく高校2年生だが、クラスは違う。塾に行くまでの時間をつぶすために、放課後に川辺に赴く。眼鏡をかけたクールな風貌だが、瀬戸をイジるためには全力を尽くす。もともとギフテッドとして両親の期待を背負っていた。しかし後にアスペルガー症候群的な症状が出たことで見限られてしまい、両親の興味はすべて出来の良い姉に向かってしまうことで家庭内での居場所がなくなった。毎日1000円ずつを渡され三食賄うように言われており、ごくたまに姉が弁当を作ってくれる。
樫村 一期(かしむら いちご)
瀬戸や内海と同学年の女子で美人。クラスは瀬戸と一緒。実家はお寺で、内海家の菩提寺である。一会という名前の妹がおり、二人合わせて「一期一会」となる。瀬戸から好かれているが、本人は内海のことが好き。自分に興味を示さない内海を振り向かせようと努力するが、ハツ美からはそれを「あざとい」と言われている。
ハツ美(はつみ)
瀬戸に告白してきた1年生の女子。苗字は不明。瀬戸のことを中学生のころからあこがれており、前に立つと緊張して上手く喋れないが、それ以外の相手には饒舌で毒舌。お世辞にも美人とは言い難い容姿であるが、頭の回転が速く洞察力にも優れている。瀬戸に対するアプローチは空回り気味にも拘らず、内海とは妙にノリの合う所を見せる。
田中 真二(たなか しんじ)
瀬戸や内海と同学年。クラスは瀬戸と一緒。左右対称の名前とセンター分けの髪型から「公平そう」という理由だけで、二人の様々な対決の審判をつとめることとなる。そのうち自らもその役割を自覚するようになり、二人を友だちだと考えるようになるが、二人はそう考えてはいない模様。彼も樫村さんにあこがれている。
蒲生(がもう)
瀬戸や内海と同学年。クラスは瀬戸と一緒。1年生の時は内海と同じクラスだった。あだ名は「ガッちゃん」。岡山県生まれで親戚の家に下宿している。下駄を常用する、一昔前のバンカラ学生のような硬骨漢。瀬戸と内海との出会いに、自身が救われたと感じている。
馬場(ばば)
瀬戸や内海と同学年。野球部に所属しているが、あまり上手くはない模様。顔を覚えられないと瀬戸たちに言われており、作中やドラマではのっぺらぼうとして描かれる。
鳴山(なるやま)
高校の不良の先輩。入学式の日に「挨拶が無い」と称して瀬戸の顔にマジックで落書きするなど、瀬戸との因縁がある。粗暴で意地の悪い言動の反面、河川敷の野良猫(瀬戸が「ニダイメ」と命名した)を可愛がっていたり、危険を顧みずに通り魔を退治するなど、善行を積んでいる描写がある。
バルーンさん
川辺によくいるバルーンアーティスト


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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